1
/
5

意義ある仕事なら猛烈に力を発揮!チャレンジを続けるエンジニアのストーリー

目的の見えない仕事はモチベーションが上がらない――。許準行(ホ・ジュンヘン)はつぶやく。彼の性質を端的に表している。逆にいうと目的・意義があれば不断の努力で達成する。韓国の高校時代、独学で日本語を習得して8カ月で検定の最上級を取得するなど、エピソードは多数。そんなホが見つけた大きな目的が「for Startups!」。目的はあるがプロダクトは未成熟。自分の才覚で解決するという環境で、今、彼のやる気はマックスになっている。

意義ある仕事を求め、志願して海外セキュリティーセンター立上げプロジェクトに参画

▲新卒でお世話になった会社での1枚

韓国で育ち、大学(文系)を卒業後、新卒で日本の大手SIerに就職したホ。そこで経験した忘れられない仕事がある。それは海外に6カ月間出張し、現地でセキュリティーセンターを立ち上げるプロジェクトだ。ホは、第2陣としてこのプロジェクトに参画。現地で従業員を採用・教育し、スモールな組織を徐々にアップグレードさせていく役割を担った。ホはエンジニアだが、このプロジェクトはマネジメント寄りの仕事。6カ月間、技術を離れることへの不安はあったが、それまでと違った体験ができる楽しさが勝った。

現地のメンバーとは英語で会話。マニュアルをつくって運用のオペレーションを定着させ、メンバーのトレーニングも担う。課題を課し、採点してフィードバック。当初、そう高くはなかったメンバーのセキュリティー技術を、運用の担い手となれるレベルにまで引き上げた。自動翻訳ツールを導入してコミュニケーションの助けにしたほか、常にチーム全体を盛り上げることを考えてふるまった。

大変だがおもしろかった。ホはふり返る。「これからのビジネスをよくするために、このセキュリティーセンターを立ち上げる。その意思決定があったうえでの活動だったので、細々とした作業も含めて充実していました。目的と課題があって、道筋はないところを自分で考えて進んでいくことが楽しかったです」。

元々、ホは「なぜこれをやるか」という明確な目的、意義づけが原動力になるタイプ。それさえあれば、たとえ困難なことでも、達成に向けて猛烈に突き進む。このプロジェクトを志願したのも、そんな仕事にチャレンジしたかったからだ。

エンジニアへの道を拓き、技術やビジネスの基礎を培った前職のSIerには感謝しかない。一方で、目的や意義をモチベーションにするホにとって、予め「何をいつまでにどうつくるか」といった既定路線がある程度決まっているSIerでの仕事から、もう少し踏み込んだ目的にダイレクトにアプローチできる仕事に興味が湧いたことも事実。「手を動かすこと自体は好きですが、次第により成長できそうな環境に移りたくなりました。ほかの仕事はないかと、まず社内で探して、出会ったのが海外セキュリティーセンターでした」。

チャレンジの連続だったこれまでの人生。日本語、留学、ワーホリ、ヒッチハイク

ふり返ると、ホの人生はチャレンジの連続だった。日本の漫画やドラマが好きで、高校時代に独学で日本語を勉強。ゼロから始めて8カ月で日本語能力検定の最上位である1級を取得した。その他、大学時代は交換留学で日本の東北大学へ。多くの人と関わり、日本をより深く知るために飲食店でアルバイト。同時に、世界各国から来る留学生のサポート活動にも注力した。

その後は大学を休学し、ワーキングホリデーを使ってオーストラリアへ。英語に自信がなく、話をせざるを得ない環境で慣れたいというチャレンジングな理由だ。はじめのうちはたどたどしい英語だったため、ジョブ面接は20回以上も受けた。ようやくの思いで、飲食店のバックヤードの仕事を得たという。多国籍の人たちと英語でコミュニケーションをとりながら働けたことで、英語力も向上。目的のためなら、どんな場所にも飛び込む度胸が備わっている。

もう1つ、ホにとって象徴的なチャレンジがヒッチハイクだ。きっかけは東北大学時代、東京から仙台にやって来たヒッチハイカーと知り合ったこと。話を聞き、自分はもっと大きなことをしようと考えた。手始めに仙台から東京へヒッチハイクをしてみた。できた。次は仙台から福岡へ(その後、船便で韓国に帰国)。

意外にできると知ったホは、逆ルートの福岡から仙台、次いで韓国一周と距離を伸ばしていった。「お願いするとほとんどの場合は無理と言われますが、なかには快く乗せてくれて、ご馳走してくれたり、泊めてくれたりする人もいました。不可能と言われてあきらめずにチャレンジする。目的中心の考え方さえあれば、簡単に無理と断言できるものはないと気づけた非常にいい経験でした」。

就職時、日本でエンジニアになったこともチャレンジの1つだろう。文系でエンジニア志向も強くなかったが、韓国での説明会に参加し、エンジニアの選択肢に魅力を感じたと思ったという。「元々、パソコンや周辺機器などをいじるのが好き。無線の規格やパソコンの部品レベルまで調べて最適なものを探したり、プログラムが動かなければ、当て勘で原因を調べたりしていました」とホ。興味と探究心は人一倍強く、その資質はまさにエンジニア向きだった。

海外出張から日常に戻るも不完全燃焼。仕事の存在意義を明確に答えられる会社を探してフォースタへ

話は前後したが、そのような具合に元来、チャレンジが好きで、社内でもチャレンジして海外に長期出張し、得難い経験を積んだという流れだ。しかし、再びSIerのクライアントワークに戻ったとき、物足りなさを感じることになる。セキュリティーセンターのような案件はほかにない。ホは社外に目を向け、そこでフォースタートアップス(以下、フォースタ)に出会う。

ホは転職を考えるにあたり、仕事の目的・意義が明確という点で自社サービス・プロダクトの会社、かつ携われる範囲が広い会社がいいと考え、スタートアップを想定。訪れたフォースタで、ヒューマンキャピタリストと話すなかで「弊社も募集していますよ」と言われた。

その提案は、ホにとって意外だった。というのもフォースタの見え方が、主に人的リソースでスタートアップを支援する会社だったから。まさかITサービス・プロダクトに強みを持っている会社とは思わなかったのだ。

だが、聞けば、現時点では主に社内のヒューマンキャピタリスト向けの業務システムも、現在はデータベース機能がメインの『STARTUP DB』も、将来的に成長産業全体を結ぶプラットフォームとなることを目指すものだという。実はフォースタは、将来の社会のインフラにもなり得るプラットフォームをつくっている会社だった。

「面接を重ねるうちに、会社のビジョンとエンジニアの人たちの考えていることがまったくズレていないこともわかりました。企業と個人の方の対面に立つヒューマンキャピタリストと、エンジニアサイドも向いている方向が一緒。これも自分には新鮮でした。営業側とエンジニア側の噛み合っていない会社はよくあるので」とホはいう。

そして何より、スタートアップを盛り上げるという明確な目的があり、その1点を目指してプロダクトを成熟させるという”意義”がホにとって重要だった。プロダクトとしては成長期の段階にあることもあり、やれる範囲も広い。見事にホの選択軸に合致する会社がフォースタだった。

大きな構想を描く自社サービス、『STARTUP DB』の担当に。やりがいは計り知れない

入社後はエンジニアチーム、Tech Lab.の一員として業務システムを担当していたホだが、先頃、『STARTUP DB』に異動した。『STARTUP DB』はプラットフォーム化という大きな構想に基づき、着々と機能開発を進めている。

既にユーザーがいて、一定の成果も出しているプロダクトだが、今後に向けてクリアしなければいけない課題はたくさんある。一方で課題はあるが道筋はない。自身の才覚で課題をクリアし、進む状況は、前職で経験した海外セキュリティーセンターのプロジェクトとも似たやりがいがある。「キャッチアップはとても大変でした」と言いながら、ホは笑顔だ。

「目指すはプラットフォーム。現在はデータ提供機能により、大手企業がスタートアップを探す場にはなっていますが、双方向につながる”架け橋”となるにはまだまだスタート段階。いずれは、大手とスタートアップをつなぐ機能に加えて、国内スタートアップとエコシステムビルダー、それぞれの信頼できるパートナーとの出会いを創出することを目指しています。描いている未来は大きいです」。

課題はプロダクトをより加速させるための仲間が足りないこと。採用でネックになっているのは、このビジョンと、ビジョンに向けて邁進する楽しさが外からは見えにくいことだ。ホ自身も知らなかった。聞けば、心を動かされるエンジニアはきっといるはずだ。かつてのホのように、何らかの壁にぶつかっている人にはぜひ検討してほしいという。

「基本的に『これをやって』という物事が降ってくるスタンスの会社ではありません。スタートアップを盛り上げるためのプラットフォームをつくるというミッションに対して、自分で課題を見つけて貢献するボトムアップを歓迎するスタンス。チャレンジできる環境だし、技術スタックも非常に幅広い。デザインからインフラまで、自分次第で関与できる範囲も幅広く、いろいろやりたい人にも本当に魅力的な環境だと思います」。これはホの率直な感想であり、未来の仲間へのメッセージでもある。素晴らしいやりがいがここにはある。

for Startups, Inc.'s job postings
57 Likes
57 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
If this story triggered your interest, go ahead and visit them to learn more