こんにちは！人事の小高です。

GMOサイバーセキュリティbyイエラエ（以下、イエラエ）はIPOを目指しています。
IPOについては求人のタイトルに入れる程度で詳細は語って来なかったのでイエラエがIPOを目指す理由について、今回も社長の牧田に聞きました。
IPOによってイエラエが叶えられることや、IPOに向けた現在の課題などお伝えします！

GMOサイバーセキュリティbyイエラエ株式会社　代表取締役社長　牧田誠

群馬大学工学部情報工学科を卒業後、ソフトバンク及びサイバーエージェントでセキュリティ診断チームの立ち上げを行う。2010年から、経産省主催のCTFチャレンジジャパンや、世界最大のハッキングイベントであるDEFCON CTFに日本人ハッカーチームの一員として参加し好成績を収めた。2011年にイエラエセキュリティを創業。 今まで手掛けたセキュリティ診断実績は約900件を超え、現在もエンジニアとして脆弱性診断業務に携わる。

イエラエがIPOを目指す理由とは

ーイエラエがIPOを目指している理由について教えてください！

理由は2つあります。まず、ミッション実現につながるからです。我々は中期的に「日本を守る」というミッションを掲げています。非上場の会社でも実現できると思いますが、日本全体の話なので「社会の公器」として取り組んだ方が、ミッションを実現しやすいと考えています。

そして、エンジニアの楽園の促進につながるからです。エンジニアの楽園の大切な要素として「高い給与」があります。ストックオプション制度によって成果を出した人は夢のある額の報酬を受取れるはずです。

ーたしかにミッション実現の武器になりますよね！具体的に何を叶えることができますか？

IPOをすることでプラス効果が3点あります。資金調達、社会からの信用、ガバナンスです。これによって、よりスピード感を持ってミッション実現が可能になると考えています。「社会の公器」となり信用を得られるためプロダクト販売力や採用力があがります。資金調達の幅も広がります。そして資金調達によって、プロダクト開発を加速させることができます。プロダクトを作り日本全体に展開することが、「日本を守る」ミッション実現のプランです。ホワイトハッカーのノウハウをプロダクトに落とし込んで、スピーディにGMOインターネットグループの日本シェア9割のお客様に展開することで、日本を守ることができると考えています。

またプライベートカンパニーでは、社長の意向一つで会社をいかようにもできます。ですが、社会の公器になることで、ガバナンスがもっと効くようになります。経営者、つまり僕の無謀な意思決定を防ぐことができます笑
IPOは日本を守るというミッション遂行に最短の道になり、かつ、事業継続性にもつながるんです。

IPOを目指していくなかで現在の課題について

ーIPOを目指す上で、どんな課題がありますか？

エンジニアの楽園と社内ルール厳格化のギャップですね。前回記事の「世界一働きやすい環境を目指して。GMOイエラエがつくる「エンジニアの楽園」とは？」では、エンジニアの技術力があるから、普通の会社よりも働きやすい環境が提供できるとお伝えしました。

ですが、良い意味で「ゆるい」部分は、IPOと両立することができないのではと懸念があります。IPOするにあたり厳格なルールが必要な場面がでてきます。例えば何かを実験用の備品を購入するだけでも細かい申請などが生じ、エンジニアが働きにくいと思う環境になってしまう可能性があります。

ー働きやすい環境とルールのギャップを埋めるために、現在どのように考えていますか？

エンジニアが働きやすい環境を残しながら、IPOにも耐えうる状態を作る方法があるんじゃないかと探っています。法令遵守のためのルールは必須ですが、それ以外の部分では両立できる谷地方があるのではないかと考えています。難しい課題ですが、IPOと働きやすい環境の両立を目指したいです。

IPOを目指す上で、今後起こりうるであろうこと

去年（2022年）、IPOをしようと焦りすぎてたくさん失敗しました。エンジニアから「それは違うんじゃないか」という声もありました。GMOインターネットグループの熊谷代表からも「エンジニアの会社で、エンジニアを大事にしないのは違うでしょう。IPOは武器だし、絶対にするべきだと思うけど、でもそれって何のためにするんですか？」と言っていただき、ハッとしました。物事の優先順位を間違えてはいけない、と反省しています。

エンジニアの楽園とミッション実現のためのIPO、どちらも両立させることに舵を切っています。難しい課題ですが、諦めずに向き合っていこうと思っています。

ー乗り越えるためにどんな方に仲間になってほしいですか？

エンジニアの楽園を大切にしつつ、IPOという難題を楽しみつつ一緒に取り組める人に仲間になってほしいですね。IPOは武器であり「日本を守る」というミッションにつながります。日本全体を守ることができたら社会からも評価されるはずですので、ストックオプションとして貢献をしたメンバーにフェアに還元したいと思っています。

ただ、IPOはあくまで通過点でしかないですね。IPOすることで大手企業になるイメージですが、ベンチャー企業であり続けたいと思っています。変わらず、技術力や主体性を重視していきます。

社長の牧田から、IPOを目指す理由や、IPOに向けて考えていることなどを語ってもらいました！
インタビューを通して、「IPOはあくまで通過点」という言葉がとても印象的でした。
IPOは目標を達成するための手段ですが、変わらずベンチャーマインドを持っています。
「会社と一緒に成長したい」と共感していただける方にご入社いただければ幸いです！

次回は、取締役CISOの岸谷のインタビューです。
牧田は会社としての変化をお伝えしましたが、岸谷からは少し現場よりのイエラエの変化についてお話いたします。
ぜひ、次回もご覧いただけると嬉しいです！