B2B向けIT製品 / SaaSのレビュープラットフォーム「ITreview(アイティレビュー)」を運営するアイティクラウド株式会社は、2026年6月16日、ITreview掲載ベンダー企業を対象としたユーザーカンファレンス「VOICE」を開催した。
当日は約300名のベンダー関係者が集まり、顧客の声を活かしたマーケティングやプロダクト改善の成果を共有。席上では、レビューを積極的に活用し顧客と共に成長する企業を称える「Customer Voice Leaders 2026」の表彰式や、生成AI時代における新たな検索最適化「AEO(Answer Engine Optimization)」をテーマとした先進的なセッションが行われた。当日の熱気あふれる様子をレポートする。
■ オープニング:急激に高まる「一次情報」の価値と、ITreviewの目指すビジョン
イベントの幕開けとなるオープニングトークには、アイティクラウド代表取締役社長 兼 CEOの黒野 源太が登壇。来場した約300名のベンダー関係者へ日頃の支援に対する感謝を述べるとともに、ITreviewが目指す今後の展望を語った。
(画像:オープニングトークを務めた黒野氏)
昨今の生成AIの急激な普及に伴い、インターネット上の情報流通には大きな変化が生じている。AIによる検索や回答生成において、信頼性の高い「実ユーザーの声(一次情報)」の重要性はこれまで以上に高まっており、企業におけるレビュー活用の重要性も急激にシフトしていると黒野氏は説く。
同氏は「ITreviewは単なるリードジェネレーションではなく、必要な情報を自由に選べるプラットフォーム。マーケティング活動だけでなく、経営層への報告やプロダクト開発にも生かせる」と強調。「IT選びに、革新と確信を」という理念を胸に、AI時代に選ばれ続けるプラットフォームとして、AEO※1(AIエンジン最適化)に最も効果的なサービスへと進化させていく決意を語った。
※1 AEO(Answer Engine Optimization):AIの回答生成において、自社の情報が選ばれ、的確に引用・出力してもらうための最適化手法。
■ 「Customer Voice Leaders 2026」受賞10社を発表!新設の「AEO・AI活用部門」も
続いて、ITreviewの利用企業を表彰する「Customer Voice Leaders 2026」の表彰式が執り行われた。これは、顧客の声に向き合い、自社・顧客ともに成功を収めている企業を称える取り組みである。2026年度は、時代を反映して新設された「AEO・AI活用部門」を含む計7部門から、10社が選出された。
【Customer Voice Leaders 2026 受賞企業(7部門・計10社)】
- 【レビュー収集部門】 株式会社kubell(Chatwork)/ フロンティア株式会社(Ready Crew)/ 弥生株式会社(弥生会計)
- 【プロダクト改善活用部門】 株式会社サブスパイア(U-KOMI)
- 【コンテンツ活用部門】 株式会社サンブリッジ(Smartvisca)
- 【インテントデータ活用部門】 株式会社カオナビ(カオナビ)
- 【カスタマーサクセス活用部門】 エムオーテックス株式会社(LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版)/ 株式会社大塚商会(SMILE V 2nd Edition)
- 【エグゼクティブ活用部門】 Sky株式会社(SKYSEA Client view、SKYPCE)
- 【AEO・AI活用部門】 ※新設 株式会社シムトップス(i-reporter)
(※企業名アルファベット・五十音順、カッコ内は製品名)
AIによる回答生成において、信頼性の高い第三者レビューが引用されるケースが増加している背景を受け、今年度より「AEO・AI活用部門」を新設。AI時代に対応した先進的なレビュー活用やAEO施策を推進する企業の取り組みを広く表彰した。
■ ロードマップ:AI時代を生き抜く新機能「AEOダッシュボード」の全貌
イベント後半では、アイティクラウド取締役 CPO(Chief Product Officer)の新木 啓悟より、ITreviewのこれからのロードマップが示された。
(画像:ITreviewのこれからのロードマップを語った新木氏)
新木氏は、生成AI時代における企業の「情報発信・可視化」のニーズに応えるための新機能「AEOダッシュボード」の提供開始を発表。各種AIの回答生成において、自社製品がどのように引用・露出しているかを可視化することで、企業がAI時代における認知拡大や情報最適化(AEO)へいち早く取り組める環境を整備する。
さらに、今後のITreviewの進化として、AIによる製品レコメンドやレビュー分析のさらなる強化、外部CRM/SFA/MAツールとのインテントデータ(Web上の行動データ)の自動連携など、ベンダー企業のマーケティング工数削減と受注率向上に直結する機能拡充の展望が語られた。
■ スペシャルセッション:国内外の最新トレンドから見る、インテントデータとAEOの未来
スペシャルセッションでは、国内外の最新トレンドを熟知するマーケティングのエキスパート、Ahrefs Pte.Ltd の河原田 隆徳 氏(日本マーケティング統括)と、GMO TECH株式会社 の中原 卓馬 氏(執行役員)の2名が登壇。モデレーターはアイティクラウド 野島 哉(ITreview事業 カスタマーサクセス部 部長)が務めた。
(画像:トークセッションに参加するAhrefs Pte.Ltd 河原田氏(中)と、GMO TECH 中原氏(右)、モデレーターのアイティクラウド 野島(左))
AIエージェントの普及によって激変する検索市場のパラダイムシフトや、海外におけるインテントデータ活用の最前線について熱いディスカッションが行われた。AIに「選ばれる」ためのコンテンツ戦略として、ITreview内の良質な一次情報をいかにWeb上のシグナルとして機能させるかという具体的な未来図が示され、来場したベンダー関係者にとってビジネス成長への大きなヒントとなった。
💡 人財戦略室(HR)からのメッセージ:
激変するAI時代を、私たちらしい「チームの力」で切り拓く
今回のユーザー会「VOICE」は、約300名の皆様をお迎えする大規模なリアル開催となりましたが、企画から当日の運営・ホスピタリティに至るまで、部署の垣根を越えたオールアイティクラウドの「チーム力」で創り上げました。
私たちが掲げる「IT選びに、革新と確信を」というミッションは、プロダクトの進化だけでなく、それをお届けする「人」と「組織」の熱量があってこそ実現するものです。プロダクトが「AI時代・AEO」という未知の領域へと急進化を遂げる今、社内にはかつてないほどの挑戦のチャンスと、ワクワクするような熱気が満ちています。
アイティクラウドでは、この激変する市場を自らの手でリードし、組織と共に成長していける新しい仲間を募集しています。最先端のテクノロジーと、泥臭くも温かい「顧客の声」に向き合うビジネスに少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお気軽に私たちに会いに来てください!