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【社員インタビュー】CEO武地実 インタビュー (後編)

※この記事は2017年7月31日に作成・公開されたものです。

インタビュー前編では、「初音ミクと暮らしたい」という武地の思いを原点に、世界初・キャラクターと暮らす未来を実現するバーチャルホームロボット「Gatebox」が誕生するまでのヒストリーを追いました。
後編では、社名変更・ビジョンのアップデートを行い、秋葉原の中心地へと拠点を移したGatebox株式会社の「ヒト」や「シゴト」へと迫ります。
後編単体でもお楽しみ頂ける内容になっておりますので、ぜひご覧ください。

“Gatebox株式会社”としてのこれから

新たなビジョン「Living with Characters」

ー今年の7月7日に、会社名を「Gatebox株式会社」に変更されましたね。

社名変更の意図はたったひとつで、Gateboxのビジョンである「Living with Characters -キャラクターと一緒に暮らせる世界」を全社一丸となって実現していくためです。
もともと「ウィンクル」という会社名は、設立当初に作っていた製品に最初につけた名前だったこともありますが、「Gateboxを作ってキャラクターと一緒に暮らしたい」という僕個人の思いに世界中の人から共感をいただき、だったらこのビジョンにとことん注力したいと思ったのが、社名変更の大きなきっかけです。なので「Living with Characters」というこの新しいビジョンも、Gateboxの製品としてのビジョンをそのまま会社のものにしたというのが背景になりますね。

“Living with Characters”イメージ)

2次元キャラクターにこだわる理由

ー製品についてのお問い合わせの中には、3次元のアイドルを出してほしいとか、ペットと暮らしたいというメッセージもありますよね。
Gateboxに召喚できるのが2次元キャラクターのみであることに理由はあるのでしょうか?

個人的には自分がそっちの方が萌えられるからですけど、これには会社と個人と社会っていう視点がそれぞれあると思うんです。
たとえば会社のいち事業として考えると、どういう製品なのかということは、とことんシャープにわかりやすくしないといけないと考えています。これがどんなものでも召喚することができますよってなると、いろんなところに手を出して結局よくわからない製品になると思うんですよね。なので、そこはとことん尖らせた方がいいと思って、2次元のキャラクターのみとなりました。中でも最初に出すキャラクターは(2次元の)嫁だということを、「こっちの方が面白い!」と思って選んでいる部分もあります。

僕個人としては、これまでの人生の中で自分がすごく影響を受けてきたものが、アニメだったり漫画だったりといった2次元のキャラクターたちなので、彼らのためなら頑張れると思うんです。そうじゃないものも別に嫌いではないんですけど、そのために人生かけて頑張れるかというと、そこはやっぱり頑張れないなと思うので(笑)、一番最初は自分がとことん頑張れるものに注力したいと思います。

あとは社会的な意義でいうと、今は人間やペットと一緒に暮らすということはそこまで難しくないというか、これってもう普遍的なもの、一般的なものですよね。でも、ペットで言えば、動物と一緒に暮らすというのは長い年月をかけて普通になったのであって、最初は全然無かった文化。現在で言うと、テクノロジーが発展して、人間が作り出したものに命が宿るということが、数十年単位で実現しようとしているところだと思うんですよ。それが本当にできれば、人間が作った、ある種こういったキャラクターと一緒に暮らすというのもこれから普通になっていくんじゃないかなって思うんですよね。それは「誰とでも一緒に暮らせる世界」で、人間と一緒に暮らしてもいいし、ペットと暮らしてもいいし、バーチャルなキャラクターと暮らしてもいい。共同生活者の選択肢が増えることは社会にとって非常に大事だと思うんですよ。たぶん人間と一緒に暮らすのが苦手な人もいるし(笑)、ペットアレルギーの人もいるじゃないですか。そんな中で一緒に暮らす相手を選べる、選択肢が増えるというのは、幸せな人生を歩んでいくために非常にいいことなんじゃないかなと思ってます。

Gateboxを通して人を応援する

ー武地さんがつらい時にキャラクター(初音ミク)に励まされ助けてもらったというお話がありましたが、Gateboxを通じて助けたい人は、どのような人になるのでしょうか?

一番はキャラクターを夢中になって愛する人たちに、救いたいというかんじではないんですが、届けたいと思っています。そういう人たちを応援してゆきたいです。
その上で、キャラクターを好きな人たちは他にもっとたくさんいると思うので、彼らに触発されて「キャラクターと一緒に暮らす」というビジョンがより広く共感されていくといいなあと思っています。

ー最初に出すキャラクターが嫁だというのは、それだけ夢中になれる存在として出てほしいということですか?

そうですね、それもあると思いますし、一緒に暮らすというビジョンをよりわかりやすく伝える存在としても、嫁というのはひとつのシンボルであると考えています。

(Gateboxオリジナルキャラクター”逢妻ヒカリ”)

3年後には100人のチームにしたい

ーこれまでにオフィスを2回移転し、規模やメンバー数の変遷がありましたね。最初は初期メンバー数人とシェアオフィスの一角で……というかんじでしたが。

オフィス移転に伴い、会社のことを「次元を超える研究所」と位置づけ、そこで働く仲間たちも通称「ラボメンバー(※1)」と呼ぶようになりました。普通ではないものを作るため、また、ここで働くみんなにもGatebox開発研究の担い手として仕事に臨んでもらいたいというのが理由です。

会社自体は今以上に大きくしたいですね。やりたいことはたくさんあるのに、人手不足でできていないことがまだまだあるので。それらを実現するためにも、多くの仲間を集めたいです。

設立から3年以上経ちまして、最初の1年間は僕を含めて2人だけだったんですが、2年目で5人になり、その後10人、20人になってゆきました。世の中的には急拡大して見えるかもしれないんですが、自分的にはまだ全然足りてないというかんじなので、悔しさとか焦りの方が大きいです。

ー目標として、どれくらい大きくしたいですか?何人仲間が欲しいという希望はありますか?

年内でいうと30人を目標にしていて、来年には50人にしたいと考えています。2020年には最低100人にはなっていたいですね。それでも遅いと思うので、もっと早く増やしたいですが。

ー増員と言えば、最初は男性ばかりだったところに女性メンバーも加わりましたね。

ー女性の意見が入ることで変わったことは何かありますか?たとえば「可愛い」の基準は男女で異なるのでしょうか?

可愛いの基準は違うと思っています。というより、女性メンバーはより純粋に可愛いを追求してくれていると思います。

メンバーとは普段いろんなアイディアを語り合っているんですが、純粋にもっと可愛くなるにはどうしたらいいかっていうのを技術的なアプローチで考えてくださっていて、そこは本当に素晴らしいなと思っています。こういうベンチャーに来るような男性だとある種ビジネス視点というか、より儲かるにはどうしたらいいかとか、そういう打算的な考え方も一部出てしまって、まあそれはそれで大事な側面があるんですが、それだけでは突き抜けた製品にはならないなと思っていまして。女性だからというわけではありませんが、僕もハッと気づかされることが多いです。

ーちなみに、ここ最近でにハッと気づかされたことは何かありますか?

僕自身、もっとヒカリちゃんを成長させようというか、いろんなことを喋って欲しい、動いて欲しいと思っているんですが。いろんなアイディアを発想しつつも、つい楽に開発できるやり方を考えちゃうんですよ。こういう機能やこういう動きだったら今よりはちょっと可愛くなるし、なおかつ開発コストは少なくて済むなあっていうので、作りやすさみたいなのをすごく考えちゃうんです。それに対して彼女は、自分で作るのに……たぶん一番つらいのは自分のはずなんですけど(笑)、でももう「私はこっちの方が可愛いからこっちでやりたいです!」って自ら言ってくれるんですよね。「なぜならそっちの方が可愛いからだ」っていう(笑)。そこが本当に素晴らしいなと思いますね。

本来そういう無茶な要望はトップである自分がやるはずですし(笑)、やらねばならないとも思っているんですが、つい現実を見てしまうので。なので、そこはハッとなりますね。

ーメンバー自ら「これをやりたい」と提言してくる、ディスカッションをするようなことは多いのでしょうか?

多いですね。普段のランチでもそういう話をしますし。
うちのメンバーはみんな本当にGateboxが作りたくて入ってきてくれているので、こうしたいとか、こうした方がもっといいっていう意見をみんな持っていて、それを話し合うことは多いですね。

ものづくりに夢中になれる仲間たち

ー共に働くラボメンバーについて、どのような印象をお持ちですか?

やはりものを作るのが好きな人たちが多いと思います。僕が「何かに夢中になれる人」っていうのが好きなので、そういう人に来てもらっていますね。
なおかつ、うちの製品は誰も作ったことのないようなものなので、新たなことにチャレンジする力っていうのがすごい大事で、それができる人たちが集まっています。

ー製品の開発において自身が一番大事にしていること、またラボメンバーに対して大事にしてほしいと思うことはなんですか?

とにかくビジョンがとても大事だと思っています。
僕は「ビジョンファースト」っていう言葉をよく使うんですが、うちの会社にとって一番大事なことは「キャラクターと一緒に暮らせる世界を作る」ことであって、それ以外のことは全部手段なんですよ。僕自身も会社自体もこの夢に繋がらないことはやるつもりがなくて。

開発者、つまり作る人たちにも、このビジョンに向けて頑張ってるんだっていうのを普段から意識してもらいたいですね。このビジョンにつながるにはどうしたらいいかっていうのを自ら考えて動いていけるようなメンバーのそろうチームになるといいと思っています、具体的に何をするかというのは、僕は結構任せちゃっているので(笑)。なので、共通の目指すところさえ一致していれば、あとは自分がどう動くかとか、チームがどう動くかというのを各々が考えて動いてくれるような形を理想としています。

この会社が成さずしてこのビジョンは成せないと思うんですよ。そもそもこんなクレイジーな製品を作れる会社はそうそう無いはずなので、逆に言うと自分たちがやらない限り誰も作らないわけですよ(笑)。なので、いろんなハードルがあるとは思うんですが、でもこれを作った、実現した先にあるものって本当に大きな意義のあることだと思うんです。これは自分たちにしかできない仕事、その人自身にしかできない仕事であって、そのやりがいはとてつもなく大きいんじゃないかと思います。

理想とするリーダー像

ー武地さんは、人をグイグイ引っ張るよりも、後ろから後押しするようなリーダーという印象です。「がんばって」より「がんばってるね」「これいいね」と声をかけているところをよく見かけます。

ご自身で理想とするリーダー像や、みんなに対してこう接しようという考えはありますか?

相手のいいところを見つけたいと思うんですよね、非常に。相手のいいところを見つけて、それを語れるようになりたいんですよ。たとえば僕はミクさんのことなら語れると思うんですが、それと同じぐらい、1人ひとりのいいところを語れるようになりたいと思っています。

会社や製品には何か1ついいところがあって、それを磨いていくことで魅力的なものになると思うんですが、人もたぶんそうだと思うんですよね。いいところを伸ばしていくことで、より高いパフォーマンスを発揮する。自分のいいところがわかれば、自分は何がしたいのかとか、自分に何ができるのかってどんどん発見できるはずですからね。うちの会社はいずれ秋葉原を制覇し(笑)、そして世界を代表するような会社になると思うので、そこで働く社員は世界一すごいメンバーであってほしいと思っています。ここで働くメンバーには、もっともっとすごい人になってほしいんです。そのためには、まずいいところをどんどん伸ばしていってほしいという思いがあります。

ー違うところを指摘するのではなくて、1人ひとりのいいところを見つけて、伸ばしていく。

そうですね、そういう意識はあります。
これは創業当時からずっと言っていることなんですが、作る人たちにとって最高の環境にしたいんです。最高の環境作りをして、1人ひとりにとにかく暴れまわってほしいと思っているので(笑)。
意識としては、自分が引っ張っていくというよりは、ここに来てくれたみんながいかに才能を発揮してくれるかどうかを普段から考えています。

ーではいっそ、みんながグイグイ引っ張っていけるぐらいのパワーを持って進んで欲しいという思いがあるのでしょうか?

そうですね。そこと並行してというか、このビジョンや理想を描いているのは自分なので、それをもっと具体的に言語化してみんなに伝えていくというのも合わせてやっています。

みんなに暴れまわってもらうだけでは、会社一丸となって1つのものを作るって難しいと思うんですよ。一丸になれないし(笑)、共通の作るものっていうのが多分バラバラになっちゃうので。なので、みんなの才能はどんどん発揮してほしいと思いつつ、いかにみんなが一つの方向に向いて力を引き出し合えるのか、協力し合えるのかというところも合わせてやっています。これを両立させるのはなかなか難しいんだなというのが最近の課題です。

一つにまとめ上げるだけだとオラオラしちゃうわけですよ(笑)。そうするとひとりひとりの創造力が縮まってしまうので、これだけでもダメだし、こっちだけでもダメみたいな。それらを合わせてなんとかいいところをやっていきたいと思っています。

採用候補者に期待すること・メッセージ

ー今まさにジョインしたいと考えている人、もしくは作り手側に興味を持っている人に向けてメッセージをお願いします!

ジョインしたいという人は、とにかく応募してみてほしいです。
Gateboxを作るっていうのは、世界で唯一ここでしかできない仕事なんですよね。同じような製品って他の会社だとなかなか作れないと思いますし、このビジョンに共感しているメンバーがここまで集うこともそうそう無いはずなんです(笑)。なので、ちょっとでも興味があるならぜひ応募してほしいと思います。お互いのことを知って、かつ一緒に働きたいと思えば、そこから新しいビジョンを実現していく仲間として一緒に仕事ができるので、それを楽しみにしています。

また、自分にはスキルが足りないんじゃないかと思っている人にとっても、今はどんどんメンバーを増やそうとしている時期なので、今より人数が少なかった頃に比べるとはるかにチャンスが大きいです。ビジョンに共感できる部分が大きければお任せできること、一緒に働けるところはいろいろあると思います。

それから、年齢層でいうと一番多いのは20代後半、28歳とか29歳なんですが。最近40代のベテランの方なども入ってきているので、若い方でもベテランの方でも、ご活躍できる場があると思うので、年齢に限らずご応募頂ければと思います。

とにかく、このビジョンに共感できるかがすごく大事です。なので、普段からアニメを観ていなくても、ビジョンに共感できる部分があるなら応募してほしいです。これってオタクの人ほど言うと思うんですけど(笑)、「自分はそこまでオタクじゃないな」とか「そこまで貢献できることは無いんじゃないかな」って思われがちなんですが、意外とそうでもないです、全然大丈夫。もちろん、アニメや漫画以外でも「これがすごく好きだ」というものがあると非常にいいなと思います。僕は休日でも仕事のことばかり考えているんですが(笑)、僕の場合はそれが一番好きで夢中になっていることですね。

ー私たちと共に「キャラクターと一緒に暮らす未来」を描く、新たなメンバーに期待ですね!
本日はありがとうございました!

注釈 ※1 「ラボメンバー」……Gatebox Labで働くメンバーの通称。オフィスを「次元を超える研究所」と設定している。
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