こんにちは。関西大学3年の横田白翔(よこた はくと)です。
僕はこの3ヶ月間、株式会社I-neで長期インターンをしてきました。そして今日が、その最終日です。
最後に何を残そうかと考えて、このブログを書くことにしました。テーマは、僕ともう一人の学生インターンの2人で、ゼロから企画したサマーインターンのこと。きれいな宣伝文句を並べるつもりはありません。
むしろ、僕がこの企画でどれだけ詰まって、何度も問い直されて、それでも面白いと思えたのか⸺その全部を正直に書きます。
読み終わる頃に「このインターン、受けてみたいかも」と思ってもらえたら、それが一番うれしいです。
そもそも、なんで学生がインターンを「企画する側」になったのか
きっかけは、大学の企画セミナーでした。
たまたま参加していたそのセミナーで、僕が発表する機会があったんです。その発表を見てくれたI-neの人事の方に、ありがたいことに目をかけてもらえました。
そこで聞いたのが、「インターンを作る上で、学生の視点を取り入れたい」という想い。これまでとは違う、学生の感覚を反映したインターンを一緒に作っていきたい⸺そんな目的で、僕はインターンとして関わらせてもらえることになりました。
こうして僕は、もう一人の学生インターンと2人で、サマーインターンを「設計する側」に立つことになりました。普段の僕は、成功率が8割くらい見えるまで動けない、わりと慎重なタイプです。でも「新しいものを企画する」という話には、勝手に体が前に出てしまいました。
正直、最初は浮かれてました。「インターン生なのに企画を任されるんだ」って。でもその高揚感は、わりとすぐに打ち砕かれます。
最初に作った企画は、根本から問い直された
僕が最初に組んだのは、よくある3日間プログラムでした。
Day1:会社やブランドについてインプット
Day2:課題を解いて、社員にインタビュー
Day3:LP改善案やキャッチコピーを作ってプレゼン
我ながら「インターンっぽいな」と思える形でした。でも、これをDM(ダイレクトマーケティング)本部長に持っていったとき、返ってきたのは、僕の前提を根っこから揺さぶる回答でした。
「LP改善って、AIに入れたら一瞬で終わるよね?」 「キャッチコピーも、AIがいくらでも出してくれる。それを学生にやらせて何が見えるの?」 「AIで一瞬で終わる作業を学生に与えたら、採用で本当に見たいポテンシャルが、逆に見えなくなる」
頭が真っ白になりました。でも同時に「あ、全部その通りだ」とも思った。
2026年のいま、僕が「学生のアウトプット体験」だと思っていたものは、ぜんぶ「AIが代わりに出してくれるもの」になっていたんです。自分の企画の前提が、時代に追いつけていなかった。
ここから、僕の本当の戦いが始まりました。
「じゃあAI禁止にすればいい」⸺その逃げ道を、僕は選ばなかった
最初に浮かんだのは「AIを禁止すればいいじゃないか」というアイデアでした。シンプルで、正しそうに見える。
でも、選びませんでした。理由は3つ。
1つ、AIを「なかったこと」にする設計は、もう現実的じゃない。隠れて使われたら見抜けないし、「AI時代に通用する人を育てる」という意味も消える。
2つ、入社後の仕事はAIを使う前提なのに、インターンだけ禁止にしたら、評価の場と実際の仕事がズレすぎる。
3つ、これは個人的な話ですが⸺僕自身が3ヶ月のインターンでAIをフル活用してきて、AIを「敵」じゃなく「整理ツール・資料作成のパートナー」として使う実感があった。だから禁止は、自分の実感とも矛盾する。
楽な道(禁止)を取らずに、難しい道を選ぶ。「AIを使い倒す前提で、それでも人間が勝てる設計にする」。ここが、企画の本当の転換点でした。
たどり着いた答え:「何を作らせるか」じゃなく「どこでAIに頼れなくなるか」
AIに勝てる設計を考える中で、僕は何度も袋小路に入りました。
LP改善はダメ、キャッチコピーもダメ、じゃあ新規事業立案は?と思っても、市場規模もペルソナもビジネスモデルも、ぜんぶAIがプロより綺麗な資料を5分で出してくる。「全部AIで終わる世界」を直視したときは、本当に追い詰められました。
そこで、視点が一回転しました。
問うべきは「何を作らせるか」じゃない。「3日間のどの瞬間に、AIでは測れない人間力が現れるか」だ。
アウトプットの種類じゃなく、プロセスの設計が本質だったんです。AIには絶対できないこと⸺現場の生の声を取りに行く力、人を巻き込む力、「なぜこれを自分がやりたいのか」を自分の言葉で語る熱量。それが自然に現れる「関門」を、3日間のどこに置くか。それが企画のコアになりました。
このインターンが「カオス」になる理由
そして生まれたのが、こんな構造です。
Day1 AIをフル活用して、新規事業の骨格を爆速で作ってもらいます。市場規模もターゲットもビジネスモデルも全部AIでOK。たぶん、それなりに綺麗な「80点の企画」ができます。
そして夕方、メンターがそれをこう崩します。 「これ、AIが作ったテンプレートだよね。君たちの血が通ってない」「I-neじゃなくてもできる企画だ」と。
……気づいた人もいるかもしれません。これ、僕がDM本部長にやられたこと、そのものなんです。
自分が「前提を根本から問い直された」あの感覚を、設計された形で体験してもらう。問い直されたあとに、人はどう動くか。素直に「やり直そう」と立ち上がれるか。そこにこそ、その人の本質が出ると思っています。
Day2 崩された企画を持って、現場に出ます。SNSで生のユーザーの声を集めて、店頭でターゲットがどう動くかを観察して、社員をつかまえてヒアリングする。AIには絶対に取れない「一次情報」を、自分の足で泥臭く集めにいく日です。
Day3 スライド作成みたいな作業はAIに任せて、人間は「どう熱量を伝えるか」に全振り。最終プレゼンで問われるのは、「なぜこの事業をI-neがやるべきか」「なぜ自分がこれを提案するのか」を、AIの受け売りじゃなく、自分が集めた声と自分の感情で語れるか、です。
お題は、「5年で50億になるブランドを立ち上げよ」。誰も正解を持っていない問いだからこそ、あなたの価値観と感性を乗せる余地があります。
企画した僕が、まず自分でやってみたら惨敗した
「自分で試したことのないプログラムを、学生に課すのは無責任だ」と思って、僕は自分でこのお題を解いてみました。
AIをフル活用して、2時間で「速乾ヘアオイル」の提案資料を作って、本部長の前で7分プレゼンしたんです。結果は⸺惨敗でした。
「なぜこの形で出すのか」「競合と何が違うのか」「ターゲットにどう伝えるのか」。ことごとく即答できなかった。喋ってみて初めて「自分、解像度低いな」と気づきました。
このとき痛感したのが、「作った」と「理解した」は全然違うということ。AIが2時間で作った資料は「AIが理解したこと」であって、「僕が理解したこと」じゃなかった。そしてその差は、頭の中じゃなく、人にぶつけた瞬間にしか見えない。
自分で先に崩されたからこそ、このプログラムには説得力があると、胸を張って言えます。
企画書ができても、終わりじゃなかった
正直に書きます。プログラムが完成しても、現実は甘くなかった。
応募者を集めるという、まったく別の仕事が残っていたんです。設計したプログラムも、誰も来なければ何も始まらない。だから僕は、告知の動線を整理して、Wantedlyへの掲載を提案して、大学へのアプローチを考えて、専用ページの作成まで自分から手を挙げました。
「作って終わり」じゃない。最後まで自分ごととして回しきる。この経験そのものが、僕にとって一番の学びだったかもしれません。
振り返ると、これは「I-neだから」実現できたこと
ここまで「僕が、僕が」と書いてきましたが、これは一人で作れたものじゃありません。
I-neは、学生インターンの僕に、サマーインターンの設計をまるごと任せてくれました。でも、ただ放っておかれるわけじゃない。
要所では、本気のフィードバックが返ってくる。DM本部長はじめマネージャーの皆様は親身に向き合って、企画の甘いところをごまかさずに指摘してくれたし、僕を担当してくれた上司は、詰まるたびに一緒に考えて、僕のこの先のキャリアにまで誠実に向き合ってくれました。
どのフィードバックも、正解を渡すんじゃなく、自分で考え直せるように投げかけてくれるものでした。
任せてくれるのに、ちゃんと親身に向き合ってくれる。その両方があったから、僕は最後まで走りきれたんだと、やってみて気づきました。これはI-neだから実現できたことだと、今は素直にそう思っています。
この3ヶ月で、僕自身が一番変わった
最初に書いた通り、僕は「考えすぎて一歩目が遅い」タイプでした。でも、起業経験のある同僚と働く中で、こう変わりました。
「未完成でも、まず出す。フィードバックをもらって直せばいい」
自分くらいの知識で完璧を目指して頭の中でこねくり回しても、結局そんなに大したことは考えていない。だからまず出して、毎日必ず誰か一人にフィードバックをもらいに行く。それを3ヶ月続けました。
AIがどれだけ進化しても、人間に残る価値はあると思っています。一次情報をいち早くつかむ感覚と、「なぜ自分がこれをやりたいのか」を自分の言葉で語れる熱量。このインターンは、それをまるごと体験できる3日間です。
最後に⸺「カオスを楽しめる人」に来てほしい
このインターンは、たぶん優しいだけの体験にはなりません。一回ちゃんと崩されるし、自分の足で泥臭く動くことになります。
でも、心理的安全性のある中で限界まで頭を絞って、プロの本気のフィードバックを受けて、自分が変わっていく⸺そんな3日間を、僕は本気で設計しました。自分が経験して、「これは面白い」と確信したものだけを詰め込んでいます。
「自分の力を試したい」「圧倒的に成長したい」。そう思える人に、ぜひ会いたいです。
応募はこちらから⤵ https://hrmos.co/pages/i-ne-coh/jobs/2028_SummerIntern
もしこの話に少しでも熱が伝わったなら、次はあなたが主役の番です。サマーインターンでお会いできるのを楽しみにしています。