みなさんこんにちは! FOLIO採用担当です!
ここ数年の間で、生活をはじめ世の中のあらゆることにパラダイムシフトが起きました。
「働き方」もしかりで、以前のような「オフィスに行って働くのが当たり前」という考え方から、「働き方のダイバーシティ」を考える時代へと変化してきました。
そんな多様性が求められる社会に変化していく中、FOLIOもその潮流に乗るべく「全国採用」をスタートさせました。
そしてこの制度により、東京に本社があるFOLIOの一員として、全国どこにいてもフルリモートで働くことができるようになりました。
このインタビューでは、全国採用第一号で入社された、People Experience部の小野さんと、小野さんのOJT担当をされた同部署の受川さんにお話をうかがいたいと思います。
「完全にリモートワークって、本当に大丈夫なの?」
「やっぱり定期的に出社しないと厳しいんじゃないの?」
「オンラインだけでコミュニケーションって本当に成立するの?」
など、気になる点はたくさんあると思いますが、そのあたりの課題はどうクリアしてるのでしょうか?
「これから全国採用を検討している会社の採用担当の方」
「全国採用枠で働いてみたいと考えている方」
のために、フルリモートでも円滑に業務を遂行できるコツをご紹介したいと思います。
※写真左から小野、受川
小野麻紀子 / Makiko Ono
略歴:メーカーにて人事業務に従事。労務を中心に、採用、人材開発を担当。2022年9月より、FOLIOにジョイン。採用業務を中心にPX部全般のオペレーションを担当。
受川大 / Dai Ukegawa
略歴:大手ハウスメーカーの営業職として新卒入社。その後大手人材紹介会社にて、IT/Web業界を中心とした、求職者の転職活動支援、企業の採用活動支援の双方を経験。
2017年より、ゲームメディアを運営する東証一部上場企業での人事・採用担当として、全社での募集職種全般における採用活動に従事。また新卒採用担当としても、代表取締役社長直下にて新卒採用活動の立ち上げを経験。並行して新卒社員の教育・研修の企画~実行を担当。
2021年より、FOLIOへ入社。人事・採用担当として、エンジニア系職種を中心とした、全社での募集職種全般における採用活動に従事中。
全社員Welcomeなオンボーディングデイリーとは?
司会:
ということで、小野さんまずは簡単な自己紹介からお願いします。
小野:
PX部に所属している小野と申します。
PX(People Experience)部とはいわゆる人事部で、私はFOLIOの従業員の採用に携わる仕事をしています。
全国採用枠で入社して、完全にフルリモートで東北の某所から仕事しています。
司会:
全国採用だと、完全リモートワークですから、どうしてもコミュニケーションの部分に課題が出てしまうと思うのですが、どうやって解決していますか?
受川:
はい、FOLIOでは「オンボーディングデイリー」という、新しく入ってきた方と毎日約30分、コミュニケーションを取る場を作っており、今回はこれを2週間ほど実施し、交流を深めました。
司会:
その狙いについて教えてください。
受川:
大きくわけて4つあるのですが、一つ目はFOLIOの部署や人と人との関係を説明する場として、二つ目は新しく入ってきた方がタスク的に困っていることの洗い出し、三つ目は質問事項に対する回答の場、そして最後に部内や部外社員とのコミュニケーションの場としての機能があるんです。
小野:
驚いたのが、毎日のミーティングに部外の人が自由に参加してOKなんですよ。なので毎日色々な部署の方が顔を出してくれて、これがいいコミュニケーションにつながりました。
PX部は人事に関わる仕事がメインですので、多くの人と最初から交流があるのはとても助かりました。
オンボーディングデイリー時の風景
司会:
今まで所属されていた組織は、こういうスタイルでオンボーディングなどはなかったんですか?
小野:
無いですね。オフィスに出社していた組織でも、入社直後にこんなにたくさんの他部署の人と関わる機会はありませんでした。
最初に会社の色々なメンバーと会話することができて、会社の雰囲気も掴めてとても安心しました。
毎週開催されている全社定例という社員全員が集まるミーティングでも、自己紹介の機会を設けてくれたりして、全社的にwelcomeな感じが良かったです。
司会:
受川さんに聞きたいんですが、日々のOJTとかミーティングを開催する側として、意識していることなどあれば教えてください。
受川:
まず、業務上での疑問点はなるべく早く解消してもらいたいので、OJTではそこを意識して会話するようにしています。
あとミーティングなんですが、もちろん直接会ったほうがお互いの温度感などがわかるのでコミュニケーションがスムーズにいくことがあるのですが、極力フルリモートでもたとえば雑談を取り入れるなど、直接会って話しているような雰囲気を作るようにしています。
小野:
フルリモートで働いていると、直接会えないからこそ雑談って意外と大切だなと感じます。
仕事以外のその人の一面を知ることができて、人と人との距離が近くなりますよね。その結果コミュニケーションが円滑になり、仕事が効率良く運ぶことがあります。
これは完全な個人の感想なのですが、以前の職場でフルリモートを経験した時は、雑談があまり活発でなかったので、メンバーの個性がうまく掴めず、業務を進める中でも意見を言いにくかったことがありました。
さらに私は雑談が少し苦手なので、それも原因なのですが(笑)。
司会:
え!?そうなんですか!
小野:
FOLIOは最初から雑談OK、雑談推奨みたいな雰囲気があったので、苦手な私でもスムースに色々な人と会話することができました。
日頃から信頼関係が築かれているからこそ、業務でのコミュニケーションも活発なんだなと感じています。
同時にとても良いなと思ったのが雑談やオンボーディングデイリー参加が「強制でない」ところです。
自由に発信して、自由に参加していく、バランスが良いなと思いました。
オンボーディングデイリーでの雑談内容の一部。色々な話題が出ている
受川:
ちなみになんですが、「オンボーディングデイリー」は今回の小野さんから始まったことではなくて、以前から脈々と受け継がれている制度なんです。
この記事ではより具体的な手法などが書かれているので参考にしてみてください。
※※※リンク載せる※※※
秘訣その1)
デイリーのオンボーディングは、全社員参加OKにしてコミュニケーションを取る
情報を極力オープンにすることで生まれるOne Team感
司会:
他に「こういうのがあるから仕事がしやすい!組織に溶け込めやすい」と感じた社内のカルチャーや制度などがあれば教えてください。
小野:
そうですね、これは過去の記事でもどなたかが触れていたのですが、Slackを仕事やコミュニケーションにかなり活用しているところがいいですね。
業務はもちろん、雑談などでもSlackを活用しています。
times チャンネル(就業員個々人が業務&業務外のことを呟いているチャンネル)やrandomチャンネル(random-petやrandom-fudosanなど、特定のジャンルが好きな人が集うチャンネル)などがあるのですが、これらを通じで他部署にどういう方がいるのか、だとか、共通の趣味や興味があることで、メンバーと距離が縮まる感じがとてもいいと思いっています。
timesチャンネルにて、社員同士でカップラーメンについての呟きから雑談に発展
ramdom-petチャンネルにて、社員同士でお互いのペット画像をシェアしています
司会:
完全にリモートワークという環境だからこそ、そういう他のメンバーとの交流って大事ですよね。
他に、こういうカルチャーとか制度がリモートワークで役に立っている、みたいなことありますか?
小野:
そうですね、FOLIOは基本的に「なんでも情報はオープンにしていこう」という意識が強いので、機微情報以外は基本的になんでも見ることができます。
過去の資料はもちろん、過去に開催された全社定例の動画も全部見られるので、そういうものに触れることで、FOLIOの歴史とか文化が学べます。
なので「知りたい情報は取りに行く」タイプの人なら、この制度は本当にいいですね。組織によって色々あると思うのですが、全社員にオープンな情報って比較的少ない企業の方が多いですよね。
そういう場合、「企業」で働いているというよりは、「一部署」で働いているという感覚になってしまうと思います。
秘訣その2)
情報は可能な限りオープンに。「あなたも会社という組織の一部です」というチームワーク感を出す
ウェルカムボックス〜神は細部に宿る〜
受川:
FOLIOでは新しく入ってきた方に対して、すぐ会社に馴染んでもらえるように色々な施策をおこなっているんですが、特に全国採用をスタートしてからはコミュニケーションで壁ができたり、情報が一方通行にならないように、より一層色々な工夫をしています。
小野:
ちょっとしたことなんですが、ウェルカムボックスも嬉しかったです。
司会:
なんですかウェルカムボックスって?
受川:
ウェルカムボックスという形で、ご入社を迎える候補者(内定者)の方へ向けて、FOLIOから歓迎の意を込めた粗品や配属先となる現場社員からのメッセージをお送りしています。
元々は他部署の方よりご提案をいただいたアイデアが切っ掛けとなり、全国採用を始める上での施策として試験的にスタートさせました。
小野:
リモートワーク環境であれば、パソコンや入社に必要な物が送られてくると思うのですが、FOLIOの場合、部署のメンバーからのメッセージや会社のノベルティとか、色々なものが同梱されてて、「あー私歓迎されているんだな」と思えてとても嬉しかったです。
細かなことなんですが、フルリモートで直接会えないからこそ、こういう気遣いはありがたいな、と思いました。
手紙やノベルティなどが入ったウェルカムボックス
受川:
全国採用を本格的に進めていく中で、応募からご入社までのプロセスとして、全てリモートでの面談、面接、入社条件の提示、ご入社、という流れで、一度も対面でお会いをせずともプロセスが完結するようになっています。
一度も直接お会いせずともそのフローを作れたのは良いことなのですが、ウェルカムボックスのような「企業側の候補者への想い」を「リアルな物や形」としてお渡しする事で、「ご縁」や「リアルなつながり」を候補者の方々にも感じてもらう事が、FOLIOとの信頼関係を強いものにしていく上で非常に大切な事だと思います。
ウェルカムボックスの取り組みはまだ始めたばかりなのですが、今後も全国採用を進めていく上で継続していきたいと考えています。
秘訣その3)
毎日直接会わないで仕事するからこそ、「リアルなつながり」を感じてもらう気遣い&施策を
おわりに
司会:
話は変わりますが、入社する前のことを聞かせてください。
転職活動をして、色々な会社を受けたと思うのですが、最終的にFOLIOに決めた理由は何だったのでしょうか?
小野:
そもそも、将来的なキャリアを考えてやりたいことが明確になったので転職活動をはじめました。
そしてFOLIOの面談で、今やりたいことや将来的なキャリアのイメージを伝えたところ、「そういう将来のキャリアを考えている人はむしろ歓迎です」と即答してもらえたことが一つの理由です。
司会:
今までの環境とはちょっと違うなと感じたんでしょうか?
小野:
そうですね、今までの会社は、一般職はここまで、総合職はここまで、と仕事での線引きが多かったんですが、FOLIOはそういう線引きがあまりないのも、やりがいのある職場だなと感じました。
司会:
小野さんは完全にフルリモートで働ける会社だけを探してたんですか?
小野:
基本フルリモートで探していたんですが、一方で、コミュニケーションにおける課題など、フルリモートならではの大変さも過去に経験していたので、出社型の会社も視野に入れて転職活動をしていました。
司会:
どのあたりで「あ、FOLIOならフルリモートでも大丈夫かな?」って思ったんでしょうか?
小野:
カジュアル面談や、PX部の人との面談、そして社長の甲斐さんとの面談がとても良く、組織と人に魅力を感じたからですね。
並行して色々な会社を受けていたんですが、面談を通して「これならフルリモートでも大丈夫」という確信が持てました。
司会:
最後に、この文書を最後まで読んでくれた方にメッセージをお願いします。
小野:
「フルリモートで、本当に仕事が円滑に進むんだろうか?」
「しかも堅苦しいイメージの金融業界でそんな新しい働き方できるのかな?」
と思う方も多くいらっしゃるかと思います(私もその一人でした)。
でも実際に面談や入社後のOJTやオンボーディングを通して、それらの先入観は払拭されました。
おそらくそれは理由が二つあって、一つは組織がコミュニケーションや「人」を大切にしていること、そしてもう一つは、さまざまなことに挑戦できる環境があり、実際にそんな環境で難易度の高いミッションに挑戦し続けているメンバーがたくさんいて、「成功するかどうかわからないけど、とりあえずチャレンジしてみよう」という精神が根付いている環境があることからだと思います。
金融業界で全国採用、と聞くと、乗り越えなくてはいけない壁がいくつもあったと思うのですが、そこは多くの人と知恵とアイデアで乗り越えて、全国採用を現実にしたんだと感じています。
この記事を読んで、少しでもFOLIOのこと、全国採用のことが気になった方は、まずはカジュアル面談からでも会ってみませんか?
一緒に未来の金融業界を作っていきましょう!
司会:
本日はありがとうございました。
秘訣まとめ