見づらいものを見やすくする工夫
私たちの仕事は、ユーザーが直感的に理解しやすいデザインを提供することを目的としています。そのために、まず他のサービスやアプリを分析し、特に見やすいと感じるポイントを調査します。この過程で、具体的に「〇〇アプリのどの部分が特に見やすいですか?」といった質問を社内外の関係者に投げかけ、実際にフィードバックを収集しています。これらの意見をリスト化した後、実現可能なアイデアを選別し、手書きスケッチやFigmaを用いてプロトタイプを作成します。
さらに、プロトタイプを週1回の定例ミーティングで共有し、エンジニアと意見交換を行いながら改良を重ねます。例えば、ガントチャートのような情報量の多いユーザーインターフェイスでも、シンプルかつ視認性の高いデザインを心がけ、スマートフォンでアプリの操作をする場合に移動中の片手操作でも快適に使えるように最適化しました。このように、ユーザー視点を徹底的に取り入れるプロセスによって、幅広いユーザーにとって見やすく使いやすいデザインを実現しています。
デジタルを身近で優しいものにするための取り組み
私たちは、デジタルツールを誰にとっても身近で優しいものにすることを目指し、シンプルで直感的なデザインを採用しています。特に初心者でも迷わず操作できるよう、ユーザーインターフェイスを整理し、余計な要素を削ぎ落としました。また、色覚や視覚への配慮をした配色や、音声・キーボード操作への対応を組み込み、使いやすさを確保しています。
さらに、ユーザーの声を積極的に収集し、改善に反映させることを重要視しています。プロジェクトの過程で得たフィードバックを基に、温かみのあるメッセージや親しみやすいアイコンを取り入れ、初めての方でも気軽に使える体験を提供しています。デジタルツールを「難しい」から「使いやすい」に変える工夫を通じ、幅広い層に受け入れられるデザインを実現しています。
また、ユーザーがアプリケーションを操作する際に「気持ちいい」と感じてもらうことは、とても重要なポイントです。一見気づきにくい部分ですが、この感覚が生まれることで、ユーザーの「これが欲しい」という気持ちはより強くなります。
そのため、ボタンをクリックした際の動きや表示されるアニメーションにもこだわりを持っています。例えば、クリック時に柔らかな反応を示すモーションや、スクロール時にスムーズに動くインタラクションを取り入れ、視覚的にも心地よい体験を提供しています。さらに、面白さを感じられるような遊び心のある動きも加えることで、操作そのものが楽しくなる工夫をしています。
シェアガントとは?
シェアガントは、心理的安全性を大切にするプロジェクト管理ツールです。プロジェクト計画から進捗共有まで、簡単に行うことができます。進捗状況をリアルタイムで”見える化”することにより、リモートと出社メンバー間の情報格差をなくします。
従来のプロジェクト管理ツールが抱えていた課題を解決し、円滑なコミュニケーションを促進することで、チーム全体の心理的安全性を高め、効率的なプロジェクト進行を実現します。
URL: https://sharegantt.com
プロダクトやプロセスでの具体的な工夫
私たちは、見やすさと使いやすさを追求する中で、具体的なプロセスと工夫を実践してきました。特に、シェアガントのモバイルアプリ開発では、スマートフォンでアプリの操作をする場合に移動中の片手操作を考慮したガントチャートの最適化に注力しました。
当初、モバイル向けに最適化されたガントチャートが少なかったため、他の管理ツールの徹底調査を行い、機能一覧を作成しました。その後、要件定義を進めながら、WEB版との連携を重視した機能設計を行いました。
初期段階では、手書きスケッチからプロトタイプを作成し、Figmaを使ったデザインへと発展させました。週1回の定例ミーティングで進捗を確認し、エンジニアとも連携を図りながら認識のズレを防ぎました。リリース前にはテスト環境での確認を徹底し、バグ修正や改善を迅速に対応。さらに、プライバシーポリシーや必要な情報を網羅したアプリストアへの申請作業を行い、スムーズな審査通過を実現しました。
これらのプロセスを通じ、シェアガントのモバイルアプリを直感的で使いやすい設計に実現しました。ユーザーがリアルタイムで進捗状況を把握し、情報格差をなくす仕組みを提供できたことは、私たちのプロダクトの大きな成果の一つです。