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リリース半年で顧客・現場要望の9割を実現できた理由 | 業界を変えるプロダクト『Facilo』のプロダクト開発チーム

ーー 梅林
Facilo (ファシロ) のプロダクトチームは、技術が得意というより、技術を使って問題を解決することが得意なチームだと、僕は思っています。
リリースから半年、業界大手クライアントも増え、順調に拡大してきました。ここからさらに加速していく予定ですが、組織の大きさではなくて、むしろ少人数でユニコーンを目指す。「このプロダクトのエンジニアってこれだけですか?」って驚かせるくらいがかっこいいと思ってやっています。



梅林 泰孝
取締役 CTO
新卒でGoogleに入社し、検索品質向上チームに従事。その後、サイバーエージェントで「AirTrack」を開発責任者として国内最大の位置情報プラットフォームに成長させる。米国シリコンバレーでSmartNewsのTechLeadとして、日米中のチームでMAU2000万超の大規模Push通知基盤をマネジメント。Facilo共同創業者として、現在もシリコンバレーを拠点に活動中。


▍リリースから半年、顧客・現場要望の9割を実現

ーー 梅林
プロダクトを正式にリリースしてから半年だけで300を越えるアップデートをしました。お客さんからの要望やセールス・CS提案の実に9割近くをカバーしたことになります。当初からお客さんの反応は良かったですが、今の方が満足度が格段に高いと思います。
これだけの開発速度と質を実現できているのは純粋にすごいことだと思いますし、改めて、Facilo の開発メンバーとして、この3人に声をかけてよかったなと感じますし、頼りにしています。

ーー 梅林
Facilo の開発メンバーは、僕を含めて4人 (2023年11月時点) で、バックエンド3人、フロントエンド1人です。
紹介していくと、バックエンドは、ロボさん (齋藤さん) と村岡さんが担当してくれています。開発スピードはもちろん、この二人のすごさは、不具合や事故が圧倒的に少ないことにあります。



村岡 大輔
プロダクト開発部門・バックエンド担当
国内最大規模のアドテクノロジー企業Genieeに新卒で入社。1年目ながらSSPバックエンドチームリーダーに抜擢される。SmartNews参画後は、TechLeadとして広告配信のバックエンドサーバ開発チームを担当。中国オフィスのチームと協働しながら広告配信サーバ全般のアーキテクチャ改善、米国ユーザーへの広告配信プロジェクトなどに従事。

ーー 村岡
前職が一緒だった縁で声をかけてもらい、面白そうなサービスだと感じました。人生において不動産は切り離せないものですし、業界を知る良い機会にもなるなと思い入社しました。
褒めてもらえるのは嬉しいですが、大きな不具合を起こさないのは当たり前のことなので、特別に意識していることはあまりないです。スピードは維持しつつも慎重に開発を進めています。



齋藤 大
プロダクト開発部門・バックエンド担当
愛称はロボさん。ACM/ICPC国内2位・アジア3位に入賞。日本学術振興会の特別研究員として東京大学大学院博士課程Ph.Dを取得。DeNA入社後は、女性向けコミュニティメディアMERYのバックエンド開発に従事。SmartNewsではTechLeadとして広告配信とニュースランキングのバックエンドサーバ開発チームに所属。

ーー ロボ  (齋藤) 
入社の決め手は、梅さんでした。信頼する梅さんがいるなら大丈夫だろう、くらいの気持ちです。一緒に仕事をしたことがあって、当時から普通のエンジニアとは違うというか、起業家精神みたいなものを感じることも多くて、この人は現実の問題を解くための一番の近道が技術だから、それを身に着けているんだろうなと思っていました。それでいて技術力もすごく高かった。
そんな人が起業するんだから一緒にやりたい、と。妻も最初は心配していましたが「梅さんの会社だから大丈夫」と説得しました。

ーー 梅林
ロボさんの奥さんは、僕やCEOのことをご存知なかったですし、スタートアップなのでご不安だったと思います。当時は、3人で食事会をしたりして、事業のことやCEOの人となりの説明をしましたね。最終的にはちゃんとした会社だと思ってもらえたようで、ロボさんの入社を了承してもらえました。

ーー 梅林
Facilo は不動産売買におけるコミュニケーションツールです。
クライアントは不動産業者さんで、ユーザーは家や部屋を売り買いしたい一般の消費者さんです。主にそのユーザー向けの画面開発やUI/UX設計を手掛けているのがレオさん (折原) です。
トライアルでは一部の支店にしか導入しないお客さんもいますが、ユーザーから他の支店にもFaciloを入れてほしいと言ってもらえることも多いです。レオさんのおかげもあって、ユーザーが迷わず、気持ちよく使えている証拠だと思います。



折原 レオナルド賢
プロダクト開発部門・フロントエンド担当
愛称はレオさん。新卒でサイバーエージェント入社後、LINEビジネスコネクトAPI、AIカスタマーサポートなど多様なプロジェクトに従事し、インフラ設計からフロントエンド、UI/UXまで幅広い経験を積む。全社の新人賞を受賞。LINE転職後は、7500万MAUのLINE NEWSのフロントエンド開発を担当し、Front-End Advocatesとして対外活動も行う。

ーー レオ (折原)
そういった声を直接聞けるのが、この会社の良いところですね。
私は、不動産テックというところに一番興味を持ちました。私自身、マンションの売買経験があって、やっぱりけっこう大変だったなと梅林さんの話を聞いた時に思い出したんです。そして、そこにテクノロジーって全然使われていなくて、これはもっとやりようがあるなって可能性を感じました。

ーー 梅林
今までたくさん優秀な人に出会ってきましたし、一緒に働きたい人も大勢います。
でも、特にこの3人にしたのは、スキルや人柄もそうなんですが、良い意味でエンジニアとしてのエゴが小さいというところかもしれません。技術的なトレンドや自分の得意分野へのこだわりよりも、チームのサイズやプロダクトのフェーズを加味した提案を重要視してくれたりします。
だからこそ、この開発速度と安定性を実現できていると感じていますし、結果的に一番お客さんに価値貢献できる体制になっていると思っています。


 ▍一人ひとりがプロダクト作りに携わっている空気感

ーー 村岡
今までの会社と比べると、各チームの距離感がすごく近くて、密接だなと感じます。
セールス・CSがお客さんからの要望や改善提案をまとめてくれているのですが、エンジニアはそれを直接見に行って、気になったことがあれば本人に直接聞きます。そこに、マネージャーやPMがいないんです。プロダクト定例に、セールス・CSも参加してくれていますし、開発チケットについて一緒に議論することも多いです。

ーー レオ (折原)
問題提起してくれた人と直接コミュニケーションがとれるのは、個人的にはすごくやりやすいです。
今までの経験上、プロダクト作りがうまくいかなくなってくると、CSメンバーからCSマネージャーへ上がって、PMから開発マネージャーを経由して、デザイナーを通って、と間にたくさんの人が挟まるようになります。これ自体が悪いとはいえませんが、いつの間にか「本当は誰の何を解決したかった」がわからなくなってしまう。



ーー 梅林
組織の壁がないように気をつけています。CEOの紘さんも僕も、セールス・CSも含めてチーム横断でプロダクトを作っているという空気感をすごく大切にしている。お客さんや現場の生の声がちゃんとプロダクトに反映されていけば、全員にポジティブな効果がある。

ーー ロボ (齋藤) 
お客さんの声や現場要望を書けるといっても御用聞きみたいな人がいないところもこの会社の強いところかもしれないです。困っているのは業務フローのどこか、お客さんやその担当者の固有の問題ではないか、深くまでヒアリングしてまとめてくれています。なにより、現場のセールス・CSは不動産業務にも、プロダクトにも恐ろしいくらい詳しい。
あとは、みんな当事者意識が高いというか、誰かがやってくれる、なんとかしてくれる、みたいな考え方をしていないです。全員が目の前のお客さんやユーザーに責任を持って向き合っている。




▍開発を加速させるプロダクトオーナーの重要性

ーー 梅林
全チームを巻き込んだ開発を実現する上で、開発優先度の確かさと全員の納得度はなくてはならないものだと思っています。Faciloは、CEOの紘さんがプロダクトオーナーとして最終意思決定権を持っていて、全員から信頼されている。なので、組織の壁がなく、コミュニケーションの階層を減らして開発ができている最も大きな要因はCEOへのリスペクトだと思っています。
第一に紘さんは、ドメイン知識が誰よりも広くて深い。日本とアメリカ両方の不動産業界を見てきていて、今でも第一線で知見を吸収している。そのうえで、意思決定においては、業務課題や会社・プロダクトとしての方向性、背景といったところを丁寧に共有してくれる。だからこそのリスペクトです。



ーー ロボ (齋藤) 
現場にある課題への解像度がものすごく高い。だからこそ、ここに一緒に進んでいこう、と納得して開発できる。これは、私たちにとってもすごく大きな支えになる。

ーー レオ (折原)
ユーザーの画面を作るフロントエンドだと特にかもしれませんが、ユーザーの困っていることや目的が掴めないまま開発しているとすごく不安になる。「これは刺さるのかな」「これでいいのかな」って怖くなってしまうものなんです。
だから、紘さんから丁寧に説明してもらえると、すごく安心して開発に集中できる。しかも、困りごとや業務への解像度が上がれば、こちらからもアイデアが出せる。

ーー 村岡
紘さんは、どうやったらエンジニアが成果をだしやすいか、やりやすいかもすごく考えてくれていると感じます。
普段の会話や機能の要件定義はもちろんですが、社外関係者と開発要件を握る場面でもプロダクトの今後を考えた意思決定やエンジニアにとって大きなトラブルにならないための配慮をしてくれています。なので、すごく頼りにしているし、色んな面で信頼しています。



ーー 梅林
フィードバックの仕方もすごく意識してくれていると感じています。エンジニアは、開発したらリリースしたい生き物で、リリースがすべてといっても過言ではない。
まず、紘さんは、依頼したらすぐにフィードバックを返してくれる。エンジニアは待ち時間を減らせるし、より早く前に進める。だから、反応が速いのはそれだけでありがたい。
あと、僕が感じているだけかもしれないですが、フィードバックを小さくしすぎないように気にかけてくれている気がします。紘さんから見て完璧でなくても、解決したい問題が解決できていれば妥協してくれているんじゃないかな、と。細かくラストワンマイルを詰めだすと、コミュニケーションコストは大きくても、得られるものは少ないし、小さいイライラは蓄積してしまう。そういうことも理解して接してくれているんじゃないかと思ってます。
だから、Faciloの開発がうまくいっている要因のひとつはプロダクトオーナーである紘さんの存在にあります。



▍反応がダイレクトに返ってくる開発の面白さ

ーー レオ (折原)
効率的に開発をしていくという意味でも、お客さんの声は重要ですが、単純にやりがいにもなります。新機能やリリースに対する感想が、直接リリース日に返ってきたりするので、面白いです。
toC向けのサービスでの開発経験が長いので、そこと比較すると、特定の誰かを思い浮かべながら開発できるのは、より手触り感があります。

ーー 村岡
お客さんが思い浮かべて開発できるというのは、本当にそう思います。
セールスやカスタマーへの問い合わせもよく見に行っていて、そこから勉強になることも多いです。他にも、CSがお客さん先に訪問して導入の研修をすることがあるので、エンジニアも同行することがあります。開発に限らず、全員が一次情報に触れているというのは、やっぱりプロダクト作りにとって重要なことだと思いますし、それができる環境はありがたいです。

ーー ロボ (齋藤) 
提案してくれたCSにリリースを伝えたりもしますし、逆にCSからお客さんの反応を送ってもらえたりします。やっぱり、そういうのはモチベーションになります。
toCや大きなサービスになるほど、滞在時間とか利用率とか、それ自体が正しいのはわかるんですが、利用者の気持ちを考えず、最終的に謎の統計値を追いかけるために施策を考えるみたいなことも起こるので。その点は、梅さんや紘さんがすごくしっかりリードしてくれている。



ーー 梅林
現場の生の声を活かした開発は、お客さんにも、プロダクトにもポジティブな効果をもたらしています。なので、今後、組織がスケールしても継続していくつもりですし、そうできるようにするのが僕の仕事だと思っています。
最初に話したように、世界最大のエンジニア集団を目指してるわけではなく、少人数の筋肉質なチームでユニコーンを目指しています。Faciloでは、プロダクトの拡大期を経験したい、手触り感のあるプロダクト開発に参加したいという仲間を募集しています。
ぜひ「話を聞いてみたい」からお声かけください。




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