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大手新聞社の特ダネ記者・支局デスクのキャリアをなぜ捨てた?初の転職先はフルカイテン…何が彼を突き動かしたか

こんにちは。フルカイテンの宮本です。

本日は弊社で広報・マーケティングを担当している南、通称desk(デスク)についてご紹介します。


6月に弊社に入社するまで18年間、あの産経新聞社で敏腕記者として活躍し、編集デスクまで務めたという凄すぎる経歴の持ち主です。40歳・既婚・子供2人という立場で初の転職に踏み切りました。しかも転職先は社員数人のスタートアップ、弊社フルカイテン株式会社です。


いったい何が彼を突き動かしたのか…??


本人に胸の内を綴ってもらいました。

新聞記者だから知っている。経営破綻のドラマの裏にはいつも在庫問題があった

フルカイテン株式会社で広報・マーケティングを担当しているデスクこと、南です。

表題のとおり、私は産経新聞で18年間記者として働き、最後は支局デスクを務めていました。社会部や経済部で取材を重ね、スクープを対象とした社内表彰は、途中から回数を数えるのをやめたほど受賞を重ねましたし、それくらい努力してきました。


そんな私のベンチャー企業への転職には周囲の人間みんなが衝撃を受けています(笑)。

もちろんノリでもないし、いい加減な気持ちで転職したわけではありません。


その理由は、長年の私の疑問の答えが、FULL KAITENというプロダクトにあったからです。

私は記者時代、主に大阪の電機メーカーや中小企業、国税当局の取材を担当してきて、企業の経営破綻や経営危機のドラマを数え切れないくらい目の当たりにしてきました。


企業の倒産の原因は99%が資金繰りです。小売り・卸売りでその資金計画を圧迫する要因の大半は不良在庫(過剰在庫)です。

在庫に起因する倒産を数多く見てきた中で、どうしても不思議なことがありました。今も昔も変わらず繰り返される「在庫問題」は、なぜ解決することができないのか、なぜ需要を見誤るのかと。いや、おそらく不可能なのだろうと感じていました。

(写真)記者時代のデスク。

FULL KAITENとの衝撃的な出会い

ご存知かもしれませんが、フルカイテンは小売業や卸売業における在庫問題を解決するクラウドサービス(SaaS)『FULL KAITEN』を開発、提供しています。

私にとって、FULL KAITENというプロダクトとの出会いは衝撃でした。


長年の私の疑問の答えがあるのかもしれないと思ったからです。


積年の流通業界の課題を解決できるSaaSを、社員わずか数人のスタートアップが開発しているーー。

いや、しかしそんなはずはない・・・長年解決されなかった在庫問題は、企業を倒産に追いやってきた根幹の問題は、そんな簡単なものではない。


そんな気持ちでFULL KAITENについて情報収集をしてみたところ、どうやらこのSaaSは本物ではないかという結論に至りました。


FULL KAITENが成功すれば長年の問題が解決され、これまでのような倒産の悲劇が減るのではないか。しかもこの会社は「在庫問題解決」の先に「無駄なものは作らない」社会を目指している。事業の公共性が高く、導入企業が増えれば増えるほど社会全体の役に立つというところに、新聞の仕事との共通点があると確信しました。


自然に自分もこのサービスに携わりたいと感じるようになり、代表取締役の瀬川の面接を受けることを決意したのです。


記者の仕事はやりがいがあり充実していましたが、新聞業界全体が右肩下がりの中で不惑の節目を迎え、ベンチャーという刺激的な環境で自分を変えてみたいという気持ちもありました。


そうして私はフルカイテンという会社を選び、飛び込んできたのです。


面接を受けた時点での募集要項では、歓迎される実務経験はBtoB営業またはPR会社や事業会社での広報とありましたが、私はどれにも該当しません。IT業界ですら未経験です。

ただ、企業取材の経験は豊富でしたので、そこを評価してもらったのかなと思います。


面接の数日後に内定の連絡をいただいて最初に感じたのは「懐の深い会社だなあ」ということでした。

職種は広報で、FULL KAITENというサービスの知名度の向上と、社会の問題解決に役立つプロダクトとしてメディアに取り上げてもらうようにするのが主要タスクとなりました。


スタートアップですから、資金が尽きる前に体制を構築して事業を軌道に乗せる必要がありますし、何より私自身が瀬川の期待に応えないといけません。最初の1カ月は不安と焦燥感を常に感じていましたが、今はそれらをプラスのエネルギーに変えて業務に臨んでいます。

〈ジャーナリスト目線〉を忘れずに

フルカイテンの事業と将来性に惚れ込んだとはいえ、傍から見れば私の転職は〈リスキー〉〈チャレンジング〉と映るでしょう。確かに、新聞記者というのは誰でもできる仕事ではありませんし、大企業から従業員わずか8人(当時)のベンチャーでは落差が大きすぎるでしょう。仕事の内容もガラリと変わります。


しかし私自身は「記者目線」を忘れずに仕事を進めているつもりです。フルカイテンに入社して1カ月ほど経ったころ、長い付き合いの大手電機メーカー広報U氏と飲む機会がありました。U氏は私の転職に心底驚いていましたが、私はU氏にFULL KAITENのプロダクトとしての特長や優位性を説明しました。


すると、酒が入ったU氏は「南さんは国税(がらみの事案)や電機メーカー(のリストラなど)をぶった斬った人ですよ。一生ジャーナリストじゃないですか。製品PRじゃなくて広報活動をしてください」と言い放ったのです。



硬い物で頭を殴られたかのような衝撃を受けました。U氏は「すみません、言いすぎました」と謝ってきましたが、私は重要なことを気づかせてくれたと感謝しています。


それは、フルカイテンの一員でありながらも、メディアの側に立った目線でリリースや報道対応を行うということです。


フルカイテンは、たくさんの企業の在庫を適正化することで、衣料品などの廃棄問題の抑制や生産資源の保全に貢献し、「不要なものを作る必要がない社会」の実現を目指しています。


不要な物をリサイクルしたり、安全に廃棄するような提案はよく耳にしますが、「そもそも必要な分しか作らない」という発想は他では聞いたことがありません。これが浸透すれば社会的課題解決の大きな一歩になると私は信じています。私としては弊社の理念とFULL KAITENの良さをもっともっと世の中に広げていきたいと考えています。


困難な課題であることは百も承知ですが、どんな企業もステークホルダーからESG(環境・社会・企業統治)経営を求められる時代です

ビジネス雑誌『日経ESG』シニアエディターの藤田香氏は「SDGsは機会創出」になると指摘します。社会課題の解決をビジネスチャンスや企業価値の向上に結びつけるイノベーションが重要だということです。



記者の駆け出し時代、他社やテレビ局などと同様に、警察担当(サツ回り)で記者としての基本を叩き込まれました。

事件・事故が起きれば昼夜の区別なく現場へ行ったり関係者の取材をしたりと慌ただしい毎日でした。よく叱られ、時には怒鳴られましたし、なかなか結果が出なくて悔しい思いもしました。それでも耐えられたのは、自分の仕事がダイレクトに紙面という結果になって現れ、取材先や読者から反応があることが嬉しかったからです。


その気持ちは今も変わりません。FULL KAITENを世の中に広めていくことで、社会的に貢献できたという結果が目に見えてくれば、それは私にしかできない仕事であり、この転職は大成功だったと言えるでしょう。社会人として育ててくれた新聞社に恩返しをすることにもなると思います。


先日、『ザ・トゥルーコスト~ファストファッション 真の代償~』という映画を観ました。我々が安価に手に取ることができる衣料品が製造される過程を記録したドキュメンタリーですが、「衝撃を受けた」などという月並みな感想が憚られる内容でした。


コストには「原価」と「代償」という2つの意味があります。これ以上大きな代償を払わなければならなくなる前に、私たちに何ができるかのか。自問すればするほど、FULL KAITENの普及の必要性を感じます。

日本にいてはあまり実感することのない大量廃棄・環境破壊や労働問題の現実を、現地に出向いて取材する日も近いかもしれません。
その日を夢見て日々頑張っています!

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