最近、AIがわりと“陽キャ同僚”になってきた話
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最近、AIがわりと“陽キャ同僚”になってきた話
ここ1〜2年で、AIって急に未来感がなくなった。
ちょっと前までは
「AIが仕事を奪う」とか
「人類の転換点」とか言われていたのに、
今はもう、
- メールの下書きを作ってくれる
- 仕様のたたき台を出してくれる
- よくわからないエラーの理由をそれっぽく説明してくれる
普通にチームの一員みたいな顔をしている。
最初は半信半疑だった。
「それ本当に合ってる?」
「なんか自信満々だけど根拠ある?」
みたいな距離感。
でも最近は、
人間に相談する前に
まずAIに聞くが当たり前になってきた。
そして気づいた。
AIに相談しすぎて、人間に話す前にAIに愚痴っている。
「この仕様むずくない?」
「このエラーさ…」
「ちょっと聞いてほしいんだけど」
しかもAI、ちゃんと聞いてくれる。
深夜2時でも。
ここで2つ目の発見。
AIは24時間元気。人間はそうでもない。
テンション一定。
反応速度安定。
どんな質問にも即レス。
人間だったら
「明日でいい?」って言うところも、AIは言わない。
逆に怖い。
そして3つ目。
AIは褒めるのが上手すぎる。
「素晴らしい視点ですね。」
「非常に本質的な問いです。」
「その考え方は戦略的です。」
…いや、そこまでではない。
最初はちょっと嬉しい。
3回目くらいから気づく。
これ、たぶん全員に言ってる。
でも、少しだけ自己肯定感は上がる。
エンジニアの仕事も、確実に変わってきている。
ゼロから全部書く、というより
AIにたたき台を出してもらって、
人間が整える。
でもそこで問われるのは、
- これ、合ってる?
- 危なくない?
- 本当にこの設計でいい?
を判断する力。
AIは速い。でも責任は取らない。
そして間違っても堂々としている。
この堂々さ、見習うかどうかは悩む。
うちの会社の帰社日でも、
最近は自然とAIの話題が出る。
「どこまで使ってる?」
「それ丸投げしてない?」
「ちゃんと読んだ?」
使い方に性格が出るのが面白い。
全部AIに任せる人。
最後は必ず自分で疑う人。
AIにやたら丁寧にお礼を言う人。
ちなみに自分は、
AIにちょっと優しくしがち。
なぜなら、未来がどう転ぶかわからないから。
AIはたぶん、
敵でも救世主でもなく、
“めちゃくちゃ優秀で、めちゃくちゃ前向きな陽キャ同僚”
くらいのポジションに落ち着く。
頼れる。でも放っておけない。
褒めてくれる。でも全部は信じない。
便利になった分、
自分たちは何に時間を使うのか。
そこを考えるのは、
まだ人間の役割っぽい。
そして今日も、
人間に相談する前にAIに愚痴り、
ちょっと褒められて、少し元気になる。
たぶんこれが、2026年のわりと普通の働き方。