きのもと商会にある、5つの事業部。
今回はそのひとつである「デジタル・ディレクション事業部」に注目!
マネージャーである石倉さんに、デジタル・ディレクション事業部の仕事の内容やそのこだわりについてお話を伺ってみました。
目次
デジタル・ディレクション事業部って?
仕事で大切にしていること
今後のビジョン
強み、経験できること
こんなこと求めている人はピッタリ
デジタル・ディレクション事業部って?
私たちデジタル・ディレクション事業部では、主にコーポレートサイトや採用サイトのデザインから構築までを一貫して手がけています。
デザインと構築の両方を一つの窓口で対応できることに加え、制作面でノーコードツールを積極的に採り入れている点が、私たちの大きな特徴ですね。
ノーコードを採用している理由なんですが、従来のように毎回コーディングを行う場合、要件が固まらないと作業に取りかかれないという制約があるんです。
ノーコードなら、まず形を素早く出して一緒に確認でき、文言や画像、ページの流れもその場で直しやすい。
だから意思決定が速く、公開までのスピードも上がります。 私たちは「今実現させたいことは何か?」「それをいかにスピーディに実現できるか?」ということを最優先に考えているので、ノーコードツールを活用し、お客様の要望により迅速にお応えしています。
様々な規模・業界のお客様からご依頼をいただいており、ニーズは本当に多様です。
例えばスタートアップの企業様からは「採用強化のための特設サイトを制作したい」というご相談をいただいたり、中小企業の方からは「10年ほど更新していないサイトを今の時代にあうようにリニューアルしたい」といったお悩みをお聞きしたりすることがあります。このような場合は、WEBサイトの表層を変えるだけではなく、戦略面・運用面をあわせてクライアント様といっしょに考えながら計画を立てます。
また大手企業様からはスピーディに動けるという私たちの強みを買っていただき、具体的なプロジェクトベースでのご依頼もいただいています。
ーそもそも事業部ができた背景はどのようなものだったのですか?
実は私、元々はきのもと商会のプランニング事業部のように空間デザインに携わっていたんですが、新しいチャレンジとして、StudioというノーコードツールでWeb制作に取り組むようになりました。
だんだんと提案が出来るようになっていったことをきっかけに自分の会社を立ち上げ、その後、縁あってきのもと商会の事業部として参画することになったという経緯です。
一見、空間デザインとWeb制作は全く異なる分野に感じられるかもしれません。
でも実は、空間で表現するか、Webという形で見せるかの違いがあるだけで、根本的にお客様の課題を解決するという考え方に変わりはありません。
「どうやって事業を成長させたいですか?」「今後どのくらいの採用数を目指していますか?」「どういう働き方にしていきたいですか?」など、打ち合わせの際にヒアリングすることはほとんど同じなんです。
お客様の課題を様々なクリエイティブで解決していくという点は、きのもと商会の全体に共通している考え方だと思っています。
きのもと商会の中には様々な事業部がありますが、「お客様の課題を戦略的なクリエイティブで解決する」という点では共通しています。
そのため、Web制作だけでなく空間の提案も含めたプロジェクトチームを社内で組み、お客様のニーズに対してより効果的なものを提供するなど、きのもと商会でしかできない仕事の進め方が可能となると考えています。
仕事で大切にしていること
先ほどもお話ししたように、デザインを提供するのではなくお客様の課題を解決することを大切にしているので、サイトを作って終わりにはしないことは心がけています。
例えば採用サイトを制作した場合、どうすれば効率的に記事を更新できるかとか、AIをどう活用できるかといった運用面でのアドバイスもお伝えするようにして、お客様の求める成果に近づいていけるような支援もしています。
あとは、お客様が「これからこうしていきたい」とおっしゃる部分に注目するだけでなく、そこにお客様が想像していなかったメリットや可能性、新たな気づきを入れていくことも意識していますね。
提案を通じて、いかに驚きを提供できるかということです。それがあれば、自分たちはこんなことができるんだ!」という気づきを与えられるかもしれない。
「出会ったことに価値があった」「話してよかった」と思ってもらえるような関係性を築きたいんです。
今後のビジョン
Webは本当に自由度が高い業界だと考えています。
素材や空間、物質といった制約に縛られることなく、表現方法によって制作物が生まれるものだからです。そのため、いろんな知識や表現方法と掛け合わせることができるし、むしろ掛け合わせていかなければいけない分野だと思っています。
そのためには常にアップデートし続けることが求められますが、むしろ新しくチャレンジできることが出てきて嬉しい! くらいに思いたい(笑)。
経験の幅が広がるほど、「この業界なら何を見せて、どこで予約・問い合わせ・応募につなぐか」という基本の型が増えて、立ち上がりがどんどん速くなります。最終的には、「きのもと商会のデジタル・ディレクション事業部に相談すれば、どの業界でも話が早いし、しっかり形にしてくれる」というイメージを持っていただけるようなチームになっていきたいです。
↓デジタル・ディレクション事業部が手がけた事例
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強み、経験できること
ーこの事業部だからこそ経験できるのはどのようなことでしょうか?
1人で生きていけるようになります!!
といっても、「個人行動をしてほしい」とか「独立してほしい」というわけではなく、それくらい、柔軟に考えて取り組んでいく力が身に付く環境なんです。
最初はもちろん覚えることがたくさんありますが、その後は自分でプロジェクトを動かしていく形になります。パートナーについても、誰が今回のプロジェクトにおいて最適なのかを自分で考えてチームを作り、それをお客様に提案していく。
毎回答えを作り提案することが当たり前なので、自ずと出来るようになっていきます。
具体的には、お客様の課題解決に向けて戦略・チーム組みを考えるディレクションスキルを身につけられる。
これがWebデザインや構築を行うというだけでない、きのもと商会のデジタル・ディレクション事業部ならではの強みであり、メンバーに求めるスキルとなりす。
もちろん、最初から100点を求めるわけではないので、積み上げ成長していこうというスタンスです。
ー今いるメンバーもこのような点は共通していますか?
そうですね、極端な話かもしれませんが、もし明日パソコンが使えなくなっても生きていく方法を考えていけるような力があるメンバーが集まっていると思います。
お客様が困っているのは、答えが見つからなくて困っているからなんです。
それを解決して欲しいから相談に来てくださる。
言葉では「サイトにこんな機能をつけたい」と言っていても、「いい人を採用したい」がゴールということがある。「機能をつけることが解決策として最適なのか?」と再検証し、場合によっては他の手段をつかって問題解決の提案をすることも少なくない。
そんな、ひとつの答えがない課題に対して様々な角度から柔軟に考え、行動ができるメンバーです。
また、個人で動いていくことができる力があるからこそ、チームワークの力が倍増します。
そういった力を持った人たちが掛け合わさるからこそ、自分じゃ越えられないハードルを早く超えていけるんですよね。
私自身もマネージャーとして「こういう可能性があるのではないか」という経験則からのアドバイスはできますが、先生のように明確な答えを教えられるわけではないんです。
メンバー1人ひとりが進め方について考え、それに対してメンバー同士で意見を出し合うという形で事業部全体が動いています。
こんなこと求めている人はピッタリ
Web構築におけるスキルがある人は歓迎しますが、スキルは必須ではありません。
今のメンバーの1人は、元々別のノーコードツールの使用経験がある人です。
ただ、そのスキルはエッセンスにはなっていますが、それがあるから活躍できているというニュアンスとも違い、スキルをベースにして思考力や行動力があるから活躍しているんですよね。
先ほどお話ししたように、いろいろな人と関わりながらディレクターとしてプロジェクトを動かすスキルを身につけたい人には、ピッタリの環境ではないかと思います。