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[代表取締役|矢野浩一]2023年春、これからの“働く”について思うこと

2020年以降、長らく「制限のかかった暮らし」に慣れてしまいました。

しかし、この春から新しく動き出そうと思ってる人も多いのではないでしょうか?僕もその一人です。

ちょうど40歳になり、会社は16年目。

経営者として、ひとりの社会人としてこれからの“働く”ってことについて少しだけ記します。

働くの語源


働くとは、「傍(はた)を楽にする」という意味があります。自分以外の人を楽にさせるということですね。

身近な人を助ける、楽しませる、寄り添ってあげる…などいろんな行動に移せそうです。

お金を稼ぐために働くのももちろん大切ですが、誰かのために働く人生はとても素敵だと思います。

令和の“働く”

2012年ごろから、クジラ株式会社では「社会に必要とされる企業」を目指してきました。僕自身、ただお金を稼ぐためだけのビジネスでは“替えが効く仕事”にしかなってないことに気づいたからです。

社会の混乱も落ち着き出した2023年、これからの仕事や人生について深く考えた人や、新しくスタートする人も多いのではないでしょうか。

僕は、このタイミングで強く言いたいです。

「誰かにとって替えの効かない仕事をすること」こそこれからの働き方だと思います。

お金以外のものさし

高度経済成長期のような、国全体が経済的に潤う様な追い風もありません。

でも牛丼は300円程度で食べられるようになり、100円ショップでもたくさんのものが揃う時代です。

これからの幸福度を測るものさしは、お金ではなくて「他人や社会から、いかに必要とされているか」です。


2012年に大きく転換したクジラ株式会社の経営方針は、10年の月日を経て多くの「クジラに頼んで助かった」のお声を頂ける会社になりました。

自分の存在価値を、お金や地位で主張する時代は終わりを迎えそうです。

じゃあ、どうする?

そんな中、他人や社会に必要とされるってどうすればいいのでしょう?

僕は、「仕事において、唯一無二を目指す」ことだと思います。

小さな会社を15年経営してみて、毎日奮闘する中で「特定の分野のスペシャリストは尊い」ということを何度も実感しています。

ワークライフバランスという言葉が当たり前になった世の中で、仕事に熱中して、スペシャリストを目指すという人生もなかなか良いものです。

青春は、大人になっても続く。

何かに熱中し続けた先で、素敵な出会いが待っていると信じて、僕は今日も働きます。

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