これまでの道のり
ZACとの出会いは転職活動中でした。当時の私は理想と現実の狭間で一人でもがき苦しんでいました。ZACの最終面接の際、警察官を志した理由と辞めたいと思ってしまった理由などの本音を代表に全部吐露してしまったのですが、代表は「警察官時代の上司はきっとこういう意味で言ってくれたんだと思うよ。」とその指導の真意を解説の上、「でも、志ある新人を真意が伝わらずにこういう気持ちにさせるのはもったいない。その上司が伝え方を知っていたら...」という話をしてくださいました。
その時私は雷に打たれたような思いでした。今思えば当たり前のようなことですが、世の中には私のようにリアリティ・ショックを感じて長年夢見た職業を辞めようとしている人や、リアリティ・ショックを和らげる技術やその仕組みを知らないがために、よかれと思って言ったことが部下を辞めさせることに繋がってしまうという人がたくさんいるのだと気づかされたのです。警察官もそうですが、医療業界もその職業を夢見てなったという方が比較的多い職業だと思います。そうした方が一時的なリアリティ・ショックで職を辞したり、現実を前に「そういうもんだ」と諦めたりせずに済むような環境づくりをするお手伝いができればと思い、入社を決意しました。
これからの展望
医療・介護業界でお仕事をさせていただく中で、この業界はリアリティ・ショックが非常に起こりやすい現場であることを実感しました。患者さんや利用者さんにこうしてあげたい、こういうケアをしてさしあげたいという気持ちとは裏腹に、人手不足な上に次から次へと処理すべきことが舞い込んでくる。命を預かる現場ですから、ミスがあれば強い口調で叱られることもあると思います。そのような中ですから、最初のうちは患者さんや利用者さんと思い描いた関わり方をできないことがほとんどでしょう。実習等で、ある程度体験があるとはいえ、リアリティ・ギャップを感じないという方が難しいのではないでしょうか。ですが、そのショックを和らげる仕組みを体系的に取り入れている組織はまだまだ少ないように思います。
警察官時代の上司からの指導も今思えば純粋に自分のことを思ってくれてのことだったのだろうと思うのですが、その真意を理解するには当時の私はあまりに未熟でした。ですがだからこそ、未熟な新人はどういう言葉で心を挫かれてしまうか、どういう関わりが心に火を灯すか、身をもって体験することができました。この経験と、ZACが20年以上の歳月を経て開発してきた「人の心に火を灯す」技術と仕組みの力を駆使して、誰もが堂々と夢や志を語り、ままならない現実を前にしてもいきいきと挑み続けられる環境を作るお手伝いをさせていただきたいと願っております。
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