「自分が動かしている」感覚を求めて、ベンチャーに来た【社員を知る|伏屋佑亮】 | 株式会社HRteam
はじめまして。マーケター2人分の仕事をしています入社前:長期インターンで出会った「この人の元で働きたい」選考エピソード:「履歴書の字が汚い」と30分詰められた話入社後:任される範囲が、増え続けて...
https://www.wantedly.com/companies/hrteam2014/post_articles/1071573
「未経験歓迎」と書かれた求人を見たとき、いちばん不安になるのは「本当にちゃんと育ててもらえるのか」ではないでしょうか。研修制度はあるのか。いきなり現場に放り込まれて、放置されないか——。HR teamには、マーケティング未経験で入社し、入社5ヶ月でカテゴリの責任者を任された1年目がいます。任せた側である直属の先輩である伏屋が、育てられた本人・新垣に「実際の育成環境はどうだったか」を聞きました。
——まず、いまの仕事を教えてください。
新垣:自社メディアのカテゴリ責任者をやっています。数字を見て、コンテンツの方針を決めて、広告も回す。そのカテゴリの数字に責任を持つ仕事です。
——入社する時点で、マーケの経験は?
新垣:まったくの未経験でした。学校は情報系なのでパソコンは触れますけど、正直プログラムを見るような仕事はやりたくなかったタイプで。マーケに役立っているのは、コードが読めるからシステムが分かる、くらいです。
——その状態で、責任者になったのは入社して何ヶ月目ですか。
新垣:大きいカテゴリを持ったのは、入社5ヶ月目の3月です。実はその前、2ヶ月目から小さいカテゴリの責任者はやっていました。
伏屋:補足すると、新垣はうちの内定者インターンの中でも、未経験からカテゴリ責任者まで行った数少ない一人なんです。
新垣:最初に「4ヶ月後にはカテゴリ責任者を持たせるからね」と言われていたんですよ。当時は理解しているようで、できていなかったですけど(笑)。
——入社前、研修ってどんなイメージでしたか。
新垣:正直、あまり考えていませんでした。インターンのイメージも「先に研修を受ける」より「先に慣れちゃおう」という感覚で。
——実際、決まった研修は。
新垣:ほぼないです。研修動画みたいなものはあるんですけど、僕ああいうのが苦手で、見ると眠くなる。座学で意味の分からない勉強をするのが、そもそも好きじゃないんです。それより、できない中で実際にやって覚えるほうが、自分には合っていました。
——この会社の育成を一言で言うと、何だと思いますか。
新垣:「個性」ですね。「自由」とはちょっと違って、「個性」。育てる方針自体は一緒でも、一人ひとり育て方が違うんです。同期もインターンのメンバーも、見ているとそれぞれ色がある。それぞれの良さで、ちゃんと結果を出している。それが面白いなと思います。
——最初の1ヶ月は、何をしていましたか。
新垣:とにかく記事でした。「30本ノック」みたいな感じで、記事を書けるようにする1ヶ月。そこから2ヶ月目で小さいカテゴリを任されて、通常の運用と、広告を出すことを覚えていきました。
伏屋:あれは意図的にペースを上げたんです。新垣は教えたことを自分の中にちゃんと落とし込めるタイプだと思ったので、報告の出し方まで早めに渡して、数字を自分で見られる状態にしようと。だからカテゴリを早めに持たせました。
——人によって、渡し方を変えている?
新垣:そう聞いています。僕の場合、記事のKPIはあえて追わせなかったらしくて。
伏屋:新垣は、記事の数字だけ追わせると楽な方向に行きそうだなと思ったんです。だったら本質のところ——カテゴリそのものの運用——を先に見せたほうが早い。これは新垣だからで、別のタイプなら逆の順番にします。研修で一律に囲うより、その人を見て、できない中で実戦で覚えてもらうほうが強い。それを何人も見てきました。
——順調だったわけじゃないですよね。途中で。
新垣:足を骨折したんです。11月の末に。そこから3ヶ月半くらい、ほぼリモートでした。松葉杖で、トイレに行くだけでも時間がかかって、本当に大変で。
——その間も、小さいカテゴリの責任者は続けていた。
新垣:はい。数字も、基本は毎月達成していました。骨折してバタバタしていた2月だけ、ちょっと怪しいんですけど(笑)。
伏屋:そこは、こちらも「達成させないとまずい」と思って関わっていました。任せた以上、放置はしない。本来2月に大きいカテゴリを持たせる予定が、骨折のイレギュラーで3月にずれた。それでも、できる範囲を一緒に握りながら走ってもらいました。
新垣:放置されている感覚は、なかったです。できないことは今もたくさんあるんですけど、「できないからダメだ」じゃなくて「できるようになりたいな」と考えるようにしていて。そう思える環境だったのは大きかったです。
——あらためて、なぜ未経験の自分に、こんなに早く任せたんだと思いますか。
新垣:たぶん「任せたほうが早く育つ」と本気で思っているからです。1年ずっと研修していたら、いまの自分はいないと思います。任されると当事者になる。当事者になると、覚えるスピードが全然違いました。
——伏屋さんは、任せる側として不安はなかったんですか。
伏屋:ゼロとは言わないです。でもスキルは後からつく。最初に見るのは、教えたことを自分に落とし込めるか、そして折れない人かどうか。新垣は「絶対できる、なんとかなる」と本気で思えるタイプだった。そういう人なら、任せて伴走するほうが、研修で守るより何倍も伸びる。
新垣:怒られても、僕あまり引きずらないんですよ。やらかしたら「次はないな」とは思いますけど、それで止まらない。失敗を恐れずに挑戦し続ける、というのは自分でも意識しています。
——いま「未経験だけど応募していいのか、中途でも新卒でもついていけるのか」と不安な人に、何と伝えたいですか。
新垣:やってみないと分からない、です。考えていても変わらないので、まず前に行動する。結果は後からついてくると思っています。経験がないことより、自分がやりたいことをやれるかどうかのほうが大事です。
伏屋:いまの話に、育てた側からも一つ付け足させてください。未経験で入る人に約束できることが1つあって、それが「任せはするけれど、ひとりにはしない」ということなんです。最初にゴールと判断の基準は渡すし、詰まったらいつでも聞ける。研修で守る期間を長くとるより、現場に立って隣で伴走するほうが人は伸びる——それを、この会社で何度も見てきました。
新垣:育てられた側としても、そう思います。任されたから伸びたし、ひとりじゃなかったから折れなかった。
——正直、しんどい部分は。
新垣:楽ではないです。任される=自分でケツを拭く範囲が増える、ということでもあるので。守られてのんびり過ごしたい人には向かないと思います。でも、本気で早く成長したい人には、これ以上ない環境だと思っています。
▼インタビュアー・伏屋の経歴/仕事観の詳細はこちら
▼新垣の歩み(未経験→5ヶ月で責任者)の詳細はこちら