今回はエンジニアリング領域のエンジニア、satさん(仮名)へのインタビューをお届けします。
20年以上にわたってK3のエンジニアとして活躍し続けているsatさん。豊富なキャリアを持ちながらも、常に新しい事を学び挑戦を続けるsatさんに、K3のこと、仕事への思い、そして今後挑戦してみたいことなど、さまざまなお話を伺いました。
※個人情報保護のために仮名表示をしています。
<メンバープロフィール>
仮名/sat
入社年/2001年
所属/CPS事業部 北陸ユニット(エンジニアリング領域)
コメント/
自分の身の回りの物事を効率化したり自動化したりする技術に興味を持っています。あとは、文鳥を飼っているので、文鳥の身の回りを良くする技術(IoTなど)にも興味があります。
趣味は、お寺や神社を参拝するのが好きです(詳しくはありません)。休日は文鳥の世話をしたり、家族と出掛けたりしています。カバー画像は、私の好きなお寺の門に置かれている香炉です。
<表記> I:Interviewer S:sat
卓球台の面接から始まったK3での自由な働き方
I:まずK3との出会いについて教えてください。
S:K3は、大学の就職活動で知りました。「研究所」という名前が面白かったので興味を持ちました。募集要項やWebを調べてみると、「桐」や「松」、「松風」といった聞いたことのある名前のソフトが並んでおり、松風は無料で使えた(体験版だったかも)ので、ダウンロードして使ってみました。松風はワープロソフトなのですが、マークアップ言語でデータが保存されていて、先進的だなぁと思った気がします。
I:面接などの雰囲気は覚えていますか?
S:面接は、東京と金沢の2か所で実施しました。金沢オフィスは当時かなり古い建物に入っていて、物置のようなところに置かれた卓球台を机代わりにして面接したと記憶しています。今思えばちょっと変な状況でしたが、そのときはその雰囲気が面白く感じ、入社を決めました。
I:当時の金沢オフィスはひどかったですよね。(笑)今でも見栄えなどはあまり気にする文化はないですが、当時は、今以上に、「周りからどう見られているか」を気にしていなかったんでしょうね。
S:そうかもしれないです。でも、私は、ソフトウェアがやれれば良いと思っていたので、あまり気にならなかったです。
I:社内の雰囲気はどうでしたか?
S:当時は、大学の研究室の延長のような印象で、時間や服装に関する決まりがあまりなく、働きやすい環境でした。若いころは、会社に泊まったりもしていましたし。それも、業務ではなくて、自分が気になることを調べたり色々プログラムを書いているうちに夜中になる…という感じでした。自分がやりたいことのために、会社のリソースを上手く使っていた気分です。今は会社に泊まったりすることはないですが、勤務形態は自由が効きますし、服装も指定はないので、元々の雰囲気は残っていると感じています。
I:今は、どのような働き方をされていますか?
S:現在は、裁量労働の形で仕事をしています。自分の都合から基本的にはオフィスに出社していますが、子供の送迎や地区の行事などで、オフィスに出るよりも自宅で作業した方が効率的だと思ったときは、テレワークしています。時間や場所の面でとても融通がきくので助かっています。
“やればできるはず”──挑戦が成長につながる
I:入社してからこれまではどういうお仕事をされてきましたか?
S:主に携帯電話(ガラケーやスマホ)向けのソフトウェア開発に関わってきました。
最初はUIの一部を改造するといった仕事を担当し、それから Bluetooth通信機能の開発や、アプリ開発を担当しました。K3が携わっているプロジェクトでは、他にはないオリジナルな機能を実現する局面がよくあります。前例が少ない中で要求をどう実現するか考えるのは大変ですが、その分とてもやりがいを感じます。
I:様々なプロジェクトに関わって来られたと思いますが、特に印象に残っているプロジェクトを教えてください。
S:世界地図上に都市をプロットする機能を開発したのですが、これがとても印象に残っています。地図の専門家というわけでもなかったので、色々な図法について調べたり、都市の緯度経度から地図上のX/Y座標を求めるための計算式を考えたり、地図を高速に描画する方法を探したりと、とにかくよく考えたことを覚えています。なんとか形にできて、「イイね」と言ってもらえたときは嬉しかったです。
I:それはソフトウェア以外の知識やスキルも多く必要とする仕事ですね。
ところで前例がないことに対して、どうやって取り組んでこられたのでしょうか?
S:さまざまな経験の中で技術的な知見を得ているので、まずはそこが引き出しになります。
I:経験が浅かった頃はどうでしたか?
S:大学はそこまでガリガリとプログラムを書く学科ではなかったので、入った時点ではソフトウェア開発の経験はそこまでありませんでした。ただ、何事も「やればできるはずだ」と思っていました。今は知らなくても、学べばきっと分かるし、分かればできるようになるはずだと。実際そのとおりで、やっていく中で少しずつ理解も深まっていきましたし、そのうち自分の作ったモノが動く楽しさもわかってきて、そこからはどんどんのめり込んでいきましたね。
「やればできるはずだ」という気分は今も変わらないです。今、AIなど新しい技術もどんどん出てきていますが、基本的には調べれば分かりますし。自分だけではなく、同じ気分のメンバーは多いような気がします。もちろん色々なキャラクターのメンバーがいるので一括りにはできませんが、ここ数年で入って来た若手メンバーも同じようなマインドを感じますね。
I:チャレンジをし続けることで、やれることが大きくなってきてるんですね。
昔の自分と違うと感じることはありますか?
S:あまり振り返ったことがないですね。今面白いことをやるだけなので、過去はあまり重要じゃないというか興味がないです。ただ、今振り返ると、最初の自分からみると成長していると思います。
I:(謙虚…!)
経験を積んでくると、何かをやろうとしたときにその方向性や手段など見通しが立てられるようになると思いますが、そういうことができるようになったのはいつ頃からですか?
S:入社してどのくらいかは覚えていないですが、リーダーとして仕事をするようになってからですかね。メンバーの進捗を管理したり、サポート方法を考えていくなかで、見通しも立てられるようになった気がします。
I:見通しが立てられるようになったからリーダーになったのではなく、リーダーになったからそれができるようになったんですね(satさんをリーダーにアサインした人は偉いなー)。
リーダーをやってみてどうでしたか?
S:一人でできないこともできるようになるのは面白いです。色々な人がいるというのも分かってきますし。
I:やりたい事のための選択肢が増えたという感じですか?
S:そうですね。
やったことがないから楽しい─勉強も新領域への挑戦も『楽しさ』のため
I:では、今のお仕事について伺ってもいいですか?
S:現在はWebシステムの開発や保守に携わっています。システムの不具合調査や、改善点の提案などが主な業務です。これまで担当してきた業務とはやや異なるタイプの仕事なので、日々色々なことを勉強できて面白いです。
Webシステムの構築は、手順書に従って手作業で実施することが多いようです。(スクリプトを組み合わせて自動化されている箇所も多々ありますが、それでも手作業は多い。)
なので、これまで自分が身につけてきた開発経験を活かして、コードベースでのシステム構築など、ニューカマーならではの視点で関わっていけたらいいなと思っています。改善できそうなところがまだまだあるので、しばらく楽しめそうです。
I:ご自身がやりたい事とは別に、周りから求められていると感じることはあります。
S:技術の話だけではなく、ビジネスサイドまで視野に入れた提案なども求められていると感じる時はあります。ただ、まだビジネスの勉強は全然できていないです。
I:それはとても新しい領域ですね。そのくらいの飛躍があっても、やったことがない新しいこととして楽しめそうですか?
S:そうですね。やれたらやりたいな、とは思っています。まだ全然わかっていないですが、技術的な仕事でこれまでやってきた、仮説を立てて検証したりモデル化して考えるといったところはビジネスでも通ずるところはあるのかなと。考えることがたくさんあって楽しそうです。
I:なるほど。退屈しなさそうですね。(笑)
その他に、今後やっていきたい事はありますか?
S:現在の業務のためにも、クラウド技術(AWSやAzureなど)のスキルを身に付けたいと思っています。他には、AIに関する技術も細々と勉強中です。
I:「勉強」というキーワードが何度か出ていますが、Sさんから見て、K3のなかですごく勉強している人は何パーセントくらいだと思いますか?
S:割合では分からないですが、それぞれのプロジェクトのリーダークラスの人は特に勉強されているように思います。勉強するだけでなく、他のメンバーへのアウトプットにも積極的な方もいるので、いつもすごいなと感じていますし、刺激を受けています。自分も勉強しているつもりですが、新しいプロジェクトに入ると、まだまだだなと感じます。個人的には新しい事は楽しいですが、プロジェクトに迷惑かけているな、と思ってしまいます。常に、何かやらかしてないかな…と思っています。(笑)
でも、何かやらかしながらでも、色々やらせてもらっているのはありがたいです。
I:(どこまでも謙虚な人だ…!)
新しいことに取り組んでくれる人はK3にとって重要かつありがたい存在です!
まだまだ聞きたいことはあるのですが、今回はこの辺で。貴重なお話ありがとうございました!