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【CEO/CTO/VPoE対談】ジーニアルテクノロジーが目指す次なるステップとは

こんにちは。コーポレートの小谷です。

ジーニアルテクノロジーのミッションは、「AIでもっと役立つ監査を」。そのために、世界標準のAI監査ツールになることをビジョンとして掲げています。監査現場の負担をAIで減らして会計士がもっと人間的な創意や判断を必要とする業務に集中できるよう、証憑突合を自動化する自己学習型の監査ツール「ジーニアルAI」を提供しています。

今回は、先日ジーニアルテクノロジー初となる宿泊研修in八丈島で実現した責任者の対談風景をお届けします。ジーニアルテクノロジーで達成したいことやエンジニアメンバーについて、CEO阿部川とCTO國田、VPoE浜田が語ります!!

CEO 阿部川 明優

慶應大学経済学部在学中に公認会計士試験に合格し、PwCあらた有限責任監査法人にて会計監査/IT監査/会計アドバイザリー業務等に従事。税務コンサルティング会社勤務を経て、米国カーネギーメロン大学へ留学。同MBAプログラム在学中の2017年3月にシリコンバレーでGenial Technology, Inc.を創業、Founder and CEOに就任。日本へ開発拠点を移すにあたり、2019年7月に株式会社ジーニアルテクノロジーを設立。

CTO 國田 健史

ワークスアプリケーションズなどの企業をはじめ、多様な現場で18年間のエンジニアキャリアを持つ専門家。5~10名のエンジニアチームをまとめ、安定した開発体制を構築した実績がある。また、エンジニア育成のためのカリキュラムや研修課題の作成にも積極的に取り組んでいる。2023年5月にCTOに就任。

VPoE 浜田 和平

システム・エンジニアリングの専門家。日立製作所やNECなどの企業を含む多様な現場で8年にわたりエンジニアとしての経験を積んできた。Webアプリケーションや組込みソフトウェアを得意としている。2023年5月にVPoEに就任。

ビジョン『世界標準のAI監査ツールになること』を達成するためには?

阿部川:現在、9月に正式リリースを予定しているジーニアルAI(Excelアドイン製品)の開発を進めています。リリース後はもっとAIを活用してさまざまなことが可能になると考えています。例えば、Excelアドインツール内にAIを組み込んで、時間のかかる調査業務を自動化できる機能を増やすことを考えています。ジーニアルAIに関して、実現したい機能や開発したい別のツールはありますか?

國田:まずはまだ実現できていない機能を実装することです。
また、ジーニアルAIの独自性をさらに追求したいです。そのためにも監査業務のキャッチアップをし、そこから新たな機能を考え出す必要があります。お客様からの機能要望も重要ですが、作業効率化のための提案も積極的に行いたいと考えています。これにより、監査法人との信頼関係を高めることができると思います。
開発したい別のツールとしては、議事録の要約機能が欲しいですね。ChatGPTのように要点をまとめてくれるサービスがありますが、機密情報を守りながら実現できると良いと考えます。

浜田:議事録の写真を撮影したら要約を作成してくれるサービスがあれば嬉しいですね。以前に議事録作成アプリを使用したことがありましたが、精度があまり良くありませんでした。他の企業でも同様の課題を抱えていそうなため、ニーズはありそうです。

阿部川:AIの音声書き起こしツールもまだまだ誤変換がありますが、日本語対応した日本製ツールが今後増えていくとローカライゼーションの精度も上がっていきそうですね。OCRの日本語対応でも難しいため、音声認識だとより難易度が上がると考えます。

浜田:監査業務でのハンコやサインの確認業務も画像解析やモデルによる推論で照合できるようにしたいと考えます。

阿部川:J-SOXなどの内部統制に関する監査では、ハンコやサインの確認が必要となりますので、お客様よりその機能への要望が寄せられています。そのため、取り組んでみたいですね。Webアプリ側は仕様検討の第一段階が完了しています。
ルールベースの画像認識アルゴリズムでもある程度の精度を達成できそうですし、データを収集してAIを学習させることでさらに精度が向上すると考えます。

國田:とあるサービスで、参加したイベントの写真をネット購入する時に、事前に顔写真をアップロードしておくと、その顔と一致する写真を抽出してくれる機能があります。同じように、事前にハンコやサインの見本をアップロードしておけば、一致する箇所を自動で抽出し、突合することもできると考えます。

阿部川:現在AIに関して新しいツールが登場し、テクノロジーでできることの範囲が広がっているため、積極的にジーニアルAIに取り入れたいと考えます。

エンジニアメンバーに求めることは何ですか?

國田:一人前のエンジニアとして社会で活躍できる人になって欲しいです。なので、仮にこの会社を卒業し、別の世界に飛び込んだとしても活躍できるように支援していきたいと考えています。メンバーがどこに行っても活躍できるようになっていけば、それがさらに他の人の活躍にもつながり、日本のエンジニア業界の底上げや社会貢献に繋がると願っています。

浜田:言われたことだけをやるのではなく、お客様のニーズを汲み取って提案できるようになって欲しいですね。単にコードを書くだけならそのうちAIに取って代わられる可能性もあります。

國田:要件をきちんと書けばAIで実現ができるようになるかもしれません。そうなればどう転がっても生きていけるように、応用が利くようになる必要があります。

浜田:そうですね。将来どんな課題に直面するかはそのときになってみないと分からないため、広い意味での問題解決能力を身に着けて欲しいです。

阿部川:会社として生き残ることも重要ですが、各位がプロのエンジニアとしていかに生き残るかも重要だと考えます。自分自身もプロの経営者として、この業界でどのように生き残るかを考えています。

國田:エンジニア業界は技術の進歩が激しいため、どこかの時点で立ち止まるとダメになるだろうと考えます。常に情報をウォッチして、いつ新しい話題が出てきてもチャンスを逃さないようにしたいと考えます。知らなければ実現することもできませんし、チャンスが訪れていることにさえ気づかない可能性もあります。

阿部川:ビジネスチャンスが急に現れた時に、考えが硬直していると対応が難しくなりますよね。2017年に会社を創立してから、ここまでAIが日本で注目されることはありませんでした。今まさにチャンスが到来していると感じています。Excelアドインのリリースを皮切りに、成長を続けていきたいです。

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