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5つの選択とは〜⑤〜

「5つの選択」とは「卓越した成果」を生み出すための知識とスキルと動機を獲得し、「卓越した生産性」を実現することを目的としたプログラムです。今回はメールなどの対応に奔走されないためにはのテーマになります。

日本の社会には、ギリギリまで頑張ったり、燃え尽きるまで取り組んだりすることを尊ぶ傾向がある。元気溌剌にしているより、徹夜で目の下にクマを作っている人の方が偉いと行った雰囲気である。しかし、疲れ切った状態よりも、きちんとリフレッシュして頭を冴えている状態のほうが、より良い成果を出せるに決まっている。

アスリートは自分のコンディションを最高に整えて試合に臨む。だからこそ、知的アスリートである知識労働者も卓越した生産性を実現するには心身のコンディションを維持しなければいけない。

心身にエネルギーを充電するポイントは5つある。これを「5つのエネルギードライバー」と呼んでおり、ドライバーの相互作用によって脳は活性化し、燃え続けることが可能になる。

1つ目のエネルギードライバーは「運動」である。適度な運動は集中力を高め、運動不足は注意力や思考力を低下させる。特に1日中机に座りっぱなしになるような仕事に就いている場合は要注意である。

2つ目は「食事」である。持続的にクリアな思考や高いパフォーマンスを発揮するには、体に良い食べ物で栄養を摂取する必要がある。

3つ目は「睡眠」である。睡眠不足に陥ると判断力が低下し、長く続けば心身の健康に悪影響を及ばす。過労による病気やうつの背景には、長時間労働による睡眠不足があると指摘されていた。また、睡眠は記憶の定着も影響が与える。

4つ目は「リラックス」である。現代人はストレスの多い環境で生活している。ある程度のストレス心身の活性化に役立つが、多すぎると脳や身体にダメージを与える。

これらをうまくコントロールすることで自分の生活の主導権を取り戻すことができる。そして、1日10分程度でもゆったり寛げる時間をつくると、心身のバランスを取り戻すよい機会となる。

5つ目は「社交」である。大切な家族や友人、パートナーと共に過ごすときは、まさにエネルギーの充電そのものである。



これら5つのエネルギードライバーは、少しサボったところですぐに大きな影響が出るものではない。しかし、5年、10年とサボり続ければ、健康に問題を抱えたり、家族や周囲との人間関係を悪化させたりと大きなダメージを受ける。自分のエネルギーを充実させることも必要がある。それを実現するのが5つのエネルギードライバーである。

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