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未来をつくる仕事に憧れてフォースタートアップスへ。苦しんだ日々を超え「The Team」を実感

採用コンサルティングサービスのプロジェクトオーナーとして活躍している服部幸乃。特筆すべきはその「巻き込み力」だ。積極的に声をかけ、いつの間にか協力者にしてしまうのだが、最初からそうできたわけではない。殻にこもって苦しんだ日々もあった。服部自身が、巻き込まれたことで違う景色が見えるようになった。巻き込み、巻き込まれ、1人では成し得ない未来をつくる。それがフォースタートアップス(以下、フォースタ)のVALUEの一つ「The Team」だ。

レガシーな業界のレガシーな会社から転身。「起業家から指名される人になれ」に感銘


前職時代の服部(写真中央)。明るく活発な性格で同僚とも仲が良かった。

服部の前職は、創業100年を軽く超える食品卸大手。レガシーな業界のレガシーな会社からの転身だ。卸会社では、営業担当として通販、EC、百貨店などの取引先に商品を提案するほか、約300品目の利益率や配送オペレーションの管理をみっちりやった。一定のスキルは身につく仕事だったが、何しろ業界も会社もレガシーに過ぎる。上も詰まっている。「歴史ある会社で、会社の名前である程度営業ができてしまいます。オペレーション力は身につきますが、提案力は微妙。

業界自体も、マーケットは国内に限られ、シュリンク(縮小)していくことが容易に想像がつきます。典型的な、いずれ機械に置き換わってしまう可能性がある仕事だと思いました」と、服部は当時、抱いていた焦燥感を振り返る。とうとう「このままでは私は人生に後悔する」と思った服部は、転職を決意する。

転職先は”成長産業”一択。機械に置き換わることのない、20年後にビジネスの世界で活躍できている会社――と考えると、必然的に真逆の環境を望むことになった。その流れで、フォースタを知る。「日本の未来のために成長産業を支援する」という言葉が、服部には強い引力となった。

未来。当時、自分の会社や業界の未来に思いを馳せることはあれど、「日本の未来」なんて考えたこともなかった。選考が進むにつれ、引力はますます強くなっていった。「特に、恒田さん(常務取締役の恒田有希子)の『これからの人生は名指しされるようにならないといけない』という言葉が刺さりました。どこどこの会社の誰々ではない。フォースタなら、起業家から指名される人間になれると」

卸会社の営業では、服部なりにさまざまな工夫をこらし、商品より「自分」を買ってもらっているという感覚を持つこともあった。それをもっと高いレベルで、しかも日本の未来を思い描きながら実現する。「自分にできるか」という不安はあったが、最後は「まだまだ挑戦できる。私も起業家から指名される人になりたい」と思い、服部は入社を決めた。

悩んだ末にメモリアルな支援を実現。一途な想いなくしてよき未来はつくれない

それから2年近く経った。ヒューマンキャピタリストとして活躍する服部は、先頃、自身のメモリアルとなる支援を実現した。支援先は、服部が企業担当をしているノンデスクワーカー向けの現場管理SaaSのA社。A社にお引き合わせをした方はメガベンチャーなどでtoCのマーケティング経験を豊富に持ち、人柄も申し分のないX氏だ。自身の経験をスタートアップに還元しようとする挑戦者で、アーリーフェーズのスタートアップへの参画を希望していた。しかし「toC」×「有望アーリーフェーズ」があまりない。そこで、ピンと来たのがtoBの事業を展開するA社。経験はドンピシャリでないかもしれないが、志向やカルチャーがお互いにマッチすると思ったのだ。

「ちょうどA社さんとの打ち合わせで、セールスの人員が拡充してきたのでリードを獲得出来る優秀なマーケターが必要という話を聞いたところでした」と服部。求められているのは、toBとtoCの両方ができ、経営層の考えをマーケティングに反映できる人。要件はまだ漠然としている段階だったが、服部は、A社にはX氏が絶対必要であると提案し、最初から役員との面談を要望した。迎えた当日は服部も同席。「役員の方と話し、Xさんがどんどんワクワクする顔になるのがわかりました。A社さんももちろん好感触でした」。

このままスムーズに決まれば、好事例だがX氏にはほかの企業からもオファーがあり、本人の決断が必要だった。「もう一方の会社も素晴らしく、Xさんにとってはどちらに行っても正解でしょう。でも、私はA社担当として、Xさんが参画しなければA社の成長が遅れるという危機感を持っていました。とはいえXさんの人生です。」。服部はA社に説得を委ねた。成り行きを見守り、最終的にはA社に決めてくれた。

決断時、服部はX氏から長文の丁寧なメールをもらった。内容は服部へのお礼と、A社、および辞退した会社への感謝の言葉など。読むと涙が止まらなかった。服部自身も悩んだからだ。「A社さんに参画していただきたいというのは、自分のエゴかとも思い、実は悩んでいました。でもXさんはA社を選び、今後に希望を抱いてくれた。結果的にXさんもA社さんも、ひいては後の世の中も幸せにする仕事ができたと実感できました」

いわゆる「人材紹介」なら、あとはX氏に選んでもらうだけだろう。だが、フォースタは違う。ヒューマンキャピタリストには「A社を成長させる」という強い意志がある。それはエゴかもしれないが、その一途な思いなくしてよき未来はつくれない。悩んだ末にもらったお礼の言葉が心に響いた。

苦しみを超え、やり切った経験が次のチャンスへ。採用コンサルティングサービスのプロジェクトオーナーに

涙を流しながら服部は、入社当初の苦しかった日々も思い出していた。今でこそ周りに人が集まり、みんなから信頼される服部だが、入社当初は違った。「最初は孤独でした。人と話すことが怖かった。すぐには成果が出ないし、真剣にスタートアップに向き合っているからこそ仲間からのフィードバックも厳しい。本気で辞めようとも思いました」と服部。

苦しんでいる頃、ある会社(B社)の企業担当になり、それが浮上のきっかけとなった。急拡大期にあるB社には、フォースタとしてもその拡大を牽引するべくし、次々とB社の成長に寄与する人材をお引き合わせをする必要があった。ということは、優秀な候補者に日々会っているフォースタのヒューマンキャピタリストの協力が不可欠になるため、社内に向けてどんどん発信しなければ話にならない。「一緒に担当していた先輩に、企業担当で大事なのは、みんなを巻き込むことだと教わりました。ちょうど苦しくて、本気で辞めようとも思っていた時期。B社の担当になることも、最初はすごくプレッシャーでした。でも、その先輩に『やりきってから判断してみたら』と言われて、もう少し頑張ろうと思ったのです」

服部は人が変わったように、周囲に働きかけた。「誰彼となく『B社に推薦してくれた?』と声をかけたので、すごくうるさかったと思います」と苦笑交じりに振り返る。だが、自分の行動を変えたことで、フォースタは頑張る人を応援してくれる会社だと知った。服部の声がけに応え、みんながB社にふさわしい人材を推薦してくれたのだ。

服部はそこから学び、変わり、成果が出たことでモチベーションも上がった。結果、支援人数は年間100人にも上り、服部はB社の企業担当をやり切った。先輩の言葉通り、自信がついた服部は、もう辞めようと思わなくなっていた。

そして服部の「やりきる力」を経営陣も見ていた。その結果、採用コンサルティングサービスのプロジェクトオーナーに抜擢される。クライアント各社に数名の担当がつき、パートナーとしてともに組織課題・採用課題を解決する。服部は、その全ての企業の進捗や状況を逐一把握し、俯瞰してマネジメントする立場だ。B社担当をやり切った服部だからこそ任せられるポジションだ。

“The Team”、みんなでやればより大きな成果が出る。ともに未来をつくる

服部は現在、採用コンサルティングサービス全体をマネジメントしつつ、志願して担当企業を持ち、いち担当としてもサービスに携わる。自ら企業担当をしなければ、地に足のついたマネジメントができないと考えたからだ。「人に動いてもらうのは本当に大変です。企業担当は、担当しているスタートアップの急成長を支えるために、クリアすべき目標があり、相当なプレッシャーを背負っています。その厳しさを理解したうえで、みんなのモチベーションを保つことを心がけています」と服部。

常に頭にあるのはフォースタのバリューの1つ、「The Team」だ。「仕事は、個人でもやろうと思えばやれるでしょう。でも、それでは楽しくないし、みんなでやることでより大きな成果が出る。会社として集う意味がそこにある」。最初は孤独を感じて苦しんだ服部だからこそ、その価値が人一倍わかる。入社当時を思い出して言う。「前職の4年間は会社や上司に甘えていたので、その分を取り戻す成長痛だったと思います。当時は悔しくて不甲斐なくて泣きながら帰ったこともあります。厳しい環境で成長したくてフォースタに来たのですが、思った以上に辛かった。でも、私にとっては必要な過程でした」

思わず涙したX氏の支援は、「入社→活躍→会社の成長」という結果がわかるのはまだ先だ。しかし、服部にはA社の輝かしい未来図が見える。その未来図を、自分も一緒に実現する決意だ。「1年半やってきて、このメモリアルな支援もありました。組織課題をHRの側面で解決し、それが確かな事業成長につながる。フォースタは未来をつくっている会社なのだと改めて実感しています。これこそ私がやりたかったことです」

採用コンサルティングサービスも含め、入社時と比べてプレッシャーは格段に増えている。だが、もう辛くはない。いや、辛いが、分かち合う仲間がいれば背負った荷物は軽くなる。痛い思いをして成長もした。担当企業には、日々、忌憚ない意見を言い、それが信頼関係を育む。「フォースタの服部」ではなく、服部幸乃という個人名でも確かな足跡を残しつつある。

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