情報の調べ方について考察してみた 公衆電話
こんにちは、(株)ピュア設計事務の和智です。
今回も、情報の調べ方のコツについてお伝えしていこうと思います。(第二弾)
Wantedlyを見ていると、こんなにこの世にはココロオドル世界がいくつもあるのか!と
ハッとさせられる瞬間やワクワクする瞬間が割とあると思います。
でも、「気になる!」「よし、調べよう」となってもグーグル検索した結果、
「検索結果はありません」とか(何か思ってたのとは違う物)が出てきて断念すること、ありますよね。
情報の海におぼれて欲しい情報にたどり着けないという事象。
全世界の人に利用されるグーグルさんであっても、マニアックな情報やニッチな情報は調べにくいです。
普段情報集めをしている方も、コツを知らなければ自分に合った情報を見つけるのは至難の業です。
そこで普段から調べ物が多い私が考える、情報の調べ方のコツを簡単にお伝えしようと思います。
日頃、珍しい建材や専門用語で情報探しや業者さん探しを頼まれる中でつかんだ感覚が
この記事を見て下さる貴方に伝わるよう、頑張ります。
*記事を見てくださった貴方にとって、ささやかな助けとなれば幸いです。
1.マニアックな情報を調べたい。 例:「公衆電話って何?」
→あまりメジャーではない、ドマイナーな情報については、
いくらグーグルさんといえどもすんなりとはいきません。※ヤフーさんもしかり
例えば、公衆電話を調べてみます。
・NTT公衆電話 設置場所検索
・公衆電話の種類と利用方法
・緑の電話(画像検索)
・電話BOX(画像検索)
基本情報が出てきました。でも、これだと色々情報が足りません。
そこでテーマ出しをして、1度検索範囲を広げます。
一般的な公衆電話。写真の電話は国際電話対応
2.テーマ出し 「みんなのでんわ」「緑の電話」「黒電話(?)」
ここで先程ヒットした記事を1つずつ見ていきます。そして得たキーワードで再度検索します。
大体以下のような情報がわかります。
・コインさえあれば、みんなが使える電話
・緊急時は受話器上げてボタン押すだけで使用可能(110、119、118)
・緑、灰色がある
・国内TELと国際OKのTELがある
・テレホンカードという専用のカードがある(略してテレカ)
・コインを投入(10円・100円・たまに500円)してボタンを押すだけのカンタン仕様
・駅に1つは設置されている
・しかし台数は減りつつある
・外に公衆電話が置かれたボックスを電話BOXという
・「黒電話」は家庭用の固定電話でダイヤル式の昔ながらの電話の為、別物。→除外
すぐ調べられる情報は大体、基本情報です。
一通り見ていると段々新情報が減っていくのでその辺りがやめる目安です。
誰でも知っている割と周知の事実なので、もっと深めます。
100円を入れると長く話せるがおつりは来ない。
3.キーワードを追加して広げつつ絞る。「公衆電話 今」
1度浅めの基本情報をつかんだので、もう少し深彫りをしていきます。
・公衆電話がなくならない理由
・公衆電話、今10円でどれくらい通話できるのか
・若者は公衆電話の使い方がわからない?
・現在約15.8万台
・公衆電話っておいくらまんえん?
一気に気になるトピックがちらほらと増えました。
ここまでくると、たまに知っている人がいるレベルや
タイムリーな話題、ちょっと深い内容になってきています。
ここでやめてもいいのですが、もうちょっと深彫りすると・・・
郵便ポストに併設された電話ボックス
・減少気味で維持費用が掛かる
・金魚が泳ぐ電話BOX アート
・災害時のライフラインとして撤去は避けたい
・ユーチューバーの間でバズったゲーム「公衆電話」
といった情報も見つかります。
特に最後のネタは公衆電話をモチーフにしたゲームの話題です。
意外な結果を拾えました。
ここまでくると一定量の情報を得られて、
情報の精査にも慣れてきます。
*公衆電話がいくらかかるのか?個人で買えるのか?といった疑問についてもちらほらありますが、
試しにメルカリで検索をかけたところ、1960年の公衆電話や1986年のピンク電話が見つかりました。
街中にある緑の公衆電話ではありませんでしたが、中古品は一応個人でも買えるのかもしれません。
ダイヤル式のピンク色公衆電話。時代を感じます。
+α 応用編 企画やネタ出しで情報収集している場合には?
自分の経験から知っている情報を加えてみる。 「自分にとっての公衆電話」
・電話BOXは刑事ドラマでよく逃亡中の犯人が使う
・電話BOXでたばこ吸う人がいて中汚い
・公衆電話とセットで置いてあるタウンページ最近見かけない
・公衆電話を昔置いてあったであろうスペースがビルのエントランス横に多い
・ホテル・病院は今でも設置してあるところが多い
・携帯電話の電源が切れた時のサラリーマンの救世主(客先にはかけられないけど)
・寒い時電話BOXの中に入ると暖かい
・電話BOXって台も簡易の椅子もあるし意外と便利
・岐阜より東京の公衆電話の方が綺麗め
自分の経験に関しては他人も共感ができる「あるあるネタ」と自分だけの「独自の視点」が含まれます。
このバランスを見つつ、ケースバイケースで必要な情報を選びます。
やりようによっては、独自の情報をつかむことに繋がります。
例えば私なら「営業マンに勧める新しい公衆電話の使い方」とかを企画するかもしれません。
ポイントは、
・やみくもに探さない
・どのレベルの深さの情報なのか
・調べてみた結果が、思惑とは違う可能性があることを忘れない
・ガセネタの可能性も忘れない
・発信元の意図にも注意しておく
・情報の信頼度はどのレベルなのか
ネットは便利で早いですが、情報の鮮度や信頼度はバラバラなので要注意です。
ただし、世論や時勢を強く反映しているものとなるので、あなどれません。
詳しい人に聞き込みしたり、本や書籍を調べるともっと情報の精度や濃さが上がります。
いかがでしたでしょうか。
以上が私の思う情報の探し方とコツになります。
ただ、この方法には欠点がございまして時間がかかります。
また、情報をすべて信じてしまうような割と真に受けがちなタイプは大変かと思います。
どんな感じか小手調べしたい、といった0スタートの場面では有効な方法になります。
(どれも魅力的で差がつかない・・・)(よくわからないから判断材料に欠ける)
といった時にもしよければ、試してみてください。
もし私たち設計部に興味を持っていただけたら、募集を確認の上で応募をお願い致します。
(現在、募集人数は残り8名です)
設計部一同、貴方にお会いできる日を楽しみにお待ちしております。
*共感していただけたら応援していただけると今後の励みになります*