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スタートアップを"会社"にする。人事・広報・経理を担当する1人目バックオフィスが目指す”働きやすさ”とは【社員インタビュー Vol. 13】

川本かほる / 総務人事部長

京都府出身。立命館大学経営学部国際経営学科卒業後、新卒で京都リサーチパーク(株)に入社。広告運用やメディア・行政対応等、主にP R・ブランディングを担当し、企画立案から取材まで一貫した広報誌制作や新聞連載企画を推進。その後、経営企画部にて予算策定・予実管理を担当し、2021年12月よりフツパーに参画。

これまでの経歴について教えてください!

大学生の時は、紙や繊維、鉄といった素材を高い技術力を用いて加工している素材メーカーを中心に就職活動をしていました。もともとモノづくり企業に携わりたいと思っていたので、素材メーカーだったら多様なモノづくり企業に関わることができるのと、素材自体の機能や品質を高めることで、日本の基幹産業であるモノづくりに貢献できるのではないかと考えたからです。

なので、その時は大手企業しか受けてなかったですね。大手企業に就職したかったわけではないのですが、そういう事業をしているのは海外に拠点がいくつもあるようなグローバル企業しかなかったので。

無事に第一志望から内定をいただいて、実はこの時に同じ内定者として社長と知り合いました。

でも、内定者と社員との懇親会で社員の働き方を聞いていく中で、自分が何をやりたいか、と同じくらいどういう風に働きたいのかが大事だということに気付かされて。

私は海外にいったり転勤もウェルカムだったのですが、結婚したり子供ができたらその家族も一緒に行ったり、家族が転勤になったらその近くに行けるという選択肢がほしいと思い、その企業の内定は辞退しました。


納得のいくキャリアのため、思い切ったご決断をされたんですね!そんな中で、なぜ京都リサーチパーク株式会社に入社することを決めたのでしょうか。

思い切ってますよね、一個くらい内定残しておきなよと思います笑

再度就職活動をスタートして最初に出会ったのが、京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP)でした。

KRPはDaigasグループ企業で、7haくらいの巨大なガス工場跡地にビルをたてて、レンタルオフィス・ラボを提供している会社です。面白いと思ったのは、ただ場所を貸すだけではなく「京都から新ビジネス・新サービスを創造する」というミッションを掲げて、イノベーションにつながる”新しい何か”が生まれるように、企業支援や人が交流しやすいような機会を提供している点です。そういう環境だったら、モノづくり企業に限らず、さまざまな業界や規模の企業に幅広く関わることができるのではないかと思い、KRP以外は受けずに就職を決めました。

前職ではどんなお仕事をされていたんですか?

最初は営業部門のPR担当として、広告運用やHPリニューアル、オフィスの営業等を行い、広報部門の立ち上げに伴って異動。メディア対応のほか、30周年という節目を迎えるにあたって、新聞連載企画や名刺デザインを社員1人1人の幸せな瞬間をイラストで表現するといった企画等、広報全般を2年ほど担当していました。その後、経営企画部で、予実管理やグループへの報告資料の作成、行政や教育機関といった外部対応、部署をまたいで行うようなプロジェクトに携わっていました。


前職ではさまざまな部署でお仕事されていたんですね!異動は、川本さんご自身が希望されていたんですか?

半年に1回キャリア面談というものがあって10年先までのキャリアを上長と話し合う機会があるのですが、そこでは「3年目までは営業部門でPR、5年後は広報、10年後は経営企画で仕事がしたい」と面談シートに記載していて、でもまさか5年もしないうちに希望した仕事をすべて経験できると思いませんでした笑 経営企画に配属になったあとは、次は総務に行きたい〜と話していました。


フツパ―とはどういうキッカケで出会ったんですか?

最初は大西社長からの「うちのオフィスに遊びに来ない?」というLINEでした。前職はオフィスやラボを提供している会社なので、仕事上、いろんなレンタルオフィスを見に行っていました。なので「ぜひフツパーのオフィスを見てみたい!」と軽い気持ちでオフィスに遊びに行ったんです。

そしたら、オフィスで「うちに転職しない?」と勧誘を受けてびっくりしました。私はオフィス見学のつもりだったので笑

でも社員の皆さんと話していて「アクのない、良い人たちが集まっている会社だなぁ」と感じて、関わり始めた当初からフツパ―に対してすごく良い印象を持っていました。



前職で順風満帆なキャリアを歩まれていた中で、なぜ「フツパ―に転職したい」と思われたんでしょうか。

いくつか理由はあるのですが、1つはベンチャーに行きたい、行くなら今しかないと思ったからです。

夫がベンチャーに転職して、厳しい環境の中で成長していく様子をすぐ隣で見ていたので、早いうちに考える力と経験を積みたかったのと、キャリアを考えた時にできるだけ早いタイミングの方がいいと思ったからです。

私の両親は私が生まれる前に起業をしていて、自宅兼オフィスだったので、ランドセルを背負って家に帰ると社員さん達が「おかえり~!」と出迎えてくれたり、社員10人分のお昼ご飯をつくって1つのテーブルを囲ってみんなでご飯を食べたり、そんな環境で育ちました。30年以上会社を成長させてきた両親や社員さんを尊敬しているし、感謝しています。なので、必要とされた時に役に立てるような経験やスキルを身につけたいと思ってキャリアを考えています。

すぐに転職を決断されたんですか?

行きたい気持ちはありましたが、すぐには決断できませんでした。

当時の上司をすごく尊敬していて、拾っていただいた恩もあったこと、ちょうどその時は欠員がでてしまって数字周りの仕事は忙しさを極めていた時期でもあったので「お世話になった人に恩返しもせず、会社が大変な時に自分都合で会社を辞めても良いのか…」という葛藤があったんです。

ですが、当時の前職の社長が「チャレンジしようとしている人は心から応援すべき」「頑張れ」と背中を押して下さって。恩返しなんて考えなくていい、とも言ってくださったのですが、もしお会いできたら、あの時のお礼をもう一度言いたいです。


川本さんがそのような経緯でフツパ―に入社されたなんて、全く知りませんでした… いろんな想いを抱えて入社されたんですね。

フツパ―に入社して最初の頃は、どんなお仕事をされていたんですか?

1人目のバックオフィスとして入社したので、私がフツパ―に入社して最初にした仕事は、自分自身の入社手続きでした。笑

総務や人事の経験は全くなかったので、雇用保険の申請など、そういった手続き関係は全て手探りの状態でスタートしました。

大西社長がしていた手続き関係の仕事を引き継ぎつつ、10人を超える人数にも差し掛かってきたので、これまで必要なかった手続きや規程も作らないといけなくて。1日に5個規程をつくった日もありました。

バラバラに保管されていた契約書、請求書などの書類を全て整理してデータベース化したり、勤怠をつけていなかったので、残業管理のために勤怠アプリを導入して勤務状況を把握したり。一般的にあるものがないので、ないものを見つけたら作る・整備していく。そんな感じで、入社したばかりの頃は、土を耕すような気持ちで社内環境を整備していましたね。


今はどんなお仕事を担当されているんですか?

コーポレート部門は今CFOと2人なので、お金まわりや社内システムにあたる部分を髙木さん、それ以外をわたしという風にざっくり役割分担をしています。

他の企業の部署で言うと、人事、総務、広報、経理などに当てはまる仕事を担当しています。例えば、前月の経費や勤怠状況を確認して給与計算や税金の支払いをしたり、採用計画に基づいた求人の作成・面接の実施、4月から評価制度導入したのでその運用、入社手続きや労務監査対応など。今はプレスリリースを控えているので、リリースの準備に追われています。


CFO高木のインタビュー記事はこちら
IPOを経験したCFOが再びベンチャーにジョイン「企業価値を上げるためのルールづくり」とは【社員インタビュー Vol.9】 | Back Office
髙木真一郎 取締役/CFO(最高財務責任者) 兼 管理本部長京都府出身。同志社大学在学中に公認会計士試験に合格し、新卒であずさ監査法人大阪事務所へ入所。上場会社、IPO準備会社、IFRS適用会社...
https://www.wantedly.com/companies/hutzper/post_articles/404302


フツパ―で働いていて楽しいと感じるのはどんな時ですか?

毎日楽しいですよ!

仕事が好きなのもありますが、何かを好きになるのも得意なので、その時々で自分がやっている仕事が一番楽しいって感じるんです。広報の時は広報の仕事が、経営企画部のときは経営企画部が一番楽しいって思ってて、今は今自分が持っている仕事全部好きだし楽しい!って思っています。

前職の人に「異動の心配いらないよね、好きを更新しているね!」と言われたこともあります笑

力を入れているのは、人事と広報の仕事ですね。

人事の方で言うと、快適に仕事をできる環境づくりにやりがいを感じています。

例えば、お子さんが熱を出した時にすぐに迎えに行けるようにするには、ルールづくりとそれを運用できる社内の雰囲気づくりが必要ですし、22年4月から人事評価制度を導入しましたが、個人の頑張りを見落としていないか運用状況をモニタリングしたり。

正解がない仕事である上に、仕事内容が他部署の人に見えにくく、結果が見えるのは数年先だったりするので、しんどい面もありますが、縁あって一緒に働いているので、みんなが「働きやすいな」と、いつか思ってくれたら嬉しいなと思いながら仕事をしています。

花が咲くような目立つ仕事ではありませんが、

転んだ時(社員がいつもと違う状況になった時)に痛くない、もしくは軽症で済むように、芝生を育てるような気持ちで髙木さんと社内整備を進めています。


すごく素敵ですね!

川本さんは、普段どんなことを意識して仕事されているんですか?

ありがとうございます!この仕事がやりたい、という気持ちより、今この仕事が必要じゃない?から仕事をスタート・広げることが多いので、仕事自体にこだわりは特にありません。

意識しているのは、「この仕事は何のために、誰のためになるのか」という点です。

例えば、勤怠システムを導入するとして、自分が楽をしようと思ったら、既定の設定をそのまま使用すれば良いと思うんです。週5日、定時は9時~18時、土日祝完全休み、イレギュラーは認めない、みたいな。でも、そもそもなぜ勤怠システムを導入するのかを考えると、それは「社員が働きやすい環境を作るため」なんですよね。

なので、「営業もエンジニアも、みんなが働きやすい環境って何だろう」と考えて勤怠ルールを整備しました。求職者の方に詳しく働き方をお伝えすると「すごい自由ですね」って言われたりもするんです。

でも、自由って管理する側からすると正直めちゃくちゃ面倒なんですよね。一律同じルールを適用した方が正直楽です。でも、社員1人1人がパフォーマンスを出しやすい状態を選択できるように、可能な限り縛らない必要最低限のルールにしています。

なので、こういう風にならない?とラフに要望をもらえたら嬉しいし、できるだけ希望に合わせられるようトライするようにしています。



川本さんの今後の目標について聞かせてください!

担当している業務が幅広いので1つではなかなか言い表せないのですが笑

経理としては、毎月の締め日までに給与や経費等の数字をつくることと迅速な支払い対応、

人事としては、採用計画達成や上場に向けた社内体制を整えることが目標です。

広報としては、直近のプレスリリースの成功ですね。今までフツパーは広報活動を大々的には行っていなかったんですが、プレスリリースを機に広報活動にも力を入れていきたいと思っていて。リリースへの反響がなかったらどうしようという不安とどんな反響があるんだろう?というワクワクする気持ちが共存しています。笑


最後に、1日のスケジュールを教えてください!

10時くらいに人が集まってくるので、最近はちょっと遅めに、10時くらいに出社することが多いですね。ざっくりとこんな感じですが、実際は15分単位で予定を組むことが多いです。

10:00 出社

10:30 メール返信、お問合せ対応、郵便物のチェック、全員の勤怠チェックなど

11:00 採用媒体の担当者と打合せ

12:00 昼食

13:00 社内打合せ

14:00 給与計算、採用媒体のメール返信、広報イベントの企画書作成など

18:00 採用面接2件

20:00 社労士さんと打合せ

21:00 退社


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