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教員時代に出会った不登校生徒との出会いがキズキに入社を決めた原点

池田駿(イケダシュン)です。2024年に入社し、現在は武蔵小杉校の教室長として勤務しています。

私は、大学卒業後、ベンチャー企業で営業の経験を経た後、中学校の教員やフリースクールの立ち上げに関わってきました。

|「不登校」について真剣に考えるようになった出来事・・・

私が最初に「不登校」について考えたのは、横浜市で中学校の教員をしていた時のことです。


当時、教員になりたてということもあって、右も左もわからない中で何とか日々を終えていました。

ある時、昨日まで普通に話していた生徒が突然学校に来なくなったのです。その休みは1週間、1か月、半年、1年・・・と続き、結局最後まで会うことはできませんでした。

自分自身が学生だった時もきっといたと思う「不登校」。

その時は意識をしていませんでしたが、大人になって学校から足が遠のいていく生徒の様子を目の前で見た時は「なんでそうなるんだろう」と疑問がわきました。

しかし、しばらく考え「まぁ仕方のないことかな」くらいで考えるのをやめた記憶があります。


その後、2年間の教員生活を経て、ひょんなことから不登校のフリースクールを作りたいという知り合いに出会い、個人事業主として働き始めました。

働かなければ月給は0円、頑張って働けば月給何百万。そんな世界に足を踏み入れたのは初めてだったので不安もありましたが楽しさが勝っていた記憶があります。

そんな中、人生の転機となる事件が起こりました。

気温が上がり夏本番を迎えた7月。

仕事の業績が急激に上がり、給与は3桁を超えていました。この勢いのまま次月も全力で仕事に打ち込もうと思った8月1日。

基本的に在宅勤務だったので、自宅リビングでの仕事をいつものように始めようとすると、体が全く動きません。少し体調が悪いのだろうと思い、昼まで休むも体は動かず。気づけば夜を迎えていました。「まぁ久しぶりに休めたし明日から頑張ろう」なんて軽く考えてその後眠りにつきました。

ただ、次の日もその次の日も体は動かず。1週間が経ったある日。

夕暮れを見ながらふと「自分は1週間分この世界から置いてかれている。もうこの世界には戻れないのではないか・・・」という気持ちを抱いたのを覚えています。

それでも周囲の世界は当たり前のようにまわっており、自分の中で「恥ずかしい」「消えたい」「死にたい・・・?」という気持ちが出てきたのも覚えています。

そんな中、ふと思い出したことがありました。それは教員だった時に出会った、あの不登校生徒のことです。

当時は学校に来なくなったことに対して「なんで?」としか考えられていませんでした。

ただ今だったら少しわかる気がする。「行きたいけど行けない」ということはこういうことだったのか。

不登校の末に命を絶ってしまう感覚ってこういうことだったのかと。

私は当時知人の助けもあって、何とか1か月ほどで仕事復帰することができました。

同時にたった1か月遅れたくらいで人生が終わることなんてないということも知りました。

じゃあ自分にできることは何か。

それは、同じ経験をしている人に「何度でもやり直すことができるよ」と伝えることではないかと考え始めました。

|自らが体験した「何度でもやり直せる」ということを広く伝えていきたい。

そんな時に出会ったのがキズキの存在でした。

選考中に「何度でもやり直せる社会をつくる」というビジョン、事業内容や代表の安田さんの話を聞いたとき、とてもワクワクしました。そして、自分のこれからの時間や力はこの会社に使うべき、自分自身が経験して実感している「人はやり直せる!」という事実を一人でも多くの生徒さんに伝えたい!と強く感じ、キズキへの入社を決めました。

現在は神奈川県の武蔵小杉校の教室長を務めさせていただいております。

キズキに入塾される方の悩みを解決するために生徒へキズキの魅力をお伝えしたり、素敵な講師の方々と協力して生徒にとってより過ごしやすい環境を作ることに取り組んでいます。

キズキに来られる方は本当に様々な事情を抱えた方がいらっしゃいます。実は、過去に自分自身の知識の無さや、伝え方を間違えてしまったために、キズキで変えることのできた未来を一緒に作れなくなってしまうという経験をしたこともあります。

だからこそ、一人でも多くの方の未来をよりよくするために、自分自身の専門性やレベルをもっともっと上げていきたいと考えています。

また、環境をよくすることは、決して私だけでは叶えられないので、一人でも多くのスクールディレクターや講師の方々と協力して日々意見を出し合い構築しています。

自分が考えたことを行動に移したあとに、「これいいね!」と言われる瞬間は言葉にできないくらいやりがいを感じますね。

様々な経験をしてきた私だからこそ、キズキがさらに何度でもやり直せる社会をつくれるよう、これからもどんどん発信をしていきたいです。そして近い将来、関東エリアを引っ張っていけるような存在になることが目標です!

ぜひ、そんな私たちと一緒に「何度でもやり直せる社会」を作る仲間になりませんか?


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