「スポーツ&カルチャーで、世界を狙え。」
そんなテーマを掲げて、28卒の学生たちが倉敷に集まりました。
今回、クラビズが開催した「2days仕事体験 経営塾 ~スポーツ&カルチャーで世界を狙え~」。
テーマは、クラビズが運営する倉敷発のサッカーチーム「FCオニト倉敷」を起点に、スポーツやカルチャーを掛け合わせた新規事業を考えること。
ただし、今回のお題には「植物園」や「温泉」のような、分かりやすい答えの入口はありません。
「何をやる?」だけではなく、
「なぜ倉敷でやるの?」
「なぜクラビズがやるの?」
そこまで考えて、自分たちなりの事業をつくる。
そんな、かなり難易度の高い2日間です。
前回の舞台は、吉備中央町。
実は今回のインターンは、2本立て。
第一弾では、吉備中央町を舞台に、植物園跡地や温泉といった「地域にすでにある資源」をどう事業に変えるかを考えました。
そして第二弾の舞台は、私たちクラビズのホームタウン・倉敷。
今回は、もっと自由です。
スポーツ。
カルチャー。
街づくり。
一見すると、何をしてもよさそうなテーマ。
だからこそ、「自分たちは何をしたいのか」が問われます。
「面白そう」だけでは、事業にならない。
初日は倉敷駅に集合。
会場となったのは、クラビズが運営するCafe&Bar KAGです。
まずは、学生一人ひとりが事前課題として考えてきた事業アイデアをプレゼン。
今回、学生たちにフィードバックをしたのは、クラビズ代表の秋葉、執行役員、経営企画室長。
普段の学生向けインターンでは、なかなか対峙することのないメンバーです。
「それって、誰に必要なの?」
「なぜ倉敷なの?」
「それをクラビズがやる意味は?」
次々と飛んでくる質問。
自分では「面白い」と思っていたアイデアも、少し角度を変えて見てみると、まだまだ考える余地がある。
学生たちは、自分の提案に足りないものを探し始めます。
倉敷を知らずに、倉敷の未来は語れない。
午後は、倉敷美観地区へ。
ここからは、ただの街歩きではありません。
地元の方に案内していただきながら、倉敷の歴史や文化、産業の成り立ちを歩いて学びます。
実は、今の倉敷の街並みは、最初からあったものではありません。
かつて海だった土地が干拓され、綿花やい草の栽培が始まり、そこから繊維産業が発展していく。
そして大原家や倉敷紡績など、現在の倉敷につながる産業や文化が生まれていきました。
「きれいな観光地」として見るのと、
「なぜ、この街が今の姿になったのか?」
と考えながら歩くのとでは、見える景色がまったく違います。
学生たちも、少しずつ「倉敷で事業をする」ということの意味を考え始めていました。
サッカーだけじゃない。クラビズの「熱源」のつくり方。
そして夜は、Cafe&Bar KAGへ。
この日は、倉敷の歴史と未来を知る2人の特別ゲストにも参加していただきました。
倉敷の文化・産業に深く関わる大原家の大原碩人さん。
そして、地元企業で働きながらFCオニト倉敷の選手としても活動する藤木大輔さん。
さらにクラビズ代表の秋葉も一緒に、倉敷まちなか盆踊りや「街場の学校」など、クラビズがこれまで仕掛けてきた街づくりについての話も聞く時間になりました。
そして、そこで見えてきたのが
サッカー、飲食、アート、自社ブランド、WEB、デザイン。
一見すると、バラバラに見えるクラビズの事業です。
でも、その一つひとつが地域との接点になっている。
人が集まる場所をつくる。
新しい文化を生み出す。
街に関わる人を増やす。
そうした活動の積み重ねが、地域の「熱源」になっていく。
学生たちは、少しずつ「なぜクラビズがスポーツやカルチャーに取り組むのか」という問いの答えを探していきました。
そして、また考える。
2日目。
学生たちは、前日に得た情報やフィードバックを持ち寄り、チームで最終プレゼンをつくります。
ところが、なかなか簡単には進みません。
「この案、本当に倉敷でやる意味ある?」
「FCオニト倉敷とどうつながる?」
「そもそも、誰に届けたい?」
考えれば考えるほど、最初のアイデアに違和感が出てくる。
一度つくった案を白紙に戻すチームもありました。
でも、それでいい。
今回のインターンで求めていたのは、最初から正解を出すことではありません。
「なぜ?」を繰り返して、自分たちなりの答えをつくること。
時間ギリギリまで、学生たちは議論を続けました。
「なぜ倉敷?」「なぜクラビズ?」に答える。
そして、いよいよ最終プレゼン。
審査員には、クラビズ代表の秋葉、内田執行役員、そして前日のゲスト・大原さん。
ここで求められたのは、単に「面白そうなイベント」を考えることではありません。
FCオニト倉敷を「地域の熱源」として捉え、
スポーツと飲食をどう掛け合わせるか。
アートやカルチャーをどう巻き込むか。
地域の商品や体験とどうつなげるか。
そして、それによって倉敷の街に何が生まれるのか。
最後に問われたのは、
「なぜ倉敷なのか」
「なぜクラビズなのか」
という、最初から学生たちが向き合ってきた問いでした。
答えがないから、おもしろい。
今回の2日間は、決して簡単なインターンではありませんでした。
「スポーツ」「カルチャー」「街づくり」という自由度の高いテーマだからこそ、考えれば考えるほど迷う。
「これで本当にいいのか?」
そんな葛藤も、何度もあったと思います。
でも、クラビズの仕事も同じです。
地域の課題に向き合い、新しい事業を考え、誰かを巻き込みながら形にしていく。
最初から「これが正解」と決まっている仕事ばかりではありません。
だからこそ、
「自分だったらどうする?」
を考える。
今回のインターンで学生たちに体験してほしかったのは、まさにそんな仕事の面白さでした。
「旅をしてほしい。」
最後に、クラビズ代表・秋葉から学生たちへ、こんな言葉がありました。
「旅と旅行は違う。旅をしてほしい。」
効率やタイパが重視される今だからこそ、時間をかけて、その場所を知る。
人と話す。
自分の目で見る。
一見すると遠回りに見えることの中に、本質がある。
今回、学生たちは2日間かけて倉敷を歩き、人の話を聞き、考え、迷い、そして自分たちなりの答えをつくりました。
もしかすると、それ自体が一つの「旅」だったのかもしれません。
地方にいることは、ハンデですか?
クラビズは岡山県・倉敷にあります。
東京でも、大阪でもありません。
でも、だからこそできることがあります。
街のすぐそばで仕事をする。
自分たちで店をつくる。
サッカーチームをつくる。
イベントを仕掛ける。
地域の人と一緒に、新しい事業を考える。
WEBやデザインだけではなく、スポーツ、飲食、アート、D2Cなど、さまざまな事業を通して地域と関わっていく。
今回の2つのインターンも、その一例です。
吉備中央町では「すでにある地域資源から、何をつくるか」。
倉敷では「この街で、なぜ自分たちがやるのか」。
舞台もテーマも違いましたが、共通していたのは、
答えのない問いに、自分の意思で向き合うこと。
地方で働くことは、都会でできることを地方でやることだけではない。
その土地だからこそ見えるもの、その土地だからこそ生まれる仕事がある。
そんな可能性を、クラビズで一緒に探してみませんか?
参加した学生からは、こんな声も。
「結論を出すことを求められ、そこに対してフィードバックをもらえる環境がすごく有益でした。」
「“なぜ?”を解決するために頭をフル回転させることで、大きく成長できました。」
「難しかったけど、とても楽しくてためになる時間でした。」
2日間、簡単には答えの出ない問いに向き合ったからこそ出てきた言葉だと思います。
参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました!
また倉敷で会える日を、クラビズ一同楽しみにしています。