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5つの選択とは〜②〜

「5つの選択」とは「卓越した成果」を生み出すための知識とスキルと動機を獲得し、「卓越した生産性」を実現することを目的としたプログラムです。

1つ目の選択は「重要軸で行動する」

卓越した生産性を実現するには、人生において最も重要なことは何かを突き止め、優勢して実行することが重要である。簡単そうにみえるが、多くの人は決して重要ではない事項に時間とエネルギーを消費し、卓越した生産性を実現しているとは言い難い。なぜ最も重要なことを優先してできないのだろうか。  それを紐解くために緊急軸と重要軸の2軸で整理をする。



4つの領域のどこに重点をおいて活動するかによって、成果と生産性に劇的違いが’生まれる。     左上の「第一領域」には緊急かつ重要な項目が入る。具体的にはクレームなどの緊急対応入る。ここを必須の領域と呼ぶ。しかし、必須とはいえ、多くは回避可能なものが多い。第一領域の活動はいわば消火活動である。緊急事態に直面し、火消しに奔走し何かを守る活動は充実感をもたらす。しかし、この領域の活動で得られるものは費やした時間とエネルギー以上でも以下でもない。それに危機が絶え間なく押し寄せる環境にいたら、ストレスに押しつぶされ、燃え尽きてしまう。                 

次に、左下の第三領域は緊急ではなあるが、重要ではない項目になる。               これは中断の領域になり、取るに足らないことが多い。しかし、第一領域と勘違いをして、多くの時間を費やすことが多い。では第三領域はどのようなことが当てはまるのか、不要な報告書や形骸化したミーティングなどが該当する。第三領域で得られるリターンは、費やした時間とエネルギーを常に下回る。  第三領域の仕事ばかりをしてしまうのは自分自身が何が’重要なのかを明確にできなっている場合が多い。第一領域と第三領域は「緊急」の領域であり、これらの活動ばかりしていると緊急中毒に陥る危険性が高く悪影響も出やすくなる。

第四領域に入るのは緊急でもなく重要でもない項目で気分転換の娯楽がこれに当たる。適度な息抜きは良いが生産性のある活動が全くないため、大切な時間とエネルギーを費やしてもリターンはない。    一方、右上の第二領域は「卓越した生産性」の領域である。ここで得られるリターンは常に費やした時間とエネルギーを上回る。そして、第二領域に注力すれば、第一領域の緊急度が高く、かつ重要な活動を減らすこともできる。クレーム処理が早い会社Aがあり月間100件のクレーム処理をしているのと、A社ほどクレーム処理が早くないが月間で1件しかクレームが発生しない会社Bがありどちらが生産性が高いのかは一目瞭然である。

しかし、第二領域の活動はほとんどの人が取り組めていない領域である。              その原因は緊急軸に振り回され、重要軸の活動が後回しになるからである。             対策としてはそれぞれの仕事に取り組む前に本当に重要な仕事かどうかを考えなければいけない。この仕事をすることで自分や会社、あるいは顧客に対してどのようなリターンが得られるのかを考え、大きなリターンが得られる仕事に注視されるべきである。                         しかし多くの仕事をある中で、全てを考えていると全て処理できるのか不安になってくる。しかし重要でない仕事にはNOと言うことも重要になる。それには第二領域の活動をすることの重要性を伝えることが重要であり、組織文化として定着させる必要がある。


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