電子レンジを買った時の話
こんにちは!イデアルアーキテクツの松島です。
唐突ですが、先日、電子レンジが壊れたため、新しい電子レンジを買いました。
ま~、10年ぐらいは使っていたので、寿命だったということなのでしょう・・・
ある程度、メーカや製品の目星をつけて、いざ電気屋へ・・・
陳列されている電子レンジの前を行ったり来たり、製品の仕様と値段、ネットでの最安値などを見比べながらどの電子レンジを購入するか検討します。
が・・・・
決定打がない!!!
そして、ちょうどその頃、1人の影が忍び寄ってきました・・・・そう店員です。
かなり年配の女性の方でした。
う~ん、頼りない・・・と思いつつも、何か決定打となる違いがないか質問してみましたが、やはり決定打となる回答なし!
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と、その時、一枚のビラが目に飛び込みました。
「訳あり商品。さらに5,000円引き」
訳あり商品・・・見た目が悪くて味の変わらない果物などあれば、一切気になりません
が、買うのはそこそこ値段の張る家電です。
少し安いのを買ってすぐに壊れてしまってはたまったものではないので、あまり気乗りもしなかったのですが、とりあえず店員さんもいたので聞いてみました。
自分 「この訳ありって何ですか?」
店員が自信なさげに重い口を開きます。
店員 「それは・・・私が色を間違って開封しちゃった商品なんです。」
自分 「開封しただけということは未使用ですか?」
店員 「はい。未使用です。」
訳ありがこの程度の訳ありということであれば全然問題ありません。
そして、思いました。
わざわざ、自分が誤って開封したと説明する必要はあったのかと・・・・??
正直、開封しただけというのであれば、誰が開封したということであっても客にとっては関係ない話です。(他の人のせいにするのもすごく簡単なことだったと思います)
それをわざわざ、自分が誤ってやったと説明してしまうだなんて、この人は正直な人なんだな・・・と
きっと、他の客から同じような質問をされた場合も、申し訳なさそうに自分のミスであると毎回説明するのでしょう・・・このビラがある限りは・・・
そう思えたことは、自分にとっては十分決定打でした。
確かに開封しただけのものが5,000円お得だったこともあります。
が・・・どちらかというとこの正直者からこの訳あり商品を買って、同じような説明をしなくてはならない状況から開放してあげたくなった・・・つまり、心を動かされたというほうが大きかったです。
たかが電化製品を買うだけなのに心を動かされる・・・なかなかいい経験をさせてもらいました。
自分 「じゃあ、これをもらいます」
仮にこれが定員の(売りさばくための)手法なのであれば、今回は自分の完敗です。
最後まで転がされたのであれば、知らぬが仏ということで・・・