インヴァスト証券の採用の特徴は、業界未経験でも意欲と向上心のある人材に広く門戸を開いていること。入社後に業務を学び、ジョブローテーションでさらにブラッシュアップし、活躍している人材が何人もいる。今回は入社して数カ月、これから活躍を目指す二人に、仕事内容ややりがい、目標、入ってみての感想などを聞いた。

≪前編・上野山 拓氏≫はこちら

2022年10月入社
ディーリング部　上野山 拓氏

2022年11月入社
カスタマーサービス課（CS）　浅野 響生氏

≪後編・浅野 響生氏≫

プロフィール

2022年3月に大学を卒業し、新卒で前職の大阪の不動産会社に入社しました。そこでは、投資用マンションの営業の仕事をしていました。投資用不動産の営業というとキツいイメージがありますが、僕には合っていました。入社2カ月で1件、契約が取れるなど仕事は順調で、先輩たちにもよくしてもらっていました。

それでも転職を考えたのは、一つは、自分自身が成長しながら長く勤められる会社に入りたいと思ったこと。加えて、一度は東京で働いてみたいという気持ちもありました。第二新卒なので、求人は豊富です。今なら何でも挑戦できるから、そのチャンスしっかり活かそうと、時間をかけて慎重に探しました。

数社で面接が進んでいて、そのなかでインヴァスト証券を選んだのは、当時の伊藤副社長（現在は取締役社長の伊藤誠規）の最終面接に共感したからです。何社も受けていると、どこでも同じようなことを聞かれます。ところがインヴァスト証券はいい意味で違っていましたし、いい緊張感もありました。ちょっとエラそうな言い方になってしまいますが、こういう人が責任者を務めている会社なら信用できると思ったのです。それが入社の決め手です。金融のことはまったく知らなかったのですが、お客様の資産運用を支援するという点で、前職ともつながる感じがしました。それも理由の一つです。

現在の仕事

カスタマーサービス（CS）は、お客様の窓口で、電話やメールで来る問い合わせに対応しています。社内で唯一、お客様と直接つながる仕事です。ほかにも、新しいサービスや機能のリリース、アップデートがあるときに、リリース前に動作や操作を確認するテストの仕事、一週間の問い合わせ内容をまとめて全社に向けて発信する仕事などがあります。

実際にお客様への対応ができるようになるまでには、いくつかのステップがあります。まず資格取得。証券外務員一種と金融先物取引業務外務員の資格がないとお客様対応ができないので、資格取得に向けての勉強。それと並行して研修で、サービス内容の把握、それからお客様対応に備えてロールプレイイングで電話練習し、想定質問に対する返答メールの作成・添削などをやっていました。

私は証券外務員一種の試験で一度落ちてしまい、取れたのが先月（2023年1月）なので、実際のお客様対応を始めたのは最近です。まだ日が浅いので、今は電話対応については口座解約のご用件のお電話のみを対応しています。メールはすべて対応しますが、作成したあとに上司の確認、添削を受けてから送り返しています。一度、試験に落ちたので、結果的にじっくりと研修してもらうことになりました（笑）

仕事上のポリシー

仕事上で僕が心がけているのは、ミスやヌケ・モレを絶対にしないようにすることです。実は前職の投資用マンションの会社は、契約段階ではきっちり進めないといけませんが、最初の電話は、できるだけ親しい感じの空気をつくって契約まで進めていくという方針でした。先輩たちも「電話は『です・ます』だけ付けておけばいいよ。どちらかと言えばノリよくね」という感じで、元気よく対話を続けることを重視していました。今とはまったく違います。

で、業界のことを知らずにインヴァスト証券に入ったところ、金融業界は何かと厳しく、言葉の一つ一つに気を付ける必要があると知りました。メールを返信するにも、責任があるので何回も内容を見直して、誤字脱字をチェックします。口座解約なら残高が残っていないかなど手続き面でのミスもないように、メールの送り忘れもないように、慎重に確認しています。

やりがい・苦労

僕にとって金融はとても難しく、今も苦戦しています。個人で取引をしたことがないので、まず「FXって何？」というところからのスタート。そこからどのような取引があるのか、取引手段もいろいろあるので、それを一つ一つ覚えました。すべてが初めてなので、頭の中は「？」だらけですが、少しずつ知識が増えていくことに手応えを感じています。加えて最近は、やっと電話対応ができるようになったので、お客様から「ありがとうございました」と感謝の言葉をいただけるようになり、仕事のやりがいに繋がっています。

一方で、言葉づかいは相変わらず苦戦しています。前職とのギャップがあり過ぎて。しかも、前の会社には同じ環境で入り、一斉スタートした「新卒同期」がいましたが、当然、ここにはいません。ベンチマークする存在がいないので、自分がどのペースで進んでいるのか、きちんと成長しているのかがわからない。それには少し戸惑っています。自分の実感としては、言葉づかいやスムーズな会話という点で、少し遅れているのではないかと思います。

先輩がたまに「その使い方、間違っているよ」と教えてくれます。多分、僕が敬語をわからないまま、「こんな感じかな」と先輩の真似をしているから。例えば「おっしゃられていました」などと言ってしまい、先輩が「それ二重敬語だよ」と。「おっしゃっていました」でよかったのです。「えー」とか「ええと」という口癖も、直していかないといけません。

このように業界経験がないのと、そもそも社会人経験が少ないのとで、自分の未熟さを感じる場面は多々あります。経験豊富な先輩方に聞きながら、話し方などは真似しながら、自分を高めていきたいと思います。

資格取得

CSでは証券外務員一種と金融先物取引業務外務員の二つの資格が必要です。テキスト、問題集など試験に必要なものは会社が支給してくれて、あとは自分で勉強します。これを網羅すれば合格できるはずなのですが、証券外務員一種は落ちてしまいました。

実は、最初に受けた金融先物取引業務外務員が簡単過ぎて、その感覚で証券外務員一種を受けたらすごくギャップがあったのです。とにかく範囲が広くて大変でした。心を入れ替えて、2回目は先輩たちに勉強方法を教わりました。なかでも僕に合っていたのがYouTube。証券外務員一種の勉強方法をわかりやすく載せている人がいて、それを視聴したら飲み込みが全く違いました。それでしっかり勉強して受かりました。

目標

短期的な目標は一人立ちと言いますか、まずCSの業務を一人でしっかりできるようになることです。

少し長い目で、今後、インヴァスト証券で働いていくうえでの目標は、いろいろなことを経験したいということです。ここに来た経緯は、転職エージェントからの紹介で、僕が自分の意思で探して来たわけではありません。この会社にどんな部署があるのかも知らず、インヴァスト証券のCSの募集、というだけで来ました。ただ、入口はどこでも構わなくて、入ってから今の仕事、今の部署にとどまらず、垣根を越えていろいろ経験したいと思うようになりました。実際、それができる会社なので、自分もチャレンジしたいと思っています。

今、自席の前や後ろにはほかの部署の人たちがいて、その会話を聞いていると、内容はわからないのですが、おもしろそうだなと感じます。ほかの部署はほかの部署でやりがいがありそうなので、いつか経験したいですね。

インヴァスト証券、入ってみてどうだった？

前職との比較になるのですが、前職では、トーク力はつくのですが、手に職と言いますか、自分の身になる知識は、あまりつきませんでした。インヴァスト証券では、働いてまだ数カ月ですが、本当に知識がついた実感があります。お金は生きていくうえで絶対に必要なもので、それについて勉強し、知識を得られたことがよかったと思います。

入社してすぐは、前の会社があまりににぎやかだったので、オフィスが静か過ぎて戸惑いました。質問をするのもためらってしまう感じだったのですが、今は慣れて、聞けば皆さん、本当に親切に教えてくれます。リモートワークの制度があるのもありがたいです。少し前にぎっくり腰になったとき、有給休暇ではなくリモートワークで、メール対応など在宅でできる業務を行いました。働きやすい環境だと思います。

応募を検討している人には、「僕みたいな人でも大丈夫」と背中を押したいです。何も知らずに入っても手厚く、一からちゃんと教えてくれます。僕も今、頑張っているので、向上心をもって前向きに取り組める人なら大丈夫だと思います。