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【現場の声】How to動画(化粧品)の撮影・後編

こんにちは!ディレクターの堀です。
中編に引き続き、今回は最後に後編を下記のトピックで書かせていただきます!

How to動画(化粧品)の撮影【後編】
5. 撮影前の注意点、準備物は?
6. 撮影時に気をつけることは?

5. 撮影前の注意点、準備物は?

クライアントとこちらの役割分担をしっかり事前にしておくことで、
細かな確認作業にもつながり、撮影当日の進行もスムーズにいきます!

◆(モデルがいる場合)衣装は誰が準備する?
 →クライアントかこちらか事前にしっかり確認する

◆必要な撮影小物がある?
→現場環境を事前に想定して必要そうなものは考えておく

◆被写体の背景は何にする?
→現場の壁で使用できそうなところがあるか。背景紙を使用する場合は白でいいか、
 もしくはカラーペーパーなどを使用して色をつけたいのかを確認する

◆How to撮影はモデルさんが自分で実演することが多いので、顔が確認できる大きめの鏡を用意する
 (環境や撮影アングルによっては鏡を吊るす準備も)

◆モデルさんが座る椅子は適切な形、高さになるものが現場にあるかを事前に確認する

6. 撮影時に気をつけることは?

ディレクターさんなら皆さんやることだと思いますが、
私はいつも撮影日までに一度、脳内で撮影当日のシミュレーションをしてみます。

朝機材を運ぶところから、最後のバラシ後までの一連を想像してみると、
必要なものが浮かんできたり、余分なものなら持ち込まなくてもいいなどの判断ができるので、
シミュレーションは欠かさないようにしています(それでも足りないものが出ることもあります・・)

撮影時に気を付けるべきことも、過去の経験からイメージをしておくことで、
事故を未然に防ぎスムーズな進行につなげることができます。

◆顔へのライトの当たり方で余計などが影ができていないか
 →映像として映る部分への光の当たり方に注意する

◆もし撮影環境が暗くて部屋の電気を借りないといけない場合は、部屋の照明が
 「蛍光灯」か「LED」かでシャッタースピードを変更する可能性があるので、照明と映り方に注意をする

◆モデルの背景は暗くなっていないか
 →必要ならば照明を一灯あてるようにする

◆常にRecボタンを押す前はピントが対象に合っているか確認をする

◆クライアント立ち合いの場合は、映像のチェックに抜けがないように可能な限り都度OKもらう

◆外光が完全に遮光できない場合、映像の明るさが変わっていないか確認を忘れない

◆撮り直し箇所が発生した場合、前後の繋がりに不自然なところがないか確認をする

◆映像に映る顔や髪の毛、洋服に余計なゴミなどがついていないか確認をする

前編、中編、後編と3回に渡り「How to動画撮影」について
撮影前の準備から当日のお話しまでをストーリーとして書かせていただきました。

商材や撮影環境、スタッフが変わることでいつも新しいことに気付かされ、
撮影の度に「ここを気を付けるべき」や「もっとこうした方がいいのでは」と
思うことがあり毎回とても勉強になります。

経験してきたことが生きることもありますが、慣れて油断をしてしまわないように
撮影中はとても集中をしているため、終わった日の夜はいつもヘトヘトになりますが、
きれいに撮影ができたときはやはり嬉しいです。

またトピックにできるような内容を見つけてストーリーを書きたいと思います。
お読みいただきありがとうございました!

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