1
/
5

クライアントワークでも挑戦しがいのある環境が用意されているって本当?【サーバーサイドエンジニア座談会2021・後編】

デジタルパートナー事業を拡大中のフラーでは、現在、サーバーサイドエンジニアを積極募集中です。

新しい技術への好奇心の高さ、そして和気藹々とした雰囲気の良さが特徴的なフラーサーバーサイドエンジニアチーム。
今回は、そんなサーバーサイドエンジニアチームから3名のメンバーを集め、「オンボーディングの内容」「チームの雰囲気」「スキルアップのやり方」などについて聞いてみました。
なお、記事は前後編の二本立てとなっており、今回はその後編となります。
(前編はこちら)

新メンバーが見たオンボーディングの実態と、チームの独特なノリとは!?【サーバーサイドエンジニア座談会2021・前編】 | フラー株式会社
デジタルパートナー事業 を拡大中のフラーでは、現在、サーバーサイドエンジニアを積極募集中です。 ...
https://www.wantedly.com/companies/fuller-inc/post_articles/335409

技術に対するフラーの姿勢

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
最近チャレンジしたことと言えば、何かありますか?

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
自分たちのツール認証をOktaに切り替えたこと。
それから、Goでの実装の中で、アーキテクチャをガッツリ切り替えたことですね。もちろんそれによるトラブルはあったんですけど、得られたものを横展開できていると思います。

特に新規の案件では積極的にいろいろ試してますね。
ピンポイントに例を挙げると、強制バージョンアップのフラグについてとか。今までは起動時の読み込み設定ファイルしか管理していなかったんですが、あれをResponse headerに全部入れて、いつでもメンテナンスしたり強制バージョンアップをかけられるようにしました。
こういうちょっとしたことでも、既に動いているものだと修正は大変ですが、新規の案件ではどんどん挑戦できる。

やりたいこと、新しいことに自分から挑戦できるのがフラーのいいところだと思っています。新しい物好きなんですよね、基本的に。

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
そうですね。
例えば、使っているサービスで何か新しいオプションが出たときも、もちろん使えそうかどうかの判断はちゃんとしますが、もし使えそうだと判断できたなら、「よし、じゃあどこで使おうか」とすぐに考える。
とにかく、新しいものについてのチャレンジの気持ちは強いですよね。

ちなみに、今、Goのアーキテクチャを新規案件で大きく変えているみたいですが、あれはどんな狙いがあります?

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
モデルをモックにしたかったんです。今の案件では、必ずしもデータを最初から詰められるわけではないので、モックでやって実装で差し替えるようにしたくて。
その案件に合った実装、アーキテクチャを入れていくことが一番だと思っています。
あれは古澤さんの案件でも取り入れてくれましたよね? なので、あれも横展開できた例になるかな。

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
そうですね、取り入れました。僕が死なない程度にですが……(笑)

フラーでは、新しいものを取り入れることについて、誰も反対しない。行けるかどうかはちゃんと判断しますが、行けるのならどんどん行こうという姿勢です。

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
お客さまも、新しくてかつ導入コストかかるようなことでも、きちんとそのメリットをご説明すればOK出してくださる印象です。
最近では、AWS X-Rayの導入なんてその例ですね。コストはかかりますが、外部APIを複数繋いでいてもどこで障害が起きているのかが一発でわかるので、あれは最高です。

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
そういう意味では、我々がお客さまのところに出ていって、ご説明や提案をするのも多いですよね。

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
多い。もちろんディレクターが間接的に話してくれはするんですけど、技術の詳細はエンジニア同士で直接話した方が確実だし早いですね。工数削減にも繋がりますし。

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
伝言ゲームになって情報歪んでもまずいですからね。
それにしても関さんはかなり外に出てますよね……?(笑)

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
出ています!(笑)
でもやっぱり、お客さまとも関係会社さんとも仲良くなれるし、仲良くなれば気持ちよく仕事できるし。
言うことは言いますし、ぶつかるところはぶつかりますが、でもそれがあったからこそ、今ものすごく意思疎通を取れるようになったと思います。言いたいことをちゃんと言い合える仲です。

他にも、今はご時世的に難しいですが、先方を含めて飲み会をしたり、なんならそのあとにボードゲーム会をしたり……とにかく、直接会って関係を築くのはすごく大事だと考えています。
全部の案件でそれをやれるわけではないですが、できれば目指していきたいですね。

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
私は関さんほどはできていませんが、オフラインでコミュニケーションをとると、グッと関係よくなりますよね。
フラーは、お客さまと我々開発現場の心理的距離が近いので、良い関係だと思います。

フロントエンドエンジニアとのコミュニケーションは?

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
社内の、管理画面などを開発しているフロントエンドエンジニアとのコミュニケーションについてはいかがでしょう。

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
僕の場合、ゼロイチで何かを作るときは、サーバーサイドとクライアントサイド全員集めてAPI合宿を開きます。後になってそこがブレると大変なので、まず最初に詰めてしまいますね。「それは先に言ってくれ!」みたいなことがないように。
古澤さんはこういうのやってます?

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
やってないですね、実装の段階で良い感じにお互い調整し合ってる形です。
ただ、ごくたまに、例えば「アプリのUI上は必要なかったんだけど、一緒に取っているアナリティクスのデータに要るから、この情報欲しい」って後から言われてAPI追加したなんてことは、あったりはしました。

なので、確かに最初にフロントサイドといっしょにAPI設計をまとめてやってしまうっていうのはすごく合理的な方法ですよね。
大変そうではありますが……大変ですか?

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
決め切る本数にもよりますが、まあまあな日数を確保しています。でも開発がやりやすくなるので、後のことを考えると良いかなと。

他の場合でも、とにかく合宿して何かを決め切っちゃうのは良いですよね。僕は柏の葉オフィス勤務ですが、新潟のメンバーといっしょにやったりしてますよ。
最近はご時世的に難しいですが。

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
そうですね。僕は新潟勤務ですが、柏の葉に今なかなか行けないですからね。それこそ、サーバーサイドでもまだ直接会ったことのないメンバーがちらほら。

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
人数増えてきたから、サーバーサイドで集まる機会作りたいね。

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
ちょうどISUCONがあるので、そこで集合したいですよね。
岡崎さんは、ISUCONの経験は?

岡崎(入社1年目サーバーサイドエンジニア):
知ってはいますが、出たことはないですね。

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
なるほど。
フラーは一昨年から出ています。その時はまだ僕と関さんと後もう1人の計3名しかいなかったので1チームで出たんですが、去年は人が増えて2チームに。
今年は全社でサーバーサイドは13人いるので、最大4チームくらい作れますね。もちろん任意なので、3チームくらいにはなるかなとは思いますが。

ISUCONは、全員のスキルアップを目指す観点でもすごく良いし、また、出される課題を1個のプロジェクトと見立てて動けるので、いろいろと学べる部分があります。非常に有意義なイベントですよね。ああいうの、社内でも企画したいところです。

(2020年に開催されたISUCONに参加したときの様子。左に座っているのが関)

スキルアップ施策

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
ISUCONの話が出たので、スキルアップ施策の話を。

関さんは、Goの勉強会を週一で開いてますよね。もう17回目くらい?

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
はい。Go言語は公式がドキュメントをたくさん出しているので、そういったものを改めて読み返して、みんなで理解を深めよう的なやつを。
みんなで時間を作って読み返すのは、すごく良いことだなと実感しています。

でもそろそろ、Go以外のこともやりたいね。SQLアンチパターンとか、Webを支える技術とか。一人で読むのはちょっと辛いな……みたいなやつがいいな。

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
ですね。
後はみんな、どうやってGoだとかインフラだとかについて、新しい知識や情報をキャッチアップしてるんだろう。単純に業務もありますが。

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
Twitterは大きい気がします。Twitterは業務!
例えばAWSで障害があったときに、みんなTLで騒ぐので、どこで何が起きてるとすぐわかる。なんなら、AWSのステータスよりもそっちの方が情報早い。「AWSのこのデータセンターがぶっ飛んだ。寄せるならここか?」みたいな情報が、まずTwitterで最初に得られる。
そこで情報を得て、急いで設定変えてデプロイするとかありましたね。正直、全然あります。なのでTwitterはお仕事です。
いろいろなフォローをしていると、勉強会の情報とかも流れてきたりしますし。

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
あと、技術キャッチアップについては、フラーには一人、すごい人がいるんですよね……。

(フラー自慢のサーバーサイドエンジニアの紹介記事はこちら!)

「安定稼働が最優先。でもコストメリットを考え、独自基盤を開発した」と語る、フラー共創事業部のサーバーサイドエンジニアとは | フラー株式会社
エンドユーザーが直接触れる機会こそありませんが、インフラ・サーバーサイドの技術はプロダクトの根幹を支えています。特に、多くのユーザーが利用するプロダクトの場合、その影響度は大変大きいものです。 フラーで急成長中の『スマホビジネス共創事業部』。この共創事業部が扱うプロダクトにおいて、インフラ・サーバーサイド開発・管理のほぼすべてを担当する一野瀬さん。 ...
https://www.wantedly.com/companies/fuller-inc/post_articles/166695

あの人は拾う範囲が広いし、しかも早い……。僕も頑張って情報拾っているつもりではあるんですが、なかなか勝てない。

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
AWSならまだこっちで拾えるところはあるかもしれないですけど、Goについては無理ですね。だってあの人、Goのリビジョン監視してるレベルでしょ(笑)

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
そうですね(笑) 公式パッケージにまで手を出し始めてます。

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
そろそろコミッターの権限きてもいいんじゃない?

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
そうなったら、会社としてちゃんとアピールした方がいいくらいすごいことですよね。

彼にコードレビューしてもらうことで学べるものは、やはりたくさんあります。
そういう意味では、コードレビューを受ける技術の向上も必要かなとも思います。

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
プルリクをちゃんと分けて出すとかね。僕もなるべく、「自分が見るときどうかな」をきちんと考えて出すようにしています。
レビュー側に余計な脳味噌を使わないような工夫を、受ける側もできるといいですよね。

そういえば、勉強会とはまたちょっと違うんですが、サーバーサイドでは週一回、雑談会もやってます。
そこでは「今日のご飯何食べた?」みたいなことも話しますし、気軽な空気で仕事上で困ってることも聞けます。とにかく、チームで気軽に話す場所があるのは大事なことかなと。
実際、アーキテクチャを変えたいという話もこの雑談会で提案しました。案件関係なく、いろいろなことを共有する場所として機能しています。


(サーバーサイドエンジニア勉強会の様子)

これからの展望・目標、転職中の方へのメッセージ

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
最後に、個人的な、あるいはフラーの一員としての目標をお話しいただければと。転職をお考えのサーバーサイドエンジニアさんへのメッセージなども、あればぜひ。

岡崎(入社1年目サーバーサイドエンジニア):
自分は、フラーの一員としてはまず、フラーで使っている技術をしっかり身につけていきたいなと。それから、他の職種の方々ともどんどんコミュニケーションを取っていきたいです。
個人としてはDockerも勉強中なので、そちらもしっかりやっていけたら。

転職活動中の方々へは、フラーは安心して入っていける会社だということをお伝えしたいです。
今、状況的にリモートワークな会社が多く、新しい場所へのジョインは正直かなり不安だと思います。でもフラーでは「環境に慣れる」「スキルを上げる」という両面でのサポートがオンボーディングで得られるので、ぜひ安心して来ていただければ。

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
僕は、いろいろなプロジェクトに横展開できるような技術を身につけていきたいですね。自分たちが楽をしたいと言うのが第一ですが、その気持ちはすごく大事なものだと思っています。もちろん、フラーとしても工数削減になりますし。

サーバーサイドエンジニアさんについては、Goをやっているかどうかはあまり気にせずに入ってきてほしいです。もちろんGoのスキルをお持ちの方は大歓迎ですが、僕自身もフラーに入る前はRubyを主に使っており、Goは入ってから学びました。何かしら他の言語に精通した方ならば、対応できると思います。
フラーはトレーニング制度もあるし、聞きやすい環境でもあると思っているので、ぜひ。

古澤(入社3年目サーバーサイドエンジニア、テックリード):
フラーのサーバーサイドは、とても良い雰囲気のチームだと感じています。お互いにすごく仲がいいし、技術に対しては真摯だし、だから、困ったこととか相談したいことは気軽に言い合える。テックリードになって、改めてそう思います。
だから、テックリードとして自分ができる限りのことをして、この良さを人がどんどん増えてきても維持していきたいなと。

やっぱり、どうしても担当する案件によって負荷が偏ったりはしてしまいます。ですが、そういうのを極力平坦にして、みんながちょうどよく暇でちょうどよく忙しいみたいな環境にできるよう、がんばっていきたいです。それが今後の展望ですね。

また、転職活動をされている方へは、すでに関さんが話してくれた通り、現在触っている言語がGoかどうかはあまり気にせずに、ぜひ検討していただきたいなと。
フラーのサーバーサイドは一応Goで書いてはいますが、Goを今までやってこなかった人も、何人か実際に入って既に活躍しています。そういう人たちにフラーで活躍していただくためのトレーニングを、こちらで準備しているので、積極的に応募していただけたら嬉しいです。
もちろん、Go経験者は大歓迎です! すごく助かります。岡崎さんで実感していますね。

関(入社4年目サーバーサイドエンジニア):
Goの経験者が来てくれるともちろん嬉しいし、僕としては、AWSのプロフェッショナルの方とかもありがたいです。
何かしらで突き抜けている方は頼もしいですよね。

フラーでは、新メンバーを随時お迎え中。ご興味お持ちいただけましたら、こちら↓の採用ピッチ資料もぜひご覧ください。

採用ページ↓もぜひ覗いてみてください!

採用について | フラー株式会社
フラーは『世界一、ヒトを惹きつける会社を創る。』というユメに挑戦し続け、アプリとデータをテーマに事業を展開するIT企業です。柏の葉キャンパスと新潟に拠点があります。
https://www.fuller-inc.com/career/recruit

なおこの記事は、フラー公式note「フラーのデジタルノート」に掲載中の記事を転載したものです。

(文章:平山、写真:島・安岡)

Invitation from フラー株式会社
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
フラー株式会社's job postings
74 Likes
74 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Masaya Sakatsume's Story
Let Masaya Sakatsume's company know you're interested in their content