「職住一体」って言葉を最近よく耳にする。
まるで桃源郷のように憧れるひともいるようだ。
わたしの生活はまさしく「職住一体」
「つくる」
「かせぐ 」
「たべる」
「ねる」
が同じ場所でおこなわれる。
すべて完結している。
でも、そこに集う仲間はそうではない。
そうすると、不思議と一方的に裸をみられている感覚に陥る。
「たまには君の裸もみせなさいよ」っていいたくなる。
さらけだすセンスと
適度に覗き見するセンスが
ちょうどいいところで釣り合う必要があって。
踏み込んで貰いたくないライン
踏み込まない方がよいであろうライン
踏み込むのをためらうライン
その曖昧でユラユラしているラインを眺めながら
しかも決して犯さない
それを楽しめるひとにはなんて快適な「職住一体」
主宰 田中英一