定例会議の取り組みを始めて半年経ちました | 株式会社木下商会
木下商会では2023年2月から、週に1回メンバー全員での定例会議の時間を設けています。開始から半年経過してみて、思った以上に良かったので取り組みについてまとめてみました!木下商会の組織の状態現在...
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きのもと商会では2023年2月から週に1回、メンバー全員が集まる定例会議を実施してきました。
始めたきっかけは少しつまづきを感じていた社内コミュニケーションを円滑にすること。
実際に始めてみると、組織の雰囲気が良くなっていくのを肌で感じ、「今の組織に合っている」と思える状態が続いていました。
ただ、組織の人数や事業の状態が変われば会議の役割やちょうどよさも変わってくるもの。
開始から早くも3年近くの時が経ち、その間に変化してきた組織の状態に合わせて会議の形態も少しずつ見直してきました。
この記事では会議の形態がどのよう変化してきたのか、そして現在の形に至ったのか、組織の状態とあわせて振り返っていきます。
【組織の状態】
【会議の形態】
人数が少なく、事業も比較的シンプルだったため、全員で集まって状況を共有するやり方が効率的に働いていました。
【組織の状態】
【会議の形態】
事業やメンバーが増えたことで扱う情報が増えました。全員がすべての話題にフルで関わることの難しさが少しずつ表面化……。
【組織の状態】
【会議の形態】
初期の定例会議は、すべての案件の進捗を確認しながら、組織としての目線を合わせることを目的に、さまざまな話題を共有していました。
そこから、空間デザイン事業を軸とした体制に加え、複数事業の立ち上げ・展開が進み、扱う案件の数や幅が広がります。その変化に伴い「すべての案件を全員で細かく追うこと」にだんだんと違和感が。
事業部ごとの動きがスムーズになるにつれ、全社のすべての案件について詳細に進捗を追うことはかけている時間に対して得られるものがだんだんと少なくなっていきました。
あえて自分が直接関わっていない案件について知る場をつくっていたものの、時間がかかるわりに自分ごとになりづらく、集中を保つのが難しい場面も増えていきます。
そこで、せっかく全員が集まる全社会議だからこそ、より主体的に関われる場にしたいと考え、会議の形を見直しました。
まず、ファシリテーターをメンバー内でローテーションに。開催頻度も週1回から月1回に変更し、マネージャーが1ヶ月のトピックスや成果、全社として共有したい事項を発表する形態に移行。
数字の詳細な確認は、別途実施しているマネージャーMTGに切り分けました。
また、3ヶ月に1回のクォーターの振り返りではケーキを用意してお茶をしながら参加するなど、「お疲れさま」という空気感も大切にしています。
事業部化して1年と少しが経ち、メンバー数に対して、想像以上に事業部ごとの縦割り感が感じられることも。
そのため、ライブテーション!は他事業部が「今なにを大事にしているのか」「どんな成果が出ているのか」を知る、貴重な機会になっています。
案件の進捗ではなく、事業部の戦略や成果に目を向けることで、これまでに見えにくかった個人やチームの努力にも少しずつ光が当たるように。
一方で、もともと組織としての前提や目線を揃えるために始めた場として考えると、状況を「知る」ところて止まってしまっている部分もあります。
ライブテーション! だけで完結させようとせず、他の取り組みとあわせて補っていく必要があると考えています。
今後も反省しながら、試しながら、会議の形はこれからも組織の状態に合わせて変え続けていくつもりです!