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社内異動を3度経験。必要とされる場所で常に挑戦し続けるベテラン社員の体験談を聞いてみた

こんにちは!GMOリサーチの中村です!

みなさんは「会社の中で自分が必要とされているポジション」を考えたことはありますか?

また、そのポジションで最大限の力を発揮するにはどうしたら良いのか?

誰もが抱えるであろうこの課題に向き合い、自分が求められるポジションで成果を残しているのが今回の記事の主人公「和田さん」です。

実は和田さん、営業→オペレーション部(以下オペ部)→管理部→オペ部(今年7月〜)の異動を経験し、その度に各部署や会社を支えた超重要人物!!!

今回、再びオペ部に戻ることになった背景を踏まえ、和田さんの人柄や考え方に迫ってみました~

自己紹介

  • 名前:和田さん
  • 所属:リサーチオペレーション部カスタマーサクセス課
  • 趣味:子どもと過ごすこと(野球や勉強を一緒にしたり、試合の応援に行ったり)

経歴詳細

飲食業界に新卒入社(半年で退職)。その後バイトや勉強などの時間を経て、法律系の事務所で約5年ほど事務仕事を担当。30歳になるのを目前に事業会社への転職活動を行う。中でも市場調査やマーケティングリサーチに興味があったことから、2011年6月にGMOリサーチに入社。

GMOリサーチ内での職歴

営業担当として入社。入社後の「実査研修が楽しかった」、「営業として担当していた案件の、オペ部担当の方の退職」など様々な要因が重なり、入社後4ヶ月で実査部(現オペ部)に異動。

約3年ほどオペ部に在籍し、SS(サンプルサプライ)チームのリーダーポジションについた頃、管理部の人事総務チームの退職が続き、前職で事務業務を行っていたことから管理部に召喚され、8年間所属。2022年7月より、再びオペ部に戻ることになりました。

―当時の管理部の状況を教えてください。

会社が上場する前、上場準備が忙しかったことから人事総務チームの仕事が激務となり、退職者が続いていました。経理財務側は退職がそれほど多くはなかったと思うのですが、人事総務の方は当時、人員の入れ替わりがわりと多かったんです。

正直なところ、傍から見ても当時の管理部はなかなかガタガタだったと思います。人がいなくて、経理財務チームが人事総務的な仕事をやっていたこともありましたし、当時は総務がPC発注とかも担当していたのですが、手が回っていなくてモニターやPCが山積みになっているとか、割とハチャメチャな感じだったと思います。

社長からの一言で異動を決意

―なぜ和田さんが管理部に召喚されたのですか?

当時は上場に向けて、証券会社や東証とのやり取りが続いていたのもあり、外部から管理部の人材を雇うほどの時間の余裕がなかったみたいで、社内から探せる人はいないのかというところから始まったらしいです。話によると、社長と役員が全パートナーの履歴書を見たとか見てないとか・・・?

それで、前職で事務職をやっていた私に声がかかったという背景みたいですね。最終的に社長からお誘いいただいて、引き受けた形になります。

《GMOリサーチが上場したときにGMOインターネットグループからインタビューされました》

―体制の整っていない部署(当時の管理部)に行くことに対して不安はありましたか?

正直、不安はあったんですけど、異動を決意したのにはいくつか理由があって。

①上場のタイミングに立ち会えるのは、中々できないことなので経験してみたいと思ったから。②転職活動をしていた時、元々法務や総務的な職種で探していたというのもあり、巡り巡ってそのチャンスが来たと思ったから。もちろん、やりたいと思っていた事がここでできるかもしれないと思ったのもあります。③管理部に行ったとしても、当時のオペ部の上司や仲間がいつでも戻ってきていいよと背中を押してくれたからです。

傍からみても、管理部が大変な部署というのは皆分かっていたから、その不安を払拭してくれるように、仲間が帰る場所を作ってくれていました。だからこそ、新しい場所で挑戦してみようと思いました。

会社に必要としてもらえ、貢献できると思った

―異動に対して嫌悪感はありましたか?

それはなかったですね。自分自身のキャリアを考えたのもありますし、会社の為にもなると思って決めたので。改めて考えると当時の管理部の適任者として、役員から必要としてもらえていると感じたことが、私の中でとても大きかったと思います。会社全体を考えた時にオペ部にいるよりも、管理部にいた方が会社に大きな貢献ができると思ったので、異動を決めました。

―実際に管理部に異動してみた感想は?

もちろん、前任者がいない、引き継ぎがろくに出来ていないという点においては手探り状態なところはあったんですけど、そこに関してはあまりストレスは感じませんでした。むしろ自由にやれると思っていて、楽しさを感じていました。そこまであれこれ言われることなく、自由にやらせてもらえてる感じが自分的には良かったように思います。

―業務のきつさは感じましたか?

うーん。感じてたんですかね。笑 特に嫌な事があったという記憶があまりないんですよね。

強いて言えば、人前で話すことが当時からすごく苦手なんですけど、月1の月初会で全パートナーの前で行う司会の役目はすごく嫌でしたね、、、笑

今はオンラインになったからだいぶ話しやすくはなったんですけど、当時はそのようなストレスはありました。笑

総務的な仕事や法務の仕事等は、当時ワチャワチャしてはいたけど、あーでもないこーでもないと模索しながら行うことができて楽しかったと思います。体制も色々と整備されていなかったので、残業時間も少なくは無かったんですけどそれが普通でしたね。

―管理部へ異動した当時、何か目標を持っていましたか?

管理部の現状を落ち着かせたいというのはもちろんありましたし、「もう管理部は大丈夫だね」と信頼されるような部署にしたいなとは思っていました。

―和田さんが8年間在籍したことによって、他部署の私から見てもその目標は達成されていると思います!

いやいや、私は本当にメンバーに恵まれたと思います。管理部の方はみんな、ホスピタリティの塊みたいな人たちが集まってくれて。笑 だからこそ仕事に対しても楽しさを覚え、いつの間にか8年も経っていましたね。

一人ひとりに合わせたマネジメントを意識

―今のように安定した部署にするために具体的に行ったことはありますか?

心掛けていたことと、できていたことを別に考えて良いのであれば・・・

やる気と能力が発揮できるポイントは人それぞれで、得意な仕事の進め方も人によって違うだろうから、その人その人に合わせたやり方で接するようにしたいなと思っていました。そういう風にチーム一人ひとりを見てマネジメントを心掛けていました。

また、コスト削減や業務効率化はできるものの、売上を立てれられる部署ではないので、GMOインターネットグループのSV(スピリットベンチャー)宣言流に言うと、自分の部署のメンバーだけではなく、会社全体のメンバーを【やる気と能力がフルに発揮される真の感動集団】に近づける為にはどうすればいいのかなということを常に考えていました。

自分の経験を生かせる場所で再チャレンジ

―管理部を安定した場所に作り上げた和田さんですが、今回再びオペ部に戻ることになった背景を教えてください。

ありがたい話で「オペ部に戻っておいでよ」と何度か言ってもらえる機会があり、最終的に引き受けたという形です。

管理部は、年月が経過するごとにメンバーが更にパワーアップし、内部体制が強化されていきました。一方オペ部は、業務内容の多さや残業が他部署より多いことなど、部内課題が多くある事が現状のように思われます。そんな、自分の古巣でもあるオペ部の状況を管理部側から見ていて、何かできないかなと思っていました。

また、オペ部はエキスパートや職人気質な職種のイメージなので、部をマネジメントできる人が少ないという状況だということも社内の上の人から聞いていました。

以前のオペ部での経験と、管理部でのマネジメントの経験を生かせるポジションとして、自分がオペ部により必要とされていることを感じたので、異動を決意しました。

―またまた部署異動するということに対して、不安はありますか?

正直ありますし、今後の将来的なキャリアという意味では、管理を極める方がいいような気もしました。ですが、自分の求められているポジションや会社の貢献度を考えるとやりがいに繋がると感じたのと、当時から一緒に仕事を行っているメンバーもいるので、前向きに楽しくやっていけそうだなと思っています。

《業務中の和田さん(右)》

―今後新たに挑戦したいことは何ですか?

今回配属されたのがカスタマーサクセスチームなんですけど、ここでは実案件は持たずに、オペ部の後方支援や教育体制整備、実案件を担当するメンバーがストレスなく、業務を行うことなどをゴールとしているチームです。

部署全体の働きやすさの改善や効率化を求められているポジションであるため、最終的には、「オペ部で良かったな」、「あの部署いいな、あの部署に行きたいな」、「あの人の下で働きたいな」と思ってもらえるように注力していきたいなと考えています。

そう思ってもらうためには色々な方法があると思うんですけど、自分自身が褒められたいから、仲間のことも褒めて伸ばしたいなと思っています。【メンバーの仕事の大切さを説き、誇りを持たせ、「褒める」「叱る」をバランス良くできて、初めてリーダーである】ですので、叱ることも誇りを持たせることもしっかりやっていかないといけないと感じています。

そしてやっぱり、何においてもなるべく自分から行動する「率先垂範」を大切にしていきたいと思います。例えば、自分から挨拶する、誰にでも尊敬を持って接する、相手にオペ部や仕事に対して誇りを持ってもらいたいならまずは自分が誇りを持つとか、基本的なところから意識していこうと思います。

おわりに

インタビューを終えようとした時、和田さんは私に「どんな部署で、どんな人と働きたいですか?」と逆質問をしてくださいました。入社したばかりの私の意見にも、耳を傾けようとしてくださる和田さんの姿勢を目の当たりにし、正直驚きましたがとても嬉しい気持ちになりました。

自分自身だけでなく第3者のことを常に考え、業務に尽力しようとする和田さんだからこそ、皆さんに頼られるのだろうなとインタビューを通して感じることができました。

管理部門での経験を得て、事業部門に再び戻ってきた和田さんの今後の活躍にさらに注目していきたいと思います。和田さん、本当にありがとうございました。

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