2022年11月12日に開催されたDjangoCongress JP2022に参加してきました。参加レポートをお伝えします〜!
DjangoCongress JPとは
今年で5年目となるPythonのWebフレームワーク「Django」の国内最大級イベント「DjangoCongress JP」。去年は長野で行われ、今年は東京大手町にある日本経済新聞社ビルの「日経カンファレンスルーム」でオフライン開催されました。(トークの動画は後日アップロードされるそうです)
以下公式サイトより概要を引用します。
DjangoCongress JPは日本で開催されるDjango Webフレームワークのカンファレンスです。
DjangoCongress JPは、Djangoでアプリケーションを開発している人、Djangoを学んでいる人などDjangoに関わる全ての人が参加できます。 参加する全ての人がDjangoについて交流し、出会い、学び、楽しみ、深い理解を得ることを目的にしています。
DjangoCongress JPに参加する、発表する、スタッフとしてイベントを運営する全ての人は以下のCode Of Conduct (行動規範) を守る必要があります。
今年は弊社より2名登壇しました。それぞれの登壇の話と、イベントの様子をお伝えします!
Django 4.1のAsynchronous - Junya Fukuda
Djangoはここ数年、非同期対応のアップデートが頻繁にされています。去年のDjangoCongress JP 2021に引き続き、その辺りのアップデートについて話しました。
今年の資料はこちらです。
また去年のトークはlogme Techさんで記事にしていただいております。ぜひ!
「Django Async Viewって何がおいしいの?」 知ってしまえば怖くない非同期IO処理“asyncio” - ログミーTech
ちょうどわたしの登壇と同じ時間に「ケンオール 📮 郵便番号住所検索・住所逆引き・法人情報API」というサービスを運営されている株式会社オープンコレクター代表の小泉 守義さんのトークがありました。「被っていて聴けないのですがトーク聴きたかったですよーー!」と事前にお話しさせていただいたところ「え!そうなんですか!じゃあTシャツあげますよ〜〜〜」と「ケンオールTシャツ」をいただきました。憧れのTシャツを手にできた嬉しさのあまりその場で着用、そしてトークも「ケンオールTシャツ」で挑みました。まわしものです。
左胸にギーラボちゃんがいます
トーク裏話として、実は前日の22時ごろ。社内有志メンバーとリハーサルをしようと思った時に誤ってスライドのファイルを削除してしまい、そこから資料を作り直すトラブルに見舞われました(すべて自分のせい)。
無意識にゴミ箱を空にするのはやめましょう
そのため練習もろくに出来ませんでした。反省です。練習は大事です。余裕を持って準備して、ファイルはきちんと管理しましょう。トーク終了後、何人かの方に「良かったよ〜」との言葉をいただき感謝です。ありがとうございました〜!
Djangoで管理する全文検索エンジン - Yuki Takino
今回私はDjangoで全文検索を導入する際の事例を紹介しました。
実はDjangoCongress JPには2018年から参加しておりまして、2019年は無念の不採択、そしてコロナ、スタッフと続き、2022年でついに登壇することができました。
しかし物事とはうまく行かないもので、本業のピーク時にDjangoCongress JPがかぶってしまい2日前に資料作成率30%という体たらく。
結局当日夜0:30くらいに仕上がったのですがそこで気が緩んだのか寝坊をかましまして…聞きたい話を午前聞けなかったという…
お昼をはさみ午後の登壇ではリハ無しぶっつけにも関わらずトーク後にお話を依頼されることも多く、なんとかなりました。
また次の機会で発表したいネタも湧いてきているので、CfP応募然り条件が合えばスタッフとしても参加して盛り上げていきたいと考えています!
お昼
今回お昼休憩がゆったり2時間ありました。
ランチはさっとラーメンですませ、おいしいコーヒーを求め都会をうろうろ。たまたま会場近くに人気のお店がありドキドキしながら店内へ。超イケメン店員さんがわたしたちのような田舎者おじさんにもやさしく教えてくれて(シングルオリジンとか)とてもおいしいコーヒーをいただくことができました。
コーヒーの概念が覆るうまさでした。ありがとう東京。ありがとうDjango Congress JP。
GLITCH COFFEE & ROASTERS グリッチコーヒー&ロースターズ
お近くにお住まいの方はぜひ!
当社参加者が聞いたトーク
登壇の準備でバタバタしていたのもあり、すべてのトークを見ることはできませんでした。一部かいつまんで!
日経電子版でのDjango活用事例紹介
スポンサーである日経さんのトーク。Djangoを広く深く活用されているお話でした。日経電子版のAPIや法人向けサービス、社内ツール、検証デモ、新人教育などなど幅広い活用はDjangoを使った成功事例のように感じました。また登壇者である梅原さんのトークは、質疑応答の対応などを学ぶところが多く今後の参考にさせていただきます!
by Junya Fukuda
OpenTelemetryでWebシステムの処理を追跡しよう
複数システムにまたがってログやトレースを収集する標準仕様であるOpenTelemetryのお話。デモは圧巻でした。なんとそのデモをGitHub上で試すことができます!(2022年11月現在、GitHub Codespacesが全ユーザーに無料提供されているため)。興味ある方はぜひさわってみてください shimizukawa/try-otel: OpenTelemetry DEMO with Python, Django, React, Uptrace, Vector
by Junya Fukuda
スキーママイグレーション入門
Djangonistaが当たり前のように使っているDjango ORMのマイグレーションに焦点を当てたお話。
syncの話題が出たりと、Django古参の方は懐かしみを感じたのではないでしょうか。
自分もmigrationはあまり深堀りすることなく、たまに途中でコケたmigrationのリカバリをヒイヒイ言いながら直すというレベルでした。
全てに言えますが、改めて中身と動作を根本から知ることによってあらたな気付きは生まれてくるかもしれませんね。
by Yuki Takino
manage.py 深堀り
Djangoユーザーであれば必ず使うmanage.py、その深掘りをされたトーク。知らない機能もいろいろあり、フレームワークの実装を追っていくのは楽しそうだなあ〜と感じました。大変勉強になりました!
by Junya Fukuda
こちらはスライドがみつけられませんでした。
道路の破損箇所を確認するツールをDRFでモダンにしていく過程というお話で、色々と共感する内容でした。また、このお話を聞いて「自分の技術をもっと役立てたい」という気持ちが湧いてきました。
モダンな実装に変えた!ではなくまだ変えている途中とのことですので、今後に期待ですね。
by Yuki Takino
LTも
またクロージングでLTが3本ありました。どのLTも本当にとてもおもしろくあんなLTでがきるようになりたいぜ!と思いました。
特にPyramid Contains Djangoは大盛り上がりでした
まとめ
PyCon JP 2022に続き、オフラインで開催されたDjangoCongress JP 2022。オフラインイベントはとても楽しく、とても学びの多いイベントでした。
主催の清原 弘貴さんは来年の開催について「まだ何も決まっていない。また同じ形か、形を変えてになるかは分からないけど、また会いましょう!」というようなことをおっしゃっていました。楽しいイベントになることは間違いありません。
ぜひ参加してみたいという方、弊社日本システム技研は、技術イベント参加のサポートが充実しています(CfPを書く会、参加費・交通費・宿泊費サポート、事前レビューなどなど)。ご興味がある方はぜひ一度カジュアルにお話ししましょう!
(この記事の一部は Shodoで執筆されました)
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