FPTジャパンホールディングス株式会社 採用サイト
FPTジャパンホールディングス株式会社の採用情報です。
https://recruit.fpt-software.jp/en/
FPTグループは、ベトナムを代表するIT企業として、これまで様々な分野でデジタル変革を牽引してきました。中でも、世界的に成長を続ける自動車産業に対し、最先端の技術とサービスを提供する専門組織が「FPT オートモーティブ」です。FPT オートモーティブは、車載ソフトウェア開発、コネクティッドカー、モビリティサービス分野において、自動車とITの融合による革新的なソリューションをグローバル規模で展開しています。
企画から開発・運用までを担う「エンジニアリング本部」には、ベトナム・日本双方の優秀なエンジニアが集まり、現場に密着した技術支援と高品質なサービスの提供に取り組んでいます。IT領域の強みを活かしながら、次世代モビリティの未来を切り拓く、FPT Automotiveの挑戦と現場のリアルを、社員目線でお伝えします。
FPT Automotive CDCチームリーダー N.Tさんの現場ストーリー
これまでのキャリアと現在の業務内容
オートモーティブコンサルティング エンジニアリング部門のCDCチームについて、組織の体制や業務内容
CDCやメータークラスター開発における技術革新
Unity導入プロジェクトの現場から
車載組込みシステム開発で注目している技術トレンド
ソフトウェアが主役となる時代 ― SDV(Software Defined Vehicle)
モビリティの加速 ― スピードとリアルタイム処理
進化する知能と守り ― AIとセキュリティ
若手エンジニアへのメッセージ
<FPTジャパンに興味がある方へ>
はじめまして。FPT AutomotiveのCDCチームでリーダーを務めております並木崇です。
私はシニアマネージャーとして、主に自動車向けの先端技術開発を担うCDCチームを率いています。IVI(インフォテインメント)、メータークラスターなどの車載システム領域で、ベトナムのオフショア開発チームと日本側本社チームが緊密に連携し、高品質な成果物をお客様へ提供しています。各メンバーがそれぞれの専門分野を活かし、多様な知見を組み合わせながらプロジェクトを推進しています。
私自身はシステム、ソフトウェア、SoC開発分野で20年以上の経験があり、チーフプログラムエンジニアやシステムコンサルタントとして、車載・組込み・モバイルシステム開発や海外現場でのプロジェクトマネジメントも多数経験してきました。現在は、OEMお客様向けUnity関連グラフィック開発プロジェクトのPMを担当し、別件でOEM案件でも同様にPMとして参画予定です。IVIやメーター領域では上流工程やプリセールス活動も積極的に行っています。
CDCチームの強みは、ベトナム側の豊富な人材と日本側の経験豊富なエンジニアが融合している点です。ベトナムのエンジニアは日本語対応力も高く、文化や業務の違いも柔軟に吸収できるため、他のアウトソーシング企業よりもスムーズな連携が可能です。FPTはIT分野のノウハウを活かし、車載領域のIT化にも積極的に対応しています。IoTやITの知見を活かした開発は、今後さらに受注拡大につながると確信しています。
今私がPMとして携わっているUnityプロジェクトは、ベトナム側に豊富な経験を持つメンバーがアサインされており、現時点で非常に順調に進行しています。現在はPoCの段階ですが、FPTの成果物が認められ量産案件へ発展させることが今後の課題です。
メータークラスターの開発でも技術革新が進んでいます。以前はアナログメーターが主流でしたが、液晶(TFT)メーターへの移行により表示の自由度が大幅に向上しました。ステッパーモーターによる精密な制御から、画像処理を中心としたソフトウェア技術へのシフトが起きており、限られたマイコンリソースでも高い表現力が求められる時代になっています。
最近ではUnityなど3D技術を活用した開発が本格化し、FPTでも試作から量産開発への展開を目指しています。従来はCGI Studioや独自オーサリングツールを用いていましたが、OEM各社のツール選定トレンドの変化に伴い、今後はUnityで統一する方針となりました。Unity採用による拡張性やエンジニア確保のしやすさは大きなメリットです。特に中華系OEMは既にUnityを積極採用しており、日本のOEMも導入を本格化しています。
また、以前はTier1企業が担っていたグラフィック部分の実装を、最近ではOEMお客様様がインハウス開発にシフトし、FPTがその実装を担当するケースが増えています。これにより、OEMと直接技術検討や量産対応ができる環境が整い、さらに高品質かつ柔軟なサービス提供が可能となりました。
Unity導入プロジェクトは、OEMのお客様から「開発ツールの統一を図りたい」という要望を受け、メーターとIVIで異なるツールを使っていた現状をUnityに一本化する流れで始まりました。Unityの採用により、拡張性やエンジニアの確保・育成の面で大きなメリットが生まれ、OEM・Unity・FPTの三社で技術的なディスカッションを重ねながら、量産化に向けたパフォーマンスチューニングにも力を入れています。
組込み領域でUnityを使う際は、ゲーム開発と同じ発想でメモリを使えないため、限られたリソース内でリッチな表現をどう実現するか、パフォーマンス最適化や厳密なメモリ管理が不可欠です。OEMお客様やUnity社からも技術支援を受けながら、三者共同で課題解決にあたっています。実装はFPTが中心で、現場からの技術提案・改善を直接OEMへ届ける体制を整えています。
ベトナム側のエキスパートメンバーがUnity技術をリードし、日本側は少数精鋭で課題抽出や品質管理、顧客対応を担っています。英語でのディスカッションも多く、語学力やグローバル対応力が求められる場面も増えています。
今後はUnityの強みを最大限に活かし、組込み環境に最適化されたメータークラスター開発に注力し、日本とベトナムとグローバルの開発体制の強みを掛け合わせながら、業界の技術革新をリードしていきたいと考えています。
自動車業界は今、かつてないほど急速な技術革新の真っ只中にあります。私自身、現場で日々感じているのは、車載システムが「閉じたハードウェア」から「つながるソフトウェア」へと大きく進化していることです。
特にSDVやコネクテッドカーの普及により、車両は単なる移動手段ではなく、ユーザーに常に最新の機能やサービスを提供する「ITプラットフォーム」へと変貌しています。例えば、OTAによるソフトウェアアップデートが一般化し、新しい機能追加やバグ修正が、サービスセンターに行かなくても自宅で完了します。こうした流れの中で、FPT Automotiveでは、クラウド連携や大規模データ解析、AI・IoTの活用を前提とした設計や開発体制を積極的に整えています。
また、エッジコンピューティングや分散処理技術も注目すべきトレンドです。従来はECUごとに機能が分かれていましたが、今はCDCなどの高性能SoCを活用し、車内のシステムを集約と統合する動きが加速しています。これにより、データのリアルタイム処理や複数機能の同時実行が可能となり、車載AIの活用範囲も拡大しています。
FPT Automotiveの現場では、先端技術の導入に加え、プロジェクトの推進力や開発体制にも工夫を重ねています。ベトナムの開発チームと日本側の顧客・品質管理チームが、バーチャルな環境を活用して密に連携することで、グローバル規模で迅速なフィードバックや課題解決が可能となっています。これにより、従来以上にスピーディーかつ柔軟にプロジェクトを運営し、品質と納期の両立を実現しています。
近年は、車載AIによるドライバー状態監視、センサーデータの高度解析、音声認識や自然言語処理など、従来の領域を超えた新しい機能の開発も増えています。FPT Automotiveでは、AIや機械学習モデルの実装においても、ベトナムのデータサイエンティストと日本の組込みエンジニアが協働し、車両の安全性・快適性の向上に直結するソリューションを追求しています。
さらに、セキュリティや信頼性も重要なテーマです。コネクテッド化が進むほど、サイバー攻撃への対策や、車載ネットワークの堅牢化が欠かせません。FPT Automotiveでは、国際規格(ISO/SAE 21434など)を積極的に取り入れ、セキュアなシステム設計・実装にも注力しています。
私たちは単なる「受託開発者」ではなく、技術パートナーとして、業界の新潮流を現場から牽引していくことを目指しています。現場では常に最新技術の情報収集、トライアル、そして課題発見・改善を繰り返し、お客様のニーズに合った最適なソリューションを提案できる体制を築いてきました。
今後も、ソフトウェアによる自動車の価値向上、ITとモビリティの融合、そしてグローバルなチームワークを最大限に活かしながら、FPT Automotiveならではの挑戦を続けていきます。
技術の進歩が非常に速い今、若手エンジニアにとってはキャッチアップが難しい場面も多いかもしれません。私自身の経験から言えるのは、自分で勉強し続けることが、何より大切だということです。新しいツールや技術に触れて、小さな成功体験を積み重ねることで、技術力だけでなく自信もついてきます。
また、今の環境ではハードウェアに近い領域の知識を深める機会が限られていますが、エキスパートを目指すなら基礎技術の理解は必須です。私もファミコンのようなシンプルな環境からスタートし、ハードウェアの仕組みを学びながら成長してきました。アプリケーション開発だけでなく、基礎に立ち返る姿勢を持つことで、応用力が磨かれます。
成長のためには、積極的に学び、失敗を恐れず挑戦すること。その積み重ねが、技術者としての自信と幅を広げる原動力になります。ぜひ、一緒に自動車業界の未来を盛り上げていきましょう。
今回は、FPT Automotiveのエンジニアリング・マネージャーの業務内容や現場での工夫、最新技術の導入事例についてご紹介しました。現場ならではの課題やチャレンジ、グローバルなチームの強み、そしてAIやUnityなど最先端技術への取り組みに興味を持っていただけた方は、ぜひご応募もご検討ください。FPTジャパンでは自動車エンジニアおよびUnityエンジニアを募集中です。私たちと一緒に、次世代の自動車開発とイノベーションをリードしていきましょう。
まずはぜひカジュアル面談へお越しください!
FPTジャパンは、ベトナムに本社を置くグローバルITサービス企業でございます。世界30か国以上で事業を展開し、2024年には10億ドルのITサービス収益のうち5億ドルを日本市場が占めています。
ご興味のある方は、ぜひ下記よりご応募ください。お待ちしております!