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JINEN-DO ノウハウ 4 「 貢献の機会を演出する 」

JINEN-DOでは、就職することを目指すのではなく、「働くしあわせ」を
手に入れる方法を利用者に伝授しています。

働くしあわせとは、入社数年後のある日、朝起きたときに働いていることが嬉し
く思えており、上司や同僚も本人がいることに感謝できている状況です。

働くしあわせを手に入れるポイントはいくつかあるのですが、その中でも、本質
的にもっとも有効だと考えるのは、本人が会社に貢献できていることです。良く
貢献する人は感謝され、大切にされやすいという理屈です。

何を当たり前のことをとお思いかもしれませんね。。。

しかし、多くの就労現場にお伺いして話を聞いていると、これが意外に当たり前
ではないようです。「採用した障がい者に働く気があるのかわからない」なんて
お話は珍しくありません。

実はJINEN-DOに通い始めの利用者も貢献からほど遠い人が多いですね。
自分のことだけで精一杯という感じです。ところが一ヶ月もすると自発的な貢献
行動を取り始めます。これを見ていると、人間は基本的に貢献するようにできて
いるんだなぁと感じます。

さて、ではどうやって人から貢献心を引き出すか。

JINEN-DOでは先ず、沢山の感謝の気持ちを育てます。皆が自分のことに
興味をもって、色々と手を焼いてくれるので、感謝する機会が増えるのです。
最初はうまく伝えられなかった「ありがとう」が言えるようになると第一段階ク
リアですね。

そのうち他の人と一緒に貢献行動をしたがるようになります。そこでやり方を教
えて、機会を与えます。そしてやってくれた時には感謝を伝えます。ここまで来
ると自発的貢献人間のタマゴが出来上がります。

人にされるばかりが当たり前になっていた人が、新たな環境で親切にされること
で、感謝の気持ちを覚え、さらに今度は人に感謝される行動を始めるようになる。

こういった演出ができると意外に簡単です。

義務感でやってないかなんて、ご質問を頂くこともありますが、それは彼らの顔
をみていると、そんなこと無さそうですね。

貢献心にあふれている人が多い場所は、とても気持ちがいいものですね。
JINEN-DOが気持ち良い場所である大きな理由はこれだと思っています。

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