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こんにちは、株式会社hacomonoの工藤です。
今回は、2020年9月に入社した8回転職経験のあるカスタマーサクセスリーダーの登場。
朝倉康之さんの【入社エントリー】をお届けします。
はじめまして、朝倉康之と申します。
2020年9月末に、フィットネスクラブやスクールなどの顧客管理・予約・決済を行う業界特化型SaaS「hacomono」を提供する株式会社hacomono(旧まちいろ)にカスタマーサクセスとして入社しました。
まちいろが人生で8社目なのですが、初の入社エントリー的なものを書いてみたいと思います。
まず、私は何者?
hacomonoについての話をする前に、タイトルで「人生で8社目」という不穏なワードを使っている自分自身のキャリアについて記載させていただきます。
職歴(古い順から)
1. ネスレ日本:セールス、マーケティング
2. 10人ぐらいの小さな雑貨メーカー(リバーズ):セールス
3. レバレジーズ:セールス(支店立ち上げもやったり)
4. 組織開発コンサルティングファーム(インヴィニオ):コンサルタント
5. メディカルノート:セールス
6. ABEJA:カスタマーサクセス
7. RevComm:カスタマーサクセス責任者
1社目はネスレに入社しました。
学生の頃はとにかくビジネスマンとして成功をしたいと考えており、大手企業に入社をすると数千人も同期がいるのに対して、ネスレは同期20人、そして知名度もある企業でしたので入社を決めました。ネスレでは2年ほどスーパーマーケットやドラックストア向けにコーヒーやキットカットの営業をした後、マーケティングの部署に異動しました。マーケティング業務はやりがいが大きかったのですが、著名企業であるが故にブランドポリシーが決まっており、自由に自分の発想を業務に適用することができないことに息苦しさを感じ、退職をしました。
2社目はリバーズという10名程度の製造メーカーのスタートアップに、スピード感と裁量権を求めてジョインしました。
入社後は求めていた環境があり、非常にやりがいがあったのですが、入社3ヶ月後に空前の大ヒット商品が生まれ、会社は一気に有名になりました。以前は会社が無名だったので提案力が求められ、それが自分の力で商品を売っている実感につながっていたのですが、ヒット商品が出るとお客様が「その商品がほしい」という要望を持っていることがほとんどになり、提案の余地がなくなりました。それでは自身のスキルが高まらないと思い、退職をしています。
3~5社目は長くなるので割愛します。
ここの3社では営業、複数支店立ち上げの統括責任者、組織開発コンサルタントを経験しましたが、いずれも「成長環境」「組織カルチャーフィット」を求め、転職しています。
6社目のABEJAでは「社会貢献性」を感じることができていました。
小売業界向けのSaaSを提供している企業で、小売業界は古いカルチャーであり、データドリブンの意思決定がほぼありません。そういった課題がある中でABEJAは業界の改革にチャレンジをしている企業でした。過去を振り返ってみると1社目のネスレ時代は業務における「無駄」が本当に多かったなと。その無駄がなければもっと本質的な仕事ができていたと今でも悔やんでいます。ABEJAのサービスは小売店ビジネスの無駄を減らすことができる大きなポテンシャルがあり、カスタマーサクセスとして仕事をすることは非常にやりがいがありました。ただ、コロナの影響で小売店が大きな影響を受けてしまい、実店舗という文脈でできることがかなり限られてしまったので退職をしています。
7社目はRevCommにCSチームの責任者としてジョインしました。
まだまだビジネスを作り上げている途中で1→10を得意とする自分の価値が発揮できそうな点と、世の中の無駄を無くすことができるサービスを取り扱っている点に魅力を感じジョインしました。5名のチームを持っていましたが、4ヶ月の短期退職をしました。退職理由はカルチャーのミスマッチでした。
そして8社目にhacomonoにジョインしています。
こうやって書き出してみると改めて自分の職歴の多さに震えが止まりませんが、簡単に言うと「大企業で働いてみたけどあまり適合できず、いろいろな規模・業界の企業で働いてみた結果、スタートアップとカスタマーサクセスにハマった34歳」という感じです。
自分で「こうやったらうまくいくのでは?」と思ったことを実行して「やっぱりうまくいった!」とか「全然違った…!」を味わいながら最適解を見つけて結果を出していくことに生き甲斐を感じてるので、「やったらええやん」「聞かずにガンガンやっちゃってください」みたいな感じで自由に試行錯誤できることが多いスタートアップという環境が性格にあってるんだろうなと思ってます。
カスタマーサクセスに関して言うと、携われる領域の広さに楽しさを見出してます。
「あなたはひたすらに売ってればいいよ」「あなたはオンボーディングだけ頑張ってね」とかの「これだけやっておけばいい系」の仕事だとわりとすぐに飽きてしまうのですが、カスタマーサクセスは顧客の成功にコミットするのはもちろんのこと、そのためにプロダクトの改善に携わったり、「こういうお客さんに対して価値が出せるからリード獲得もそっち方面もっとやりましょうよ」みたいにマーケティングにも携われるので、非常にエキサイティングな役割だなと思ってます。
で、今何やってるの?
hacomonoのカスタマーサクセスチームの立ち上げを行ってます。
「hacomonoにおけるカスタマーサクセスってどういう役割を担うべき?」とか「hacomonoを導入した顧客が実現したいことって何?」とか「1年後にカスタマーサクセスチームはどうなってたい?」のような抽象度が少し高めのことを決めることからはじまって、「オンボーディングでどこまで顧客をどの状態に持っていく?」「そのためには何回オンボーディングmtgする?」「各mtgでどういう資料使う?」「よっしゃ、実際に試してみよう」「うわあああ全然ダメだったー」のような、超具体的なアクションまでやってます。
頭も手もフル回転です。
文字通りの「0→1」なのでもちろんハードですが、自分たちで作り上げてる感があって最高に楽しい日々を過ごしてます。
なぜhacomonoに入社したのか
人生7回目の転職を考えた時に、これまでの豊富すぎる転職経験をもとに以下の3つの軸で企業を探すことにしました。
1. 非生産的な活動をなくせるプロダクトを扱っている
2. 自分であれこれ試行錯誤できる余地が大きい(アーリーフェーズのスタートアップになりそう)
3. 互いにリスペクトしあうカルチャー
1に関しては、1社目のネスレ日本にいた時に自分の実力不足もあって、やるべきこととやらなくていいことの判断がつかず、頭がおかしくなるんじゃないかって思うぐらい忙しくなってしまった経験があります。
途中から「これやらなくてもいいな」みたいな判断ができるようになったのですが、そうなると「なんでこんな無駄が多いんだ…!」という感情がわきおこって、それ以来「無駄をなくす」というのが自分の人生の一つのテーマになりました。
(ここ2年ぐらいまで気づけていませんでしたが)
まちいろが提供しているhacomonoというサービスは導入すると、まず最初に無駄がなくせます。
レッスンの予約を全て電話で受けてそれを紙に書いてたのが、エンドユーザーがスマホから予約するだけになったりするので。
こうやって無駄をなくせるプロダクトというのはそれだけでももちろん素晴らしいのですが、「無駄を無くしたことでうまれた時間をつかってもっと店舗の個性につながることをやろう」という、まちいろの考え方がいいなと思いました。
無駄をなくすだけのプロダクトなら他にもありますが、店舗の個性をもっと出していくことまで視野に入れているプロダクトは多くなく、ABEJA時代に店舗で働く人たちの想いや苦労に触れてきた自分にはグッと刺さるものがありました。
2に関しては自己紹介の部分でも書きましたが、とにかくあれこれやるのが好きなのでそれが歓迎される環境がいいなと思ってました。
まちいろは私が入社した段階で20名弱で、カスタマーサクセスもこれから立ち上げるという段階だったので「これはいろいろできる…!!」と感じましたし、実際に入社すると本当に任せてもらえる範囲が広いです。
こればかりはいくら文章で書いても「ああ、言ってるわぁ…」となってしまうので、直接お話しする機会があれば私が瞳孔をおもいっきり開きながら語らせていただきます。
3のカルチャーは今回の転職の中でもかなり重要視していました。
繰り返しになりますが私は仕事をすることが好きで、ビジネスを進めてくことが楽しくてしょうがないと感じるのですが、一人でやっててもあんまり楽しい感じがしてきません。
仲間と一緒にあーだこーだ話したり、意見をぶつけ合いながらPDCAをまわすのが楽しいんです。
そうなった時に、お互いをリスペクトしあうカルチャーってすごく大事だと思うんです。
リスペクトがないと、嫌な言い方になって他のメンバーのパフォーマンスを下げてしまったり、それの積み重ねで発言する人自体が減って組織全体のパフォーマンスを下げてしまったりもするので。
(今まで多くの企業で働いてきて、他者へのリスペクトの有無によってチームのパフォーマンスが大きく変わることは身をもって学びました…)
で、この組織のカルチャーというのはトップの影響を色濃く受けると思ってます。
特に人数が少ないスタートアップは。
そう考えていた時に、面接で弊社の代表の蓮田と話した際に、他者をリスペクトする姿勢を強く感じたのでそこに魅かれてまちいろへの入社を決めました。
1と2の要素も大きいのですが、最終的にはこの3の影響が大きかったです。
これから何をしたいか
「hacomonoを導入すると非生産的な業務から開放されて新しいことにチャレンジできるようになる。その結果として、エンドユーザーのロイヤルティーが上がって売上も上がる」というような、hacomonoを導入した店舗だけでなく、そこを利用するエンドユーザーもhappyになる世界をつくりたいと思っています。
そのためにも、短期的には現状のメインユーザーであるフィットネスクラブやヨガスタジオが「早く、簡単に」最初の成功(hacomono導入によるコスト削減)を実現するためのオンボーディングプログラムを確立しながら、「どうやったらエンドユーザーがもっと喜んでくれるか」の施策を考える支援もしてきたいと考えています。
そして、中期的にはマーケットの開拓を行い、新しい顧客の声を適切に取り入れてプロダクト改善を行っていき、hacomonoによってhappyになれる店舗とエンドユーザーの数を増やしていきたいと思っています。
最後に
hacomonoに興味を持ってくださった方はもちろんですが、「単純に転職活動の相談したい…!」という方も気軽にお声がけください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!