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フェンリル社員インタビュー #9「豊富な経験を活かす。HCD専門家のチーフコンサルタント」

こんにちは!プロモーション担当の渡邊です。

フェンリルで働く個性的なスタッフを紹介しているフェンリル社員インタビュー。(前回の記事はこちら

今回は、人間中心設計専門家であり、チーフコンサルタントとして活躍する、東京支社の中村にインタビューしました。

「人間中心設計専門家」は、人間中心設計(HCD)に特化した公益団体(HCD-Net)の認定資格です。 ユーザビリティやUXデザイン、サービスデザインなどに関わる実務経験が5年以上あることや、HCDの視点でプロジェクトマネジメント経験またはHCDの組織導入経験があるなどの条件を満たし、これまでの実務経験が認められ、合格した者が与えられる称号です。

経験豊富な中村に、これまでのキャリアやフェンリルへ入社したきっかけ、今後の夢などを聞きました。

豊富な経験からアプリ / Webサービスの世界へ

ーフェンリルに入社するまでの経歴は?

最初の就職先はAV機器メーカーで、そこでは筐体設計者として入社しました。

自社製品の使い方がわからないという問い合わせが多発した頃に、ユーザビリティを向上させることを目的とした部署が立ち上がり、その部署へ異動となったのが、現職の原点です。

その後はUXデザインやHCDを専門的にコンサルタントする会社で、幅広いジャンルや業務を遂行した後、フェンリルに入社しました。

ー様々な分野でキャリアを積まれて、感じたことを教えてください

元々は設計者からのスタートで、そこから外れたときはかなりショックでしたが、ユーザビリティの仕事からスタートしてHCD(人間中心設計)や感性品質などに触れるにつれ、プロダクトにとって、UXのコンサルタントが重要な役割であると感じるようになりました。

設計者時代は若かったというのもありますが、どの役割が偉いとかなく、それぞれが役割を果たすことで良いものが出来上がることを学べたのは大きくて、そのまま設計を続けていたら気づくのにもっと時間がかかったと思うと貴重な経験だったと思います。


ーアプリやWebサービスに携わるようになったきっかけは何かあったのでしょうか

現在はアプリやWebサービスが中心ですが、これまでは本当にいろんなサービスに関わって来ました。 その中で、スマホ対応、アプリ対応ということはどんなサービスでも検討されていたということがあって魅力的でした。

自社開発がメインの会社も考えなかったわけではありませんが、自分のこれまでの経験を多くのサービスに活かすにのは受託ビジネス中心の方が良いと考えました。


HCD専門家のコンサルタントとして、フェンリルで活躍

ーフェンリルに入社したきっかけは何ですか?

前職での仕事にやりがいは感じていたものの、元々ものづくりが好きというのもあって、最終的なプロダクトやサービスと距離が遠くなっていることに物足りなさを感じるようになったんです。そこで、アプリの開発実績が多くあり、UXコンサルティングビジネスに力を入れようとしていたフェンリルに興味を持ちました。

お客様と一緒につくりあげる共同開発という立場で「ユーザーにハピネスを」という理念を実現していて、お客様だけではなくその先のエンドユーザーを意識する姿勢に惹かれました。

ーフェンリルでの業務内容を教えてください

HCDやUXデザインを中心にそれらのプロセスを管理したり、実行したりしていますが、お客様から具体的に進め方や手法を依頼されることはほとんどありません。大半は「こういうものを作りたい」という依頼からスタートします。私の仕事はその最も上流のところからスタートすることが多く、最適なプロセスを計画し、提案することがほとんどです。

具体的な業務は案件の状況によって異なるのですが、大半はどういうターゲットユーザーにどういう価値を提供して行くのかということを整理するために、ユーザーの利用状況だったり課題やニーズを把握するためにインタビューをします。

その結果を整理し、ターゲットユーザーや理想とする利用体験、サービス全体で提供する価値などを策定します。これに基づき機能やコンテンツ、UIを検討するという流れになりますが、そのまま開発に進めて問題ないかどうかを検証するためにプロトタイプを作ってテストもします。

機能や仕様の議論をすぐにでも始めたいお客様に対して、このようなUXデザインの考え方や進め方を理解してもらうのは大変な作業です。


ーHCD専門家として、普段心がけていることなどありますか?

手法やプロセスにフォーカスするのは避けています。

例えばペルソナやカスタマージャーニーマップなどを作りさえすればうまくいく、などの幻想を抱いてしまうこともあります。調査や評価も同様ですが、それを作ったり実施することが目的ではなく、なぜそれが必要なのか、そのためには何をやらなければいけないのかを理解してもらうことの方が重要だと思っています。

また、ユーザーだけでなくクライアント様にも利益のある解決策を考えるために常に中立的でいたいと思っています。


ー研修やワークショップを、社内だけでなく、社外の企業向けにも開催されていますよね。反響はどうですか?

新しいサービスやアイデアを考えたり、ユーザビリティの向上を目指す企業に向けて、UXとは何かといった初歩的なところから、良いプロダクトを開発するための具体的な手法などをお伝えするセミナーや、ワークショップなどを定期的に行っています。

参加される方々からは、「ネットで検索して出てくる情報だけでは、どのように業務に適用すれば良いのかわからない」という声を多く聞きます。参加者のモチベーションはものすごく高いので、私もやりがいがあります。真剣に学ぼうとする姿勢を見ると、こちらももっと頑張ろうという思いになります。

中でも、研修に参加された方から数ヶ月後に「HCD-Net人間中心設計専門家の試験を受けた」という連絡をもらった時は本当にうれしかったですね。

フェンリル社内でも勉強会を主催したりしていますが、私だけでなく、フェンリルのスタッフは自主的に様々なテーマで勉強会を盛んに実施しているので、恵まれた環境だな、と感じます。


ーさいごに、今後の夢を教えてください

とにかくストレスなく楽しく過ごしたいです。今はプライベートにおいても、自分ではないユーザーの視点からサービスを客観的に見てしまう職業病とも言える状態なんですが、自分中心に、一人のユーザーとしてそういうサービスに囲まれて生活できたら幸せだと思います。

いかがでしたか?

中村は、今回のインタビューに際し、私(インタビュアー側)が求めている回答になっているかどうかや、回答に不備はないかなど、細かなところまで配慮してくれました。さすが人間中心設計専門家!  多忙な中のインタビューにも笑顔で対応してくれる姿勢に、プロフェッショナル性を感じました。

9月5日(木)に大阪で開催される、フェンリルのデザイナーが主催するセミナー「DESIGNへ、」に、  中村が登壇します。先日東京で開催し、ご好評いただきました。セミナーの模様は、Wantedlyでお伝えする予定ですので、お楽しみに!

DESIGNへ、~ Fenrir Designers Conference #1 /アプリUXのためにわたしたちができること~     https://www.fenrir-inc.com/jp/news/2019/08/01/seminar-190905/


次回の社員インタビューもお楽しみに!

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