こんにちは、GMOリサーチの大山です。テスト・セキュリティ部門のシニアマネージャーをやっています。
インド・フィリピンの女子エンジニアが活躍しているかと思えば元学生バックパッカーで30カ国を制覇した人がいたり、なんだったらCTOが旅好き元バックパッカーだったりする国際色豊かなGMOリサーチシステム部ですが、ここ2年程はコロナ禍による海外渡航制限の影響もあり、海外との行き来がほぼ途絶えていました。
※2021年新卒のインド人メンバーもずっと日本に来ることが出来ずにいました。(2022年6月から日本での勤務を開始!近々その様子についてもご紹介させて頂きます!)
そんな海外渡航制限もやっと緩和されつつあり、弊社でも海外出張が解禁され「いつ行くの?今でしょ!」と言わんばかりに海外出張ラッシュが来ております。そんな中、GMOインターネットグループの仲間であるGMO-Z.com RUNSYSTEM(以下RUNSYSTEM)が持つモニター会員向けアンケートサイトinfoQ VNをGMOリサーチの資産として譲り受ける事となり、システム関連の引き継ぎを行うために今回、RUNSYSTEMのハノイオフィスへ行ってきました。
1.渡航初日からドタバタ
成田18:00発ハノイ21:50着の便で出国。渡航制限が緩和されつつあるとはいえ、便数はまだまだかなり制限があるらしく、実質この便一択でした。
《便数が限られている事もあり搭乗手続きはなかなかの行列になっています》
悪天候の影響もあり予定時刻よりやや遅れたものの、無事にハノイ - ノイバイ国際空港に到着。ホテルへは車で約1時間程度の距離なので、なんとか当日中にチェックインも出来るかなと思っていたら、大変なのはここからでした。
入国審査にある程度時間がかかるのは覚悟していましたが、それにしても人が多い!そして列も全然進まない。。。後でわかったのですが、東南アジアのサッカーの大会が迫っていたみたいで、入国審査でもそれ専用のレーンが用意されていて、一般搭乗者用のレーンが全然進んでいませんでした。。。
《ちょっとわかりにくいですが、黄色がサッカー大会関係者専用と思われるレーン、赤は外交官専用、緑が一般搭乗者用でした》
一向に進まない入国審査の列。気づけば時間も0時を超えそうな勢い。。。ホテルへの移動は送迎の車を予約していたのですが、予約時の案内には「飛行機の到着後1時間待機します」との文言が。。。
遅れる旨を連絡したかったのですが、用意していたイ◯トのWi-Fiでネットは繋がるものの電話が繋がらず、ローミングでもダメ、これはマズいと思いだしたそのとき──
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Nguyen Huu Tung
ご苦労様です
今まだ空港ですか?
空港からホテルまでは約1時間なんです。
チェックインは1時近いと思います。
ホテルチェックインする際に不明が有れば電話してください。
Nguyen Huu Tung
僕ホテルに電話しました。ホテルのスタッフは待っています。
Nguyen Huu Tung
ホテルのチェックインできるまでは、何かがもし発生したらお電話ください。
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※原文ママ
RUNSYSTEMのトゥンさんからSlackで連絡が!
現地時間で既に0時近かったにもかかわらず、我々の到着を心配して連絡をくれていました。なんというホスピタリティ!いやほんと感動しました。。。
その後、トゥンさんがホテル側に連絡をしてくれたおかげもあり、送迎車もしっかりと我々を待ってくれていて、なんとかホテルに到着!一向に進まない入国手続きのレーンに並んでる最中、電話も通じず「これはマジでヤバい」と話していたような状況でしたが、トゥンさんの神サポートのおかげで無事チェックインする事ができました。トゥンさん本当にありがとう。。。
※ちなみに──
ポケットWi-Fiではこういう事態に陥る事がよくあるらしく、空港で現地SIMを購入するのが良いと、海外経験豊富な人から教えてもらいました。
《ホテルに到着したのは現地時間で午前1時頃、日本時間午前3時頃!》
2.ハノイオフィス到着
ドタバタの渡航初日から一夜明け、いよいよRUNSYSTEMハノイオフィスへ!
オフィスはハノイでもトップクラスに大きく立派なビルに入居しており、ホテルからでもその遠影を見る事ができました。
写真では実感しにくいですが、道路の交通量がまたすごい(特にバイクの数はものすごいです!)
地元の歩行者を見ていると「車・バイクが止まってくれる」という前提で、ものすごい交通量の中でもガンガン道路を横断していました。初日は現地の人について行かないととても道路を渡る事が出来ませんでしたが、慣れというのは恐ろしいもので、2日目からはもう普通に道路横断しちゃってました(笑)
《ホテルから撮った一枚、中央やや右の大きなビルにうっすらと【GMO-Z.comRUNSYSTEM】のロゴが見える》
3.温かいお出迎え
ハノイオフィスでは、現地の皆さんがとても温かく迎えてくれました。
今回は私を含め3名での出張だったのですが、3名それぞれ個別にメッセージカードとお土産を用意してくれていて、入国初日のトゥンさんの神対応も思い出してホスピタリティの高さに感激!
このあたりは、オフショア開発を得意としているRUNSYSTEMだけに、こういった「お出迎え」にも心を尽くされているんだなと思いました。
《ベトナムコーヒーやティーのセットでしょうか?メッセージカードはすべて手書きでした!》
ランチタイムはビル内のレストランでご一緒させて頂きました。私はごはんの上に茹でた鶏肉がのったもの(カオマンガイっぽい?)を頼んだのですが、「これぞベトナム」と思わせるパクチーや香草がわっさり仕様!
実は私はパクチーが少々苦手で、かといって残すのも失礼かなと思い頑張って完食したのですが、同じメニューを頼んでいたトゥンさんは香草類に全く手を付けていない!?
話を聞くと、ベトナムでもけっこう苦手な人は多いんだそうです(笑)
《香草類は葉っぱの切れっ端ではなく茎まるごとの本場仕様》
お昼ごはんの後は、これも人によるそうですがベトナムコーヒーを楽しむ人も多いんだそう。オフィスからほど近いカフェに連れて行ってもらいました。ちなみに「ブラック」とオーダーしたのですが甘い!ベトナムコーヒーにおける「ブラック」は砂糖ありミルクなし、なんだそうです(笑)
《お昼休みのカフェはとても賑わっていました》
4.システム引き継ぎ
もちろんしっかりとお仕事も!
今回の出張はモニター会員向けアンケートサイトinfoQ VNをGMOリサーチの資産として譲り受けるにあたり、システム関連の引き継ぎを行う事が目的です。
運用体制の確認やインフラまわりの業務引き継ぎ、セキュリティレベルの改善といった点について、2日間みっちりとミーティング(以下MTG)してきました。リモートのみでのコミュニケーションではわからなかった部分も色々とあり、やはりFace to Faceで話す事って大事なんだと実感。
ちなみにさすがにベトナム語でのMTG進行は難しいので、RUNSYSTEMでローカライズ業務を担当しているニュンさんに通訳してもらいながらのMTG進行でした。
《MTGにはinfoQ VNの業務マネージャー、インフラ・アプリの各担当エンジニアの方が参加》
ランチタイムではRUNSYSTEMのタウ社長ともご一緒させて頂きました。
タウ社長は日本での滞在歴も長く日本語もとても堪能で、現地では私たちも大変お世話になりました。ありがとうございます!
《タウ社長(写真右から2番目)と記念撮影させて頂きました》
ちなみにベトナムでは「オフィスでのお昼寝タイム」が一般的なのだそうで、RUNSYSTEMでも90分のお昼休みがとられていて、お昼寝している方が多かったです。日本でもお昼休みに「机に突っ伏して少し寝る」という方は少なくないと思いますが、RUNSYSTEMのみなさんは消灯されたオフィスの、更に床で文字通り横になってお昼寝されていました!
ベトナムではこのスタイルがわりと一般的だそうで、みんなちゃんとブランケットなどを用意されていました(笑)
5.ベトナム最後の夜
ベトナム出張最終日は懇親会を開催して頂きました!
「日本料理とベトナム料理は、どちらが良いですか?」と聞かれていて、3名中2名はベトナム料理、1名は日本料理を希望するという結果に。多数決でベトナム料理に決定しました(笑)
連れて行ってもらったのは、伝統的なベトナム料理が味わえるという【Nhà hàng 1946 Hoàng Cầu】というレストランで、会社の懇親会等でもよく利用されるそう。
「伝統的なベトナム料理」と聞かされ、香草類が苦手な私は少し構えていたのですが、料理はどれもクセのない味で美味でした!
《中央付近の「沢蟹の唐揚げ」とその右上の「豆腐の炒めもの(?)」が特に好評でした》
オフィスではしっかりと仕事をしていても、酒宴の場で解き放たれるのは万国共通!
お酒の力も相まって、私の拙い英語だけでなくGoogle翻訳を駆使しての即興ベトナム語も加わり、なかなかのカオス状態(笑)
ちなみにベトナムでは1on1で乾杯してからお互い一気に飲み干すという、日本だと状況次第では怒られちゃいそうな飲み方がわりと一般的だそうで、私も何度と無く「乾杯」を挑まれました!しっかりと受けきって来ました(笑)
《これは最初の乾杯、このあと徐々に1on1の流れに。。。(笑)》
おまけ
ハノイ滞在中はホテルの隣にあったコンビニ?スーパー?に大変お世話になったのですが──
なぜかドリアンまるごと売ってました(笑)
6.帰国
日本への帰国日、搭乗手続き等が大変だろうとの事で、MTGで通訳を務めてくれたニュンさん、infoQ VNのマネージャーのクインさんが空港まで同行してくれる事に。
今回の帰国はホーチミンでのトランジットを経由する便だったこともあり、搭乗手続きは大苦戦。。。
ニュンさん、クインさんに申し訳ない気持ちもあったのですが、お2人が居なければ日本に帰れていなかったかもしれません。。。本当にありがとうございました!
《ハノイ - ノイバイ国際空港では英語が通じない場面も多く搭乗手続きは大苦戦》
以上!ベトナム出張記でした!
GMOインターネットグループでは、このコロナ禍でいち早くリモートワークを本格的に導入しましたが、今回のベトナム出張ではFace to Faceのコミュニケーションの重要性を改めて実感しました。
チャットやメールで見落としがちな細かいニュアンスの気づきになったり、シンプルに話のスピード感が全然違うといった点ももちろんあるのですが、やはり「中の人ってこういう人なんだ」と人となりを知る事が出来たのはとても大きかったです。リモートワークはこれからも武器の1つとして活用しつつ、国内外問わずFace to Faceでのコミュニケーションも併せて活用していければと思います。
アジアを中心としてグローバルにサービスを展開している弊社においても、渡航制限の緩和に伴い海外への出張・海外からの出張の機会が格段に増えてきています。私、大山も7月にマレーシア、9月にはインド・シンガポールへの出張を予定しています。また機会がありましたら、アフターコロナにおける海外出張の事例をご紹介したいと思います!
最後までお読み頂きありがとうございました!