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ラフールで、WEBのフロントエンド開発を主に担当しているエンジニアの山田です。
今回、当社プロダクト「ラフールサーベイ」(WEBアプリケーション)のQA(Quality Assurance)を目的として、テスト自動化ツール「Autify」を会社に導入したお話(導入背景〜導入後の効果)と、1月24日(金)に開催されたAutify User Meetupイベントに参加してきたお話をご紹介します。
Autifyとは?
まず、「Autify(オーティファイ)」ってどんなツールなのか?
非エンジニアの方など、ご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので、簡単にこちらのツールをご紹介します。
エンジニアの方向けに、一言で言ってしまうと「自動E2Eテストツール」だったり「自動クロスブラウザテストツール」という表現で紹介すると、少しイメージが湧くかと思いますが、これらはあくまでAutifyの一面に過ぎず、公式サイト(https://autify.com/ja/)では、「AIを用いたQA自動化プラットフォーム」と謳われていることもあり、Autifyでできることは豊富で、そう単純に一言で語れるものではないかと思っています。
* E2Eテスト: 「E2E」は「End to End」(端から端まで)の略で、「User Interfaceテスト」とも呼ばれており、WEBの場合はブラウザを操作し、操作した結果が期待通りとなっているかを確認するテスト
* クロスブラウザテスト:同じテストシナリオを、指定したすべてのWEBブラウザにおいて実行した場合、同じ表示、同じ動作を再現できることを確認するテスト
いずれにせよ、着目したいキーワードとしては「自動化」で、WEBアプリケーションのQAにまつわる色々と面倒な作業を自動化してくれるツール(サービス)となっています。
Autify導入背景
では、そのAutifyをなぜ当社で導入することになったのか?
Autify導入前にあった当社開発チームのQAに関する課題として主に、次の2点がありました。
1. IEを含めたE2Eのクロスブラウザテストは人海戦術で行われていた
2. 仕様が変わる度に、テストコードを変更して管理する必要があった(テストコードはテストコードが読み書きできるエンジニアしかメンテナンスができなかった)
Autify導入効果
Autifyを導入した結果、上記2点の課題に対して見事に効果を発揮しました。
E2Eのクロスブラウザテストを人海戦術でやらずに済むようになった
テストスケジュール登録の際、AutifyのGUI上でテスト環境を選択してテスト実行を予約すれば、複数環境(ブラウザ)で自動的にテストが実行されるようになり、E2Eテスト実行のために人の工数を割かないで済むようになりました。
Slackと連携することで、テスト結果の通知をSlackにメンションすることも可能です。
テストコードが読み書きできない非エンジニアでも、簡単にE2Eテストを実施できるようになった
当社は現在、オフショア開発も利用しています。
Autify導入前後に、本当にたまたまなのですが、オフショアでQAエンジニアを一名追加アサインしてもらえました。
そのQAエンジニアの方はテストコードを読み書きすることができませんが、Autifyを使えばテストシナリオを簡単に登録して、テスト実行まで実施できるので、現在は主にオフショアのQAエンジニアの方にテストシナリオの登録〜テスト実行までをお願いしています。
E2Eテストに関する工数を割かなくて済むようになった分、新機能の開発など、プロダクトを前に進めるための開発にリソースを注ぎ込めるようになりました。
テスト用のコードを書くことなく、画面上で要素をクリックして検証したい内容を選択するだけで、非エンジニアでも簡単にテストシナリオが作成できます。
アプリケーションを動かさなくても各画面の表示パターンを把握できるようになった
また、副次的な効果として、Autify導入前から個人的に魅力を感じていたのが、Autifyに登録されたテストシナリオを見れば、アプリケーションを動かさなくても各画面の表示パターンを把握できるようになったことが挙げられます。
これによって、いちいち、同じ画面の表示パターンを確認するために色んなアカウントで実際にログインしたり、色々と操作して確認する必要がなくなりました。
Autify初のMeetupイベントに参加
2020年1月24日(金)、不動産テック事業を展開するGA technologiesさんの東京本社オフィス(住友不動産六本木グランドタワー40階)を会場にして、Autify初のUser Meetupイベントが開催され、一ユーザーとしてイベントに招待いただきました。
イベント最初のトークテーマは、オーティファイ社長の近澤さんより、今後、Autifyがクリアを目指す中長期的なPhaseのお話から、2020年ロードマップのご紹介、リリース予定の新機能についてなどをお話いただきました。
https://speakerdeck.com/autifyhq/autify-user-meetup-number-1
現段階では、手動テストの自動化率を上げることに注力されていますが、今後のAutifyの進化に更なる期待が寄せられる講演でした。
3社限定のLT会にて登壇
Meetupイベントの中で、有志で3社分のLT枠が設けられていたので、当社の紹介を兼ねて登壇させていただきました。
自分からは、『QAエンジニアがいない開発体制でAutifyを導入した効果について』というタイトルで、Autify導入背景から使用感、ちょっとしたTips的なことをお話しさせていただきました。
会場が思っていた通り広く、おまけに大型モニターが2つもあって緊張してしまいましたがw、なんとか最後まで話すことができ、登壇後の感想では、JSを利用したTipsが面白かったとも言っていただけました。
LT会の後の懇親会では、普段、Autifyの使用サポートをしてくださっているオーティファイ社のスタッフの方々や、他社のAutifyユーザーの方々とお話しすることができ、他社での活用事例のお話などが聞けて、とても充実したイベントになりました。
今後も、テスト自動化だけにとどまらず、オーティファイ社が掲げるミッションである「技術の力で世界中の人々の創造性を高める」の動きに大いに期待したいと思っています。
さいごに
今回ご紹介したAutifyなどのツールを積極的に活用しつつ、当社プロダクト「ラフールサーベイ」の開発を推し進めてくださるエンジニア/デザイナーを積極募集しています。
「メンタルヘルステック」というキーワードにピンときた方、是非とも、お気軽に「話を聞きに行きたい」から会社に遊びに来てください。