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フェンリルのテックリードをご紹介 vol.2「クラウドとDevOps」

フェンリルには、開発センターのエンジニアを率いる7名のテックリードがいます。
テックリードとは何か、彼らが遂行する任務とは?

全4記事にわたりテックリードについて紹介するシリーズ、今回は2本目。
クラウドとDevOpsについてご紹介します。

前回の記事はこちら。

フェンリルのテックリードをご紹介 vol.1「フロントエンドとバックエンド」 | フェンリル
フェンリルには、開発センターのエンジニアを率いる7名のテックリードがいます。テックリードとは何か、そして彼らが遂行する任務とは?今回より、全4記事にわたりテックリードについてご紹介します!テック...
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テックリードとは

テックリードは、フェンリルのエンジニアの規範となり、組織を戦略的に率いる技術の第一人者です。最高のプロダクトを作ることを目指し、フェンリルのエンジニアリングを推進するために、任務を遂行しています。

テックチームは開発センターと、クラウド事業推進部、ND部に所属するエンジニアで構成されます。テックチームにはフェンリルの主要な技術領域ごとに分類された「ユニット」があり、ユニットごとに1名のテックリードがいます。

クラウドとDevOpsのテックリード

クラウドユニット:柴田晃(開発センター開発1部3課) 2016年入社
DevOpsユニット:森本佳憲(開発センター開発統括管理部)2008年入社


ーフェンリルに入社したきっかけは?

柴田
GitHubやJenkinsが盛んでないときからすでに使っていたことや、メンバーがさまざまな形でアウトプットしているのを見て、自分のレベルアップにつながると考えたからです。
でも、一番はオフィスの立地です(笑)。駅から近く通いやすいのがよいと思いました。

森本
当時、私はC++が一番得意な言語だったので、それを生かせる仕事を大阪で探していたとき、フェンリルを偶然見つけました。フェンリルが開発しているSleipnirは自分も愛用していたブラウザで、使い心地が良く、当時類似のアプリに対して優位性を持っていました。
この会社は伸びそうだし、こういったプロダクトの開発をできるのは面白そうだな、と思ったからです。


ーテックリードとして具体的にどのようなことに取り組んでいますか?

柴田 
クラウドサービスプロバイダーさんとの関係強化をサポートしています。
エンジニアの意見を伝えたり、全社的に取り組みが必要な活動をリードしたりしています。

森本
今年度からジョブディスクリプションを用いた職務等級制度が導入され、エンジニアの評価をテックチームが担うようになったのですが、私はこのディスクリプションの作成に参加しました。
以前と比べて全体的にシンプルな仕組みになり、評価の理由や昇進に必要なことが明確になったため、エンジニアに適した仕組みにできたと思っています。


ーメンバーにスキルアップを促すため、どんな取り組みをしていますか?

柴田
カンファレンスの開催情報など、スキルアップに役立ちそうな機会があればメンバーに案内しています。
また、実際にクラウドサービスを利用したい、カンファレンスに行きたいといった希望をかなえられるよう調整しています。

森本
定例的な社内ミートアップである「DevOpsでぃ!」を開催して、情報発信に慣れてもらい、積極的な活動へとつなげられるようにしています。
また、社外勉強会への参加、Udemy Business への加入、キャリアパスの策定もしています。


ーメンバーとのコミュニケーションについて、どのように意識していますか?

柴田
まだメンバーとはうまくコミュニケーションが取れていないので、コミュニケーションの機会を増やしたいと思っています。

森本
現状、ほとんどのエンジニアがリモートワークをしています。
こういった環境では、雑談を含めたコミュニケーションは意図的に確保しなければ発生せず、「確実に必要な情報」以外はあまり共有されません。
しかし、クリエイティビティを求められる領域では「必要かどうかわからない情報」をつなげて「必要な情報」へと変換することが大切です。そのため、定例ミーティングや社内ミートアップでブレストをします。それでも足りない部分は一対一でフォローするようにしています。

ー今後の取り組みたい課題はありますか?

柴田
新卒研修の実習で、クラウドを活用するようにしたいです。

森本
DevOpsというジャンルの技術として、CI/CD(継続的インティグレーション/継続的デリバリー)があります。この分野についてはまだ進展していないため、ユニットとして導入促進に向けた準備をしています。先進的だといえる状態にしたいです。


ーテックリードとして最も大切だと思うことを教えてください。

柴田
「決断力」です。

森本
4つあります。技術に愛を持つ、より良い未来へと繋がる道を見出す、自分ではなく皆が良い状態になれるようにする、エンジニアとしての個性を発揮し良いモデルとなる、です。


ーおすすめの技術書はありますか?

柴田
2つあります。
Amazon Web Services負荷試験入門』。AWSに限らず負荷試験の流れや目的を学べます。
入門 監視』。監視は何のためにするのかが学べます。

森本
技術レベルや足りない要素によって変わるので難しいですね。
最近は「Udemy」など動画学習コンテンツがあるので、まずはそれを見つつ触ってみるのがよいかと思います。映像があるので直感的で分かりやすいですし、何がスタンダードなのか理解できるのが素晴らしいです。
スタンダードと自分の好みがどうズレているのか理解できれば、次のステップとして技術書を選ぶ際、試し読みの範囲で合う・合わないが判断できるはずです。同じ内容を勉強するなら、評判がいいかよりも「ストレスが少なく読めるか」で選ぶのが個人的にはおすすめです。

ー好きな技術、技術知識の情報収集方法を教えてください。

柴田
広く浅くいろいろなことを取り込んでます。そのため、特に好きな技術はありません。
仕事に使えそうな知識は主にX(旧Twitter)やはてなブックマークから得ています。

森本
ソフト・ハード問わず何でも好きですが、グラフィカルなものが好きな傾向があります。
普段はテック系や技術系のニュースサイトやブログなどで流行を追いかけつつ、気になるものは専門のサイトやRedditなどを見て、なるほどみんなはこんな感じでやってるんだな、と思いながら探ります。
真面目にやるときは公式のドキュメントや教科書的なものを読みますが、どれを選べばよいか自分で判断できることを大事にしています。


ー今後、個人的な目標や挑戦したいことはありますか?

柴田
負荷試験を自動化したいです。安定したサービスを提供するために重要ですが、困難な作業のため、自動化することで簡単に実施できるようにしたいです。

森本
リモートワークだと体を動かす頻度が下がっているので、何かしたいと思っています。
出無精になりダラダラしてしまう本能に対抗して、活動的と言えるようになりたいと思います。


ーフェンリルのどんなところが好きですか?

柴田
大きな会社にあるようなかっちりしたところと、ベンチャーにあるような雑なところが、いい感じに混ざり合っているところです。

森本
これをやれ、あれをやれ、と細かく指示されるのではなく、自由にやらせてもらえること。さらにサポートもしてくれる懐の深さです。
自分で目標を仮置きし、それに向けて考えながら進むものの、最初からうまくいくはずもなく......。それでも周りのメンバーが快くサポートをしてくれるおかげで、何とか成功と呼べる形が見えてくる。メンバーには大変感謝しています。

ーフェンリルに興味を持っている方へメッセージ

柴田
もし少しでも気になったことがあれば、気軽に問い合わせていただきたいです。好奇心と少しの勇気が良い未来につながる鍵です。

森本
フェンリルの共同開発は受託開発が中心ではあるものの、一般的なシステムインテグレーターとは異なる働き方をしています。
というのも、平均的なシステム開発では実現が難しいものの、自社開発とするのは事情があって難しい、といったニーズに対し、さまざまな技術を駆使し、高難度のプロダクトであっても高品質で実現できます。当然エンジニアに求められる技量が高くなるため、優秀なエンジニアを切実に求めていますし、そういう方が来てくれるようエンジニアの働き方やサポート体制の厚さなどの待遇も自社開発の企業と比肩し得るものとなっています。
自社開発の企業だと、所属チームが作るプロダクトに長期間関わることになりますが、共同開発では顧客が多様で幅広い業界のノウハウに触れられたり、先進的な技術を実践できるチャンスが多く得られたりするので、技術の研鑽にはうってつけの環境だと思います。


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