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事業家を志す若者が、スタートアップでの挑戦を掴むまで:メンバーインタビュー⑼

『獅子の子落とし』ということわざがある。「我が子に試練を与え、才能を試すこと、厳しく育てること」という意味。彼に訪れた最初の試練は15歳の時。親のススメで日本を飛び出し単身アメリカへ渡った

右も左もわからないながらに、アメリカの空気や文化に揉まれ、自らの手でたぐり寄せたスタートアップでの挑戦。若干23歳にしてイジゲン事業開発チームの前線で戦う現役大学生のタダさんに、これまでの苦悩と挑戦を聞いてきた。

目次

  1. 親から言われた『アメリカ行くか?』が人生を変えた
  2. 新しい当たり前を作るスタートアップへの憧れ
  3. 将来は日本に貢献するスタートアップを立ち上げたい

親から言われた『アメリカ行くか?』が人生を変えた

単身渡米と言うとカッコよく聞こえますが、あの時の僕にはそれしか選択肢が無かったと言っても過言ではありません。高校受験を間近に控えた塾での三者面談の際に、『一番偏差値の低い学校にしか行けない』とハッキリ言われたんです。「あー、これはまずい。絶対に怒られる。」と中学生ながらに思っていたところ、「アメリカ行くか?」と急に親から言われて。正直驚きましたが、受験の必要が無いというメリット?に惹かれて渡米を決めました。ただ、そんな勢いで決めちゃったので、後でものすごく苦労することになるんですけどね(笑)

現地の高校の正門前に車で到着すると、「よし、頑張ってこい。」と一言残して親は立ち去っていきました。それがアメリカ生活の始まりです。もちろん英語なんて全くわからないので、最初のオリエンテーションなんて何を言ってるのか理解できず。。。校長先生から幼児教育用の英語の絵本を渡されて授業がスタートしたんですが、それでやっと理解できるくらい。当時はとんでもない場所に来たなと思いましたね(笑)

新しい当たり前を作るスタートアップへの憧れ

幸いにも友人には恵まれ、徐々にアメリカでの生活や英語にも慣れていきました。学校の授業でスタートアップについて調べる機会があり、当時伸びていたスタートアップ企業の創業者は、学生時代に起業していることに衝撃を受けたんです。遡ればGoogleAppleなど、新しい当たり前を作っているような会社の創業者は学生起業家も多い。日本とは全く異なる、スタートアップという文化の虜になった瞬間でした。

高校卒業後は、英語を使って勉強ができる環境に惹かれて大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)に進学を決めました。入学したはいいものの、スタートアップへの想いが忘れられず、大学を休学して高校時代の知人が働くアメリカのスタートアップへインターンとして挑戦。しかし、会社の事業が危ぶまれる事態になり、帰国を余儀なくされて非常に悔しかったですね。

帰国してからも、スタートアップへの想いが諦めきれずに、インターンを始めようと考えました。「大分県 インターン」と検索すると『イジゲン』の文字が。すぐに応募して、面談の連絡を頂いて本社にて面談。ちょうどalwaysの前身であるSEATを始めた頃で、アメリカでも市場が伸びていたサブスクの話で盛り上がり、鶴岡さんとはすぐに意気投合。そのまま鶴岡さん直下での勤務が決まりました。

スタートアップに興味があったものの、企業での勤務経験などが豊富にあったわけでは無いので、議事録の取り方や名刺交換の方法などは全く分からず、最初は鶴岡さんのそばで立ち振る舞いなどを学ぶところからスタート。大分県内のVCや、企業の社長さんなどとの交渉を間近で見ることができました。

alwaysが始まると、担当者と2人で九州圏内を飛び回りながら営業やテレアポの毎日。本格始動した昨年4月以降からセールス、CS、PR、BizDevなど、様々な仕事に関わってきました。鶴岡さんの近くで仕事をすることが多く、難しい課題も多いですが、たくさんのことを経験できて成長も実感できています。

将来は日本に貢献するスタートアップを立ち上げたい

今は、企業さんとのアライアンスやCSのサポートをさせてもらっていて、always事業部としても今後の兆しが少しずつ見えてきているので、今はその目標に向かって走り続けたいですね。

渋沢栄一の「論語と算盤」という本に感銘を受けたこともあり、将来的には日本に貢献ができるような事業を生み出していきたいと思っています。

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タダ マサヒロ
大阪出身、高校4年間アメリカ、カリフォルニア州に留学する。その後立命館アジア太平洋大学に入学。
2017年 アメリカ・ロサンゼルスにあるHotSpot Technologies に半年間インターン後、36Compound Asset Management LLC にジョイン。ビザの関係で日本に帰国。
2018年7月よりイジゲン株式会社のalways(旧SEAT)の立ち上げメンバーとしてSMB営業、事業開発を担当する。
2019年8月より、always LUNCH/DRINKの事業責任者として企画、立ち上げを行う。
現在はCEO Officeのメンバーとしてアライアンス、加盟店開拓、代理店開拓・管理、戦略立案、CSなどを担当。
色々な所行って見て思ったのは住めば都なので是非大分に来てみてください
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