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「外交官になりたい #私がSMOUTに参加した理由 」藤田香澄の場合

カヤックLivingに4月から新卒入社した藤田香澄です。SMOUTではディレクターとしてSNSの中の人を担当したり、カスタマーサクセス、inboudSMOUTなど、幅広く活動しています。

タイトルのとおり、実は大学生の時からずっと外交官になりたいと思っていました。その中で、なぜ私がSMOUTに参加することを決めたのかをまとめてみることにしました。

「日本人」というアイデンティティ

私が外交官という仕事を志したのは大学2年生の時です。

留学先であるモントリオール(カナダ)の多文化共生社会で生活するにつれ、「自分は日本人」であることを強く意識するようになりました。モントリオールは、フランス語圏と英語圏が交差する地域であり、古くからイタリア人が移住していたり、先住民族の文化を残していたりと、お互いのコミュニティを尊重しあって共存してきた歴史があります。

それぞれが自分のコミュニティに誇りを持って毎日を楽しんでいる中で、自分が日本人であることも誇らしく思うようになりました。そして、「日本人に生まれたからこそ海外と日本との間に立ちたい」と思い、外交官を志すようになったのです。

<留学中に所属していたクロスカントリーチーム。いろんな国籍の人たちと一緒に切磋琢磨したのはかけがえのない経験です。>

「地域に誇りをもつ」ことの意味を知った大学院時代

その後、東京大学公共政策大学院に進学して転機が訪れます。それは、東大初の試みであったフィールドスタディ型政策協働プログラムに参加した時です。地域とアカデミア連携の一貫で、日本の地域に東大生を送り、産学連携の小さな事例をつくることを目的として実施されたプログラムでした。元々海外思考の私でしたが、「官僚になるには地域の実情を知らなくては」という直感から応募しました。

このプログラムで私は十和田市を訪れます。そこで2つの出来事を経験します。

1つ目は、十和田湖小学生が地域の民謡や植生、自然の楽しみ方などを体現してくれた時でした。歌や踊りに合わせて民謡を披露してくれたり、一緒にクロスカントリースキーをしたりと、子どもたちが日々の学びを紹介してくれました。十和田湖小学校は昨年の3月に廃校となってしまいましたが、そこで学んだことはいつまでも子どもたちの中に生き続け、故郷と関わり続けるきっかけになると感じました。

2つ目は、日中国交正常化45周年記念に中国の瀋陽で開催したB-1グランプリの祭典に、学生の引率として参加した時でした。十和田市のバラ焼きを展開している通称「バラゼミ」を筆頭に、全国各地からB-1グルメの団体が中国に集結し、十和田市の中学生も「おもてなし隊」として現地で活躍しました。

現地では日中の若者がペアを組んでお祭りを盛り上げるなど、ここでも発信の舞台が用意されていました。お祭りで若者が懸命に十和田の魅力を発信している様子を見て、この経験が「地域への誇り」に繋がるのだと、実感しました。

2つの出来事を通じて感じたのは、地域の若者は積極的に外に出るべきだということです。

ただ、外に行くための条件として、幼少期にしっかりと地域教育を受け、それを自分の言葉で発信する力が備わっていることです。そのためには、地域の人は地域教育に力を入れるべきであり、学んだことを子どもたちが発信する舞台を用意することも必要です。地域教育をしっかりと受けた若者は、外に出て異文化交流をし、自分の地域を自分の言葉で紹介することで初めて、自分の生まれ育った故郷の特異性を知ることになります。

私自身が、海外経験を通して日本の発展に貢献したいと思ったように、地域の若者も、地域の面白さを知ることが、「地域に誇りをもつ」きっかけになるのではないかと感じました。

<青森県でのフィールドワークの様子。私たちの足元にも地域の資本が眠っています。>

‘’ルーツ‘’は、南太平洋の暮らし

このように、学生の時に地域に関わることの重要性を知りましたが、「地域との繋がり」や「コミュニティに属する」という感覚は、きっと私が幼少期に育った南太平洋での経験から来ているのだろうと思います。

父の仕事の関係で生まれてすぐにオセアニアのツバルという島国に移り住み、その後中学1年生まで、キリバス、フィジーと、南太平洋の島国を転々としました。

特にツバルでは、医療環境が不十分であるにも関わらず生後間もない私を両親は育てなければなりませんでした。でも元気に育ったのは、両親の努力はもちろん、きっと近所のエセタというおばちゃんとエセタの孫と一緒に育てられたからだと思っています。外でマットを広げ、エセタの孫とその親戚とみんなでお昼を食べたり、一緒に昼寝をしたり。

相互扶助や共同社会が残る南太平洋で育った経験は、今の私が地域との繋がりを求める‘’ルーツ‘’なのかもしれません。

<幼少期にツバルでの1枚。エセタとその孫と一緒に撮った写真。>

海の近くでインターンを探そう!

大学院時代、あと何がしたいか考えた時、「サーフィンが好きだから少しでも海の近くにいられるように、海の近くでインターンを探そう!」でした。そして見つけたのが、地方創生に繋がる事業を手掛けているSMOUTサービスであり、カヤックLivingでした。

海の近くで働きたい思いが先行したものの、代表・松原さんの「SMOUTでは地方創生事業をやっているのではなく、一人一人の人生の選択肢にフォーカスして、暮らしに関する事業を行っている」ことに共感を覚えたのも事実です。

カヤックLivingの「人生の選択肢はもっと自由でいい」という理念に触れ、鎌倉という多様性が尊重される環境に惹かれ、そこから私はSMOUTに参加することを決めました。

SMOUTを通じて地域に誇りを持つ若者を増やしたい

SMOUTにはすでに4500人を超える一般のユーザーがいて、その約30%が10代〜20代の比較的若い世代のユーザーです。

地方創生における地域の最終目標である移住や定住を実践することは、私自身、正直難しいと思っています。ただ、何事も「経験すること」を大切にしている中で、「関係人口でいること」が地域から理解され評価される社会になったら、いろんな地域と関わり活動してみたいと思います。

そう考えている若者も多いのではないでしょうか?

若者は「地域=衰退」ではなく、「地域=まだまだ自分が知らないことがたくさん眠っているところ」と捉えている人も多いと感じています。そうした若い世代の意見を吸収し、SMOUTの中の人として地域の方々にその声を届けることで、地域の価値観に新しい風を吹かせ、地域と若者を繋いでいく役割を担って行きたいと思います。

<山形県三川町と酒田市の地域おこし協力隊と、三川町の菜の花まつりにて。>

文 藤田香澄

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