開店祝いの花束に込められた、あたたかな応援のかたち
新しい業態のお店がオープンしたときの話。
開店祝いのお花といえば、立て札には「祝 開店」や「Congratulations」といった言葉が並ぶことが多いもの。
そんな中、先日のオープン時にいただいたお花には、こんな言葉が添えられていました。
Happy Birthday
その一言を見た瞬間、少しハッとしました。
新しいお店が「オープンした」のではなく、ひとつの場所として「生まれた」。
そしてこれから1年、5年、10年と、たくさんのお客様や仲間とともに歳を重ねていく。
そんな想いが込められているように感じて、想像がふっと広がりました。
いただいたお花は、黄色いバラ、白いユリ、アルストロメリアなどでアレンジされた、とても華やかで品のあるもの。
黄色の明るさには繁栄や活気を、白いユリには品格や清らかさを、アルストロメリアには未来への希望や持続する想いを感じました。
オープン当日は、どうしても慌ただしくなります。
確認すること、決めること、動き続けること。
現場には緊張感もあり、気づけば少し張り詰めた空気になる瞬間もあります。
でも、そのお花を見たときに、空気が少しやわらぎました。
「応援してくれている人がいる」
「この場所の誕生を喜んでくれている人がいる」
そう感じられたことが、何よりの力になりました。
お店は、料理や空間だけでできているわけではありません。
関わってくださる方々の想い、働く仲間の姿勢、お客様との出会い。
そうした一つひとつが積み重なって、少しずつ“いいお店”へと育っていくのだと思います。
生まれたばかりのこのお店が、これからたくさんの人に愛され、5年、10年、その先へと続いていく場所になるように。
この日いただいたのは、花だけではなく、このお店の未来を信じてくれる気持ちでした。
生まれたばかりのこのお店が、これからどんなふうに歳を重ねていくのか。
その歩みを近くで見守りながら、私たちもできることをひとつずつ重ねていきたいと思います。