株式会社博展 HAKUTEN | Communication Design®
博展は体験価値の創造を通じて、企業・団体のコミュニケーションをデザインしています。オンラインイベント、WEBプロモーション、ショールーム、ポップアップショップ、プライベートショー等の企画・デザイン・制作を手掛けています。
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こんにちは!博展採用担当の田崎です。本日は気になるあの人の『肩書』を切り口に、各部署で活躍する人々を紹介していくシリーズ企画の第二回目を紹介します!
U1プランニングルーム 3年目の中と、U2プロデュース部 2年目の小林です。
今回は、気になるあの人の『肩書』を切り口に、各部署で活躍する人々を紹介していくシリーズ企画の第二回目になります。
私自身、博展に入社して以降、社内でたびたび抱いていた「あの人の肩書、どういう意味なんだろう?」「なんでこんな珍しい肩書をつけるようになったのだろう?」という疑問にフィーチャーしていき、先輩方の仕事への想いやこだわりについて聞かせていただきました。
第二回目は、U1プロデュース部の三輪さんと、同じくU1プロデュース部の樋口さんに、アカウントスーパーバイザー(以下、ASV)という肩書に関してお話を伺いました。
※こちらの取材は2022年9月に実施したもので、三輪さんは2022年10月時点ではASVから課長に肩書が変更になっています。
▼インタビュイーの紹介
樋口(ひぐち)さん ※写真左U1プロデュース部所属。入社11年目。1年目は当時の市場開発部(新規営業開拓)でテレアポ三昧だったそう。3年目の頃に半年間運営部隊に所属して、その後はずっとBtoB系の顧客を担当し、プライベートショーやオンラインイベントなどに携わっている。趣味は、美味しいものを食べることと、学生時代からやっているテニスとスノボ(意外!)とクラブ通い(小声)。おススメコンテンツは、原田さんに教わった「27歳からのMBA グロービス流リーダー基礎力」という本と、金川さんから教えてもらった「バジュランギおじさんと、小さな迷子」という映画。三輪(みわ)さん ※写真右U1プロデュース部所属。入社10年目。新卒入社して以来、BtoB系の顧客を担当する部署だが、展示会以外もBtoC系のイベントもちらほら担当。社内ではオンラインイベントと言えば三輪さん!として知られており、コロナ禍の初期には社内勉強会も開催。趣味は、4歳、1歳の子育て(下の子は三輪さんにそっくり)。おススメコンテンツは、ザ・ノンフィクション、ストレンジャー・シングス。
▼編集メンバーの紹介
中(なか)(写真左)UNIT 1所属のプランナー。2020年新卒入社。営業として新規開拓をかじった後、今年4月からプランニングルームへ異動。現在は展示会を中心に、toB向けのイベント提案・進行で日々奮闘中。仕事中アイディアで行き詰ったら、「中川家」のYouTubeを見るのが最近のマイブーム。小林(こばやし)(写真右)UNIT 2プロデュース部所属。2021年新卒入社。今年4月からBtoC系の顧客を担当し、イベント提案・進行で日々奮闘中。いままで音楽ライブやフェスを生きがいにしてたので、ここ最近はエネルギー不足。
Q:現在、UNIT1独自の肩書のようですが、”ASV”についてあまり詳しくなく…改めて、ミッションや役割などを教えていただけますか?
三輪「本来のミッションは、プロジェクトとプロジェクトメンバーの最高責任者という役割ですが、正直UNIT1でもまだしっかり定義は決まっていないので、各個人の特性を生かして役割を決めています。
自分は特に若手(プロジェクト、部、規模はさまざま)に対して、営業スキルを積極的に伝えていくことを大きな役割としていて、例えば月1で自分のノウハウを発信していたり、些細な疑問をつぶやけるチャットスペースで若手の相談に回答していたりしています。」
樋口「自分の認識としては、基本的に課に1~2人いて、課長と一緒にトッププレイヤーとして課の数字を管理して担っていく役割だと思っています。
課長とASVで、課で抱えているクライアントを分担して、責任者としての立場につくような感じですが、課長はメンバーの労務管理まで担っていたりするので、そこの業務がない分、ASVがより注力して数字を追っている意識です。」
三輪「課長のスタンスにもよりますよね。僕の課長は伊林さん(取材当時)で、先ほどの労務管理に加え、情報共有や数字の管理がものすごくしっかりしているので、自分が何かをするまでもなく、、、そこ以外のメンバーマネジメント部分(モチベーションアップや悩み相談)や、プロジェクトマネジメント部分でのサポートをしている感じですね。」
ーーーなるほど!みなさん自分の特性を生かしながら並走する、課長のバディのような存在なんですかね?
三輪・樋口「それいいね~海猿みたい(笑)」
Q.U1で、ASVが発足したのが2021年~だと思うのですが、その背景なども教えていただけますか?
樋口「ちょうど2021年というのが会社の組織体制が大きく変わるタイミングで。今まで別々だった、いわゆるBtoBを担当する部署が大きくまとまってUNIT1という組織になりました。そして課の人数も多くなって、色々な規模の案件が課単位でできるようになった分、課長一人では全体を見切れなくなる場面もちらほらあり、ASVという役割が生まれました。
ちなみにASVの名付け親はユニット長の齋藤祐太さんで、課の実力や規模を大きくしたいというの祐太さんの想いが込められているそうです。」
Q.ASVになって変わったことってありましたか?
三輪「クライアントワークへの責任感と、数字を持ってくるという意識が強くなりましたね。さっき樋口さんがいってたASVの役割にも少しつながるけど、課長は労務管理などがありますが、その部分がなくなったので、シンプルにプロジェクトやメンバーに向きあえるようになった気がします。」
樋口「僕も、業務はプレイヤー色が強くなった印象です。課が中心ではなく、担当しているプロジェクトが中心になりました。あとは気持ち的には課長のサポートが強くなりましたね。」
ーーーなるほど、みなさんトッププレイヤーとしてシンプルにクライアントやプロジェクトに向き合えるようになったんですね。
ASVになってよかったところやいいところ、逆に課題などはありますか?
三輪「そうですね、僕はASVになって、課長とは違う観点で、ノウハウの共有、自分の課を超えたコミュニケーションなどがしやすくなったと思います。」
小林「たしかに、UNIT1プロデュース部のメンバーが入っている「なんでも聞いてチャット」で、若手の些細な質問やヘルプに三輪さんがすぐに返信してくれているので、いつもありがたいな~と思っています。UNIT2に異動したけど、いまだにチャットルーム抜けていません(笑)」
樋口「暇なの…?(笑)ってくらい、4割ぐらい三輪の返信だよね。でも確かに、あのすぐに聞けるシステムはすごい便利。」
中「そんなにいいチャットスペースがあるんですね!私も入れてほしいです…」
ーーー樋口さんはいかがですか?
樋口「課長の方が自分にとっては難易度が高かったです。マネジメントってとても難しくて、人との向き合い方、コミュニケーションなど、課長時代は悩み続けましたね。ASVはやることがシンプルになって、やりやすくなりました。」
Q.お二人ともASVがご自身の性や仕事スタイルにあっている印象を受けているのですが、今後もASVとして、もしくはトッププレイヤーとして極めていきたいと思いますか??
樋口「どちらがいいか、正直決め切れていないですね。さっきマネジメントの方が難しいとは言ったけど、どちらも面白さがあると思う。マネジャーとしての経験値も市場価値ももっとあったほうがいいと思う場面もあるし、単純に自分のメンバーが成長したときのやりがいを感じたりもします。」
中「後輩に教えるって、自分もいっぱいいっぱいのときに、本当に大変だと思うことがあります。」
樋口「そうだね。でも、なんでもかんでも世話を焼くことがいいわけではないと思っていて。
例えば自分が課長時代の話で、あるクライアントが主催するイベントをずっと担当していた先輩が異動になって、自分の課のメンバーが担当として引き継ぐことになったんだけど、不慣れなこともあって、最初はめちゃくちゃお客さんから怒られていたんだよね。」
小林「引継ぎって難しいですよね…他人事に感じないです、、、」
樋口「そうだよね。だた、その時は僕がすぐに案件に入って火消しをせずに、フォローはしながら任せてみることにしました。そして、お客さんはこういう人で、こういう対応を求められているから、こういうスタンスで仕事をしてみようという話をずっとそのメンバーにし続けていたら、半年ぐらい経ったときに、お客さんから言われる前に色々察知して動けるようになったんだよね。自分で判断できない事は事前に僕に相談するようになって、スムーズにプロジェクトを進められるようになりました。」
小林「それはすごいですね!」
樋口「そのメンバーが自信を持って、営業として顧客に対峙できるようになったのが、僕自身もすごい嬉しかった。若手の成長に関わるのは、やりがいがあるから好きだし、これは課長であってもASVであっても、それ以外のキャリアでも今後もできることだとは思っています。」
ーーー三輪さんはいかがですか?
三輪「そうですね、僕はトッププレイヤーとして働き続けるというよりも、培ったことを広げる役割になりたいなと。博展って、ナレッジの共有がまだまだ苦手だと思うんです。なので、それぞれの人が自分のやったことを共有・発信する文化をつくっていきたいと思っていて。
同じような企画書、同じような資料をこれまで色んな人が作ってきたと思うのですが、これから会社が大きくなるにつれて、キャパや伝達される範囲も限られるので、知の共有をしていく仕組みを作っていきたい。みんなの発信力を高めていって、会社を強くしていきたいですね。」
中「確かにプランナーでも、ノウハウ共有は頻繁に課題になっていますね。知の共有って職種関係ない気もしていて、それこそ営業ともうまく連携していけたらいいなと思います。」
Q.最後に、今後のASVの展望に関して思うことを教えていただけますか?
樋口「将来的には、メンバー全員がASVみたいな状態が理想だと思います。そして、三輪さんもいってたけど、自分たちが今までやってきたことを伝えあっていく知の共有の風土は、これから先、大事になってくるなと思います。」
小林「博展でのキャリアで、マネジメントを目指したいわけじゃない人にとって、ASVという存在があるのは、一つの選択肢としていいなと思いました。」
樋口「たしかにいまの課長陣の中でも、プレイヤーをやめたくない人って博展には多くて。本来はマネジャーはマネジメントに専念するのが理想だけど。」
小林「UNIT1だけなのも、もったいないなと思いました。他の部署にも広がっていくといいなですね。
あとは、ASVって、頼もしくて身近な先輩として、若手にとって話しやすい心強いポジションだなとも思います。」
三輪「そうなんだ!それは嬉しい。ASVにどうあってほしいかの意見も、今後若手からぜひ聞きたいですね。」
ーーー今回は「ASV」という肩書を通して、三輪さんと樋口さんの仕事観を伺いました。
中)第一回で取材したマーケティングマスターとブランドアクレラレーターという肩書は個人で生み出した肩書でしたが、今回は組織が発足させた肩書なこともあり、また違った視点でお仕事観を伺えましたね。
小林)プレイヤーを極めている人にも、ぱっと見で価値がわかるいい肩書(役割)だなと個人的には思いました!
中)プレイヤーを極めるとはいえ、お二人とも自分のスキルだけを極めるのではなく、若手の成長や知の共有に力を入れて、会社全体を高めていきたいという思いがあったのが、とても素敵だなと思いました!
小林)もっと全社的にASVの役割や価値が認知されて、言い方がむずかしいですが、若手も積極的にASVの方を活用しながら自発的に成長できるといいですね。
ーー三輪さん、樋口さん、本当にありがとうございました!