データベーススペシャリスト試験とは?
データベーススペシャリスト試験とは、IPA(情報処理推進機構)が実施している国家試験の一つ。
情報処理技術者試験の一区分でもあり、スキルレベルとしては高めの高度情報処理技術者試験に含まれています。
試験内容はデータベースに関する運用、開発、保守、要件定義、用語や技術への理解を要するものとなっているため、試験に合格することでデータベースへの理解を客観的に証明することに役立ちます。
国家試験としての難易度が高い資格となるため、システムエンジニアとしてデータベースに関係する業務をしている場合は、社内で評価される可能性が充分にある資格です。
社会的な認知度もある資格試験となるため転職前に取得していれば、書類選考で評価されることも期待できます。
データベーススペシャリスト試験に有効な過去問集の使い方
データベーススペシャリスト試験は前述の通り、高度情報処理技術者試験に含まれる難易度が高い資格です。
そのため試験対策で過去問を使う場合は、計画的な対応が必要となります。
では過去問集はどのように使うことが有用なのでしょうか。
・過去問は午後問題から対策する
データベーススペシャリスト試験は午後問題が記述式で、午前問題は選択式です。
午前問題は選択式なので暗記で対策することができます。
しかし午後問題は知識だけでなく知識を様々な問題の解消に応用する視点と、適切な回答をまとめる文章力も求められます。
また午後問題は出題数が2~3問程度と少ないため、一つの回答ミスが試験の結果を不合格にしてしまうリスクがあります。
そのため過去問は午後問題から対策することをおすすめします。
・過去問は3か月以上の余裕を持って取り組もう
データベーススペシャリスト試験対のための過去問は、最低でも3か月以上の余裕をもって取り組みましょう。
またデータベーススペシャリスト試験の実施は基本的に年に1回であり、平成30年度の合格率は13.9%。
難易度が高い試験となるためベースとなる知識に自信がない場合は、半年から一年ほどかけて反復学習することをおすすめします。
午後問題の過去問は難しいものばかりですが、何度も解いていれば知識は自然と定着します。
難しい過去問も諦めずに繰り返して学習しましょう。
・午前問題は過去問と問題と解答をセットで暗記しよう
午前問題は暗記によって正答率を高めることができます。
なぜなら午前問題は過去問から出題される傾向があるからです。
記憶を定着させるためには、同じ問題を反復して解くことが有用です。
つまり過去問の午後問題も午後問題と同じように、繰り返し解くことが試験対策となります。
・説明が丁寧な過去問集を活用しよう
過去問はIPA(情報処理推進機構)のHPで公開されているため、単純に問題を確認することだけで目的なら過去問集は必要ありません。
しかし丁寧な解説がついている過去問集は、過去問に対する理解をより深めることができるためデータベーススペシャリスト試験の対策として有用です。
過去問集はできるだけ説明が丁寧な過去問集を選んで、一つ一つの過去問への理解を深めることを意識することをおすすめします。
・通勤時間を有効活用しよう
過去問が掲載された参考書は、通勤時間の勉強にも有用です。
仮に通勤時間が1時間以上ある場合は毎日2時間の学習時間を捻出することができます。
これが毎月20日間あると考えればいかがでしょうか。
通勤時間の学習だけで、月間40時間の学習時間を確保することができます。
データベーススペシャリスト試験の合格率を高めるためには学習時間の確保が重要な課題となります。
隙間時間を有効に活用して、過去問と向き合う時間を確保することを考えましょう。
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