「どこの政党を応援しているんですか?」
選挙プランナーをしていると、よく聞かれる質問です。
私たちの答えは、いつも同じ。「どこも応援していません」。
これは政治に無関心だからではありません。むしろ逆です。政治に真剣に向き合っているからこそ、私たちは「中立」にこだわっています。
与党も野党も、右も左も
ジャッグジャパンのクライアントには、与党の議員もいれば、野党の議員もいます。保守系の政治家もいれば、リベラル系の政治家もいます。現職もいれば、新人もいます。
私たちは、その人がどの政党に所属しているか、どんな政治信条を持っているかで、仕事を選びません。依頼があれば、同じ品質のサービスを提供する。それが私たちのスタンスです。
「それって、節操がないのでは?」と思われるかもしれません。
でも、私たちはそうは考えていません。
選挙は民主主義のインフラ
選挙は、民主主義の根幹です。有権者が候補者を選び、代表者を決める。このプロセスがなければ、民主主義は成り立ちません。
そして、選挙が健全に機能するためには、すべての候補者が公平に戦える環境が必要です。資金力のある候補者だけが有利になるのではなく、志のある候補者が正当に評価される。そんな選挙であるべきだと思っています。
私たちが提供しているのは、選挙を戦うためのツールと知恵です。名簿管理、戦略立案、情報発信——これらは、どの候補者にも等しく必要なものです。
特定の政党や思想に肩入れするのではなく、すべての候補者に同じツールを提供する。それが、選挙インフラを担う会社としての責任だと考えています。
政策は有権者が判断すること
「でも、明らかにおかしな政策を掲げている候補者もいるのでは?」
そういう疑問もあると思います。
私たちの考えはこうです。何が「正しい政策」かを判断するのは、私たちではなく有権者です。
選挙プランナーの仕事は、候補者のメッセージを有権者に届けること。そのメッセージに共感するかどうか、その候補者に投票するかどうかは、有権者一人ひとりが決めることです。
私たちが「この政策は間違っている」と判断して仕事を断るのは、有権者の判断を奪うことになりかねない。そう考えています。
もちろん、法律に違反するような依頼や、明らかに反社会的な活動への協力はお断りしています。しかし、合法的な選挙活動の範囲内であれば、私たちは政治的立場で依頼を選別しません。
だからこそ信頼される
中立であることは、簡単ではありません。
SNSでは「○○党を応援しているのか」と批判されることもあります。
でも、この姿勢を貫いてきたからこそ、与野党を問わず、多くの政治家から信頼をいただけるようになりました。
「政治的な色がついていないから、安心して頼める」「色々な視点で政治を見てきたから仕事をお願いできる」「どの政党であっても、勝ち続けている」——そんな声をいただくたびに、中立を守り続けてきてよかったと思います。
一緒に働く人へ
私たちと一緒に働く人にも、この「中立」の価値観を共有してほしいと思っています。
個人として政治的な意見を持つことは自由です。選挙に行って、自分の信じる候補者に投票する。それは当然のことです。個人の政治信条は、大事に守ってください。
ただ、仕事としては、どの候補者にも同じ品質で向き合う。自分の政治的立場と、プロフェッショナルとしての仕事を分けて考えられる人。そんな人と一緒に働きたいと思っています。
政治に興味がある人、選挙に関わりたい人。でも、特定の政党の活動家になりたいわけではない。
そんな人にとって、ジャッグジャパンは最適な場所かもしれません。