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ビジョンや理念を美しく語る人より、目の前の人や仕事を大切にする人の方が信頼できません?って思うの僕だけでしょうか?

「お前塾なんてやってんの?キャリアのビジョンあるの?」


28歳の時、ココロミルという会社をたちあげた時に大学の友人からこう言われた一言を思い出しました。これは悪い意味でなく私にとってはとても良い意味です。っていうかビジョンって。。

今年で38歳になってしまいましたが、私は目の前のこと、1つ1つに熱中して積み上げていくタイプの経営者です。だからソフトバンクの孫さんなどのようにものすごい壮大なビジョンがあるわけでも正直ありません。しかし常に現場につかっていくなかでの嗅覚には優れているのではないかなとは思っております。また割と素直なタイプでもあるので、先入観なく、物事を吸収する力はある方だと思います。


 将来、ビジョン、イメージってそんなに大事ですか?


ウォンテッドリーを見ていると創業についてのみなさんの輝かしい理念やシナリオが見事に書かれていて感心しますが、ぶっちゃけ本当なんですかね?(笑)と思います。腹をわったところですけど。

僕には教育業界に対するアンチテーゼというか反骨心もありませんし、絶対こうしてやろう!みたいな理念や目標があってこの業界で働きはじめたワケではありません。ただ縁あって、(大学受験に失敗したり、多くの塾に通ったり、塾講師や家庭教師という仕事を学生時代にしたこと、当時つきあっていた彼女にプレゼントするために割の良いバイトを探したことなど)今ここにいるといった感じです。

しかしそんな縁あってたまたま就いた職なのに、めちゃめちゃ楽しんでますw そして驚くかもしれませんが、何より「仕事」をしている感覚がないのです。天職になったなぁと感じております。そんな私の仕事は子供達、親達、そして学生や社員たちとコミュニケーションをとっていることが仕事の9割です。目の前の個別事例を最適にすること。結果喜ばれ、ご紹介を受ける。このことが自分の喜びになる。それを何千人と繰り返してきて、今があるといったところです。

色々な学生や転職をしてうちの会社に来たいという社会人の方と話すと、ビジョンやキャリアを考えて就職して、結果失敗し、転職活動をしていたり。精神的に参ってしまったりと。考えることがむしろマイナスに働いていることが多いように思えます。考えないより考えた方が良いのはわかりますが、今を抜きにして、未来や将来にばかりココロをとられてしまうのはいかがなものでしょうか?と最近強く思っているのです。


僕は「ヒト」と「縁」と「今」を大切に生きてきました。幼稚園時代はサッカー。よその幼稚園に遠征してまでやっておりました。よその幼稚園の生徒が僕しかいなかったため、試合では誰もパスをしてくれませんでしたが、サッカー自体が面白く、味方のボールをうばってゴールを決めて喜び、監督に怒られたことも覚えておりますw また誰も口を聞いてくれませんでしたが、それすら気にならないほど熱中してました。小学校に入ると野球。大の巨人ファンになりました。父が野球のコーチであり、私はキャプテンでした。そして中学になるとスラムダンクが流行り、バスケットに。これは高校まで続きます。そして皆さんに驚かれるのですが、サッカーも野球もバスケも遊びでは一切やりません。部活を卒業した瞬間に一切そのスポーツはしないのです。遊びでも。つまり熱中しきっているのでまるで後悔もありません。将来を考えながらサッカーや野球やバスケもしてません。ただ目の前のスポーツや物事に没頭し、燃焼しきったら次へ行くというだけの話です。だから誰よりも楽しめていたんだと思います。そして不安もなく今に至っておりますw


  不確実性が高い今の時代に将来を予想することにどれだけの価値があるのか?


ビジョンや将来性、市場価値など大学生と話すともっともらしいことをいう人が増えてきていますが、仕事ってそんな小難しいことでしたっけ?と私は思います。自分のビジョンみたいなものをきめて、それにそって進む。自分の成長を自分で定義されている方も多いのですが、それって本当かなぁと思います。むしろ窮屈になるかも。 将来の教育業界についてどうお考えですか?と詰めて質問してくる強者もいるのですが(汗)。悲観的な未来や、来るか来ないかわからないことに思いを馳せているのって不幸せにならない?って正直思っちゃいます。目の前にある現実を充実させること。課題を解決すること。そしてそれをおもしろがれること。これだけで仕事ってできませんでしたっけ?(大企業になると多数の従業員を抱えているのでそうもいかなそうですが、、、)


  ぶっちゃけ理念やビジョンをきれいに語る人より、目の前の人や仕事を大切にしている人の方が信頼できません?


ベンチャー企業って実は目の前のことができない、そしておろそかにすると社員をものすごく不幸せにするものだと思います。理念の名の下に倒産するなら良いって人もいますが、それで精神が病んでしまったり、人間不信になってしまったらどう経営者は責任をとるのでしょう?また教育業界においては目の前の子供をさておき、10年後や20年後の会社の行く末や自分たちはこうあるべき みたいな議論を指導そっちのけでしててもどうかと思うんです。僕は「今」が最も重要であると考えているので、理念やビジョンを軽視はしませんが、現在地点とヒト(仲間、そしてお客様である子供達)を重視します。ビジョンを作り込んだり、なるかならないかわからない会社の理想的な行く末を語りすぎ、採用をする経営者は若干詐欺なんじゃないか?と思うこともあります。そんな時間があるならば生徒の指導のために準備をします。その方が教育者として正しいと思いますし、子供のためになると思ってます。私は教育企業であるならば社長である経営者も現場にいるべきだと思っております。


ぜひ教育業界に希望をもたれている方。そして子供が好きな方。指導を職にしていこうと想い、私たちの想いに共感できる方は私に会いに来てください!

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