もし「休日は何をしているんですか?」と聞かれたら、「月曜日がやって来るのを静かに待ってます。」と答えるのでしょう。
それだけ会社で過ごす時間が好きなのです。
(ただ、休日を持て余しているだけかもしれません。)
みなさん、こんにちは!新卒でiYellに入社した小倉です。
今回は、新卒で入社した人にだけ行われる研修『仮配属』をご紹介します。
仮配属とは
仮配属とは、新卒でiYellに入社した社員が3つの部署を1ヶ月ずつ体験できる研修制度です。
・いろんな部署を体験できる
・会社のことを深く知ることができる
・各所で自分のことを覚えてもらえる
などなど、良いこと尽くし。
中途入社の皆さんの誰もが羨む、新卒だけの特権です。
ここから始まるのは、3ヶ月に及ぶ仮配属の軌跡。
(正直に書きすぎて、誰かに怒られたり嫌われたりしないだろうか...。)
1ヶ月の入社研修が終了。いよいよ配属と思いきや......。
iYellには、新卒中途関係なく入社したら必ず受ける1ヶ月の研修があります。
会社の事業説明やグループワークがあるのですが、これがかなりハード。
研修期間が終わる頃には、かなりの達成感と充足感を味わうことができます。
そして、長かった研修の最後にはお待ちかねの配属先発表。
中途の皆さんが続々と行く末を告げられ、次はいよいよ私。
(面接の時に希望部署として話題に出したあそこかな...。)
そんな中、思いもよらぬ宣告が。
社長:「新卒メンバーには1ヶ月ずつ3つの部署を回る仮配属をやってもらいます!」
私 :「えっはい!分かりました!」
(え!早く仕事したいのに、配属が3ヶ月も先送りなんて.....。)
社長:「1巡目として、今回はこの業務をする部署へ行ってもらいます。」
私:「はい!分かりました!」
その部署は電話での対応が多いイメージだったので
(なんでそんな事やらないといけないんだろう。)
と正直思ってしまいました。
仮配属その1:試練の始まり
迎えた初日。さっそく配属先の部署がある部屋に向かいます。
(憂鬱。でも、1ヶ月の辛抱......。)
重い鉄扉を開けて部屋に入ると、これ以上ない歓迎をしていただきました。
(嬉しい!でも、業務になれば苦しい毎日なんだろうな。)
思っていた通り、架電と書類作成に追われる毎日。
知識もないので、覚えることがたくさんあって大変です。
それでも、和気あいあいとした雰囲気の中で、何をするにも同じ部署の先輩方がサポートしてくれて、とても充実した日々となりました。
(あれ?やってみたら意外と面白い!楽しい!)
社員A:「本配属でもうちの部署に来ちゃいなよ!!」
(それもありかもしれない。)
こうして、あっという間に1ヶ月が過ぎていったのでした。
(今回はたまたま楽しかったけど、次こそは辛く苦しいんだろうなぁ。)
次なる部署は果たして......。
1つ目の仮配属も終盤にさしかかったある日。
会議室に招集された新卒メンバーに、次の配属先が告げられました。
社長:「次の仮配属先が決まりました!」
(どこだろう?)
社長:「営業部署に行ってもらいます!!」
私 :「はい!分かりました!」
(え.....。最悪。)
仮配属その2:(今度こそ)試練の営業部
ということで、今回は前回にもまして憂鬱な初日。
慣れないスーツに身を包み新たな部屋に向かうと、ここでも熱烈歓迎を受けました。
(嬉しい!でも、業務になれば.....。)
早速、先輩に付いて不動産事業者を訪問する日々が始まりました。
朝は会社に寄ることなく直行、夜は直帰となることもしばしば。
しかし、不思議なもので外に出ることに慣れると、営業の仕事の魅力に気づき始めるんです。会社の中では絶対に受け取ることができない、私たちが提供している製品の利用者の声を直接聞くことができます。そして、より良い信頼関係を築くことの大切さを知りました。
(あれれ?やってみたら意外と面白い!)
社員B:「本配属で来てくれるの待ってるよ!!」
(営業も案外ありかもしれない。)
“やらず嫌い”・”知らず苦手”を一掃する仮配属
早いもので、仮配属の2/3が終了。どちらも魅力的な部署でした。
思い返せば、配属を言い渡されて業務が始まるまではとにかく憂鬱でした。
なぜなら、これまで経験したことはないけど、絶対にやりたくないし苦手だろうと思っていたことだったから。そして、配属希望の選択肢に絶対になり得ない部署だと思っていたからです。
それを会社から提案される形で1ヶ月、温かくて優しくも目標をもって挑戦できる環境で業務を体験できたことによって、今までのネガティブな先入観や苦手意識が一掃されました。
この先、どんな仕事をすることになるのか分からない新卒社員にとって、この"やらず嫌い"をなくすことがどれだけ重要なことか、いつか思い知るのでしょう。
仮配属その3:希望通りのご褒美的1ヶ月
そんな会社側から言い渡される形の仮配属を2つ経験して、最後は自分の希望に沿った部署になります。
ということで、最後の初日。これまでのような憂鬱な感情はなく、想像通り楽しく充実した1ヶ月が送れましたとさ。
社員C:「来月からいよいよ本配属だね。待ってるよ!!」
(やはり楽しかった。でも、今までの2部署も捨てがたい!)
本当の試練:本配属どうしよう?
こうして3ヶ月に及ぶ仮配属が終了しましたが、ここからが本題。
この仮配属での経験や自分の思いとしっかり向き合って、本配属先の希望を提出しなければいけません。
提出するのは第3希望まで、それに対して仮配属で経験したのは3つの部署。
経験した部署を希望順に並べて提出するものだと思っていたのですが、iYellは社員がやりたいことを尊重し実現することを大切にしています。
自分がやりたいと思うことを知る一貫として仮配属がありますが、iYellには他にもたくさんの部署があります。本配属の希望には、経験していない部署も入れることができるのです。
そのため、興味がある部署の雰囲気や業務内容を知るべく、個別にその部署で働く先輩に話を伺いました。皆さん、タイトなスケジュールながら部署の人、そして社会人の先輩として全力で相談にのってくださりアドバイスをいただきました。
こうしてたくさん考えて希望を提出し社長と2人で面談をした結果、晴れて希望通りの部署に配属されました。
一方的に部署を決められて働き始めるという会社も多い中、じっくり時間をかけて自分の希望をもとに配属先を決めてもらえるなんて、すごく恵まれていると心から思います。
3ヶ月・あってよかった・仮配属
(字余り)
新卒として住宅ローンテック企業に入社するという事
私が入社したiYell株式会社は、住宅ローンテックベンチャー企業です。
入社してしばらく経ったある日。
同じように社会人となった友人と集まった席でこんなやりとりがありました。
友人:「どんな会社で働いてるの?」
私 :「住宅ローンに関する事業をするベンチャー企業だよ。」
友人:「へーそうなんだ〜.....。」
と、浮かない反応をされるのも無理はありません。
新卒(20代前半)にとって、住宅ローンなんて縁もゆかりもないものです。
この住宅ローンテックベンチャー企業に入社したことで、分かりやすい経歴マウントや見栄を張ることはできないかもしれません。しかし、このあとのやりとりでiYellに入ってよかったと実感するのです。
友人:「この前もこんなことがあって先輩に怒られてさ~。理不尽だなと思ったよ。」
(そんな先輩、会社にいないなぁ。)
友人:「定時に帰れるような雰囲気じゃなくてさ~。毎日、残業なんだよね。」
(そんな雰囲気、感じたことがないなぁ。)
友人:「あ〜明日からまた仕事か。」
(明日は月曜日。また仕事を楽しく頑張ろう!)
なんだか照れくさくて、その場では言葉に出来ませんでしたが、
誰よりもいい会社に入って、誰よりも充実した日々を過ごしている!
自分が入った会社と、入社を決意した自分に自信が生まれました。
(ちょっとカッコつけましたが、本当に。)
では.....お待ちしてます!!