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新卒の私が『DELISH KITCHEN』の新規事業の立ち上げを経験。若手でもたくさん打席に立てるからこそ感じられる自分自身の成長

※この記事は、株式会社エブリーのオウンドメディア「every.thing」にて2021年12月9日に更新されたものです。(https://everything.every.tv/20211209/

高 麗君
DELISH KITCHENカンパニー コンシューマ事業部 プレミアムユーザ企画グループ
2016年中国の大学卒業後、2017年から1年間早稲田大学の政治経済学科の履修科目生としてジャーナリズムを学んだのち、翌年、慶應大学大学院メディアデザイン研究科に入学。2019年よりエブリーでインターンを開始し、2020年大学院卒業後、新卒でエブリーに入社。グローバル事業の立ち上げを経験後、現在はコンシューマ事業部プレミアムユーザー企画グループに所属。プロダクトマネージャーとして、プレミアム会員向け機能の拡充や、新規登録ユーザ拡大のためのマーケティング施策等を担当。

新卒で入社したメンバーに、どのような思いで入社し今どのような思いで働いているのかインタビュー!今回は2020年に入社したプロダクトマネージャーのメンバーに詳しく伺いました。

新規事業への挑戦は社内起業のような感覚だった

ー現在担当している業務を教えて下さい!

高:DELISH KITCHENカンパニーのコンシューマ事業部プレミアムユーザ企画グループに所属しています。プロダクトマネージャー(以下、PdM)として、グループ最大のミッションである「新規登録ユーザーの拡大」に繋がる施策を考えて、デザイナーやエンジニアと連携しながら日々PDCAを回しています。

ー日本へ留学されたのはなぜですか?

高:中国の大学に通っているときにインターンをしていて、その中で日本の企業と一緒に仕事をする機会が多かったんです。関わっていくうちに「日本の企業や市場の勉強をしたい」という思いが芽生えてきて、日本への留学を考え始めました。大学卒業前に、「そのまま就職するか」、「日本へ留学するか」迷っていたのですが、先輩に「今しかできないと思う方を選んだ方がいい」とアドバイスをもらい日本へ留学することを決意しました。

ー中国は、ITの普及が進んでいて先進事例も多いイメージですが、なぜ日本の企業や市場の勉強をしたいと思ったのでしょう。

高:確かに中国は電子決済などインフラのオンライン化を筆頭に、日本より進んでいるところもありますが、何よりもスピード重視なんです。中国はとりあえずたくさんサービスをリリースして、何か問題が起きたら対応するのが一般的なのに対し、米国や日本などは、リスクを先に洗い出して十分な検証を行ってからサービスをリリースします。個人的にはそういった開発体制の方が企業や市場の長期的な発展に繋がると考えており、日本の企業や市場を学びたいと思いました。

また、中国のユーザー特性も5,6年前に比べて変わってきていて、個人情報漏洩などのリスクに対する関心が強くなっています。サービスや構造が変革するタイミングに差し掛かっているのかもしれません。

ー就活はどのように進められていたのですか?

高:学生時代にメディアデザインを学んでいたため、インターン先は動画メディア事業を行っている会社を軸に探しました。最初は有名な動画プラットフォームのインターンを経験しましたが、いわゆるメガベンチャーと呼ばれるような会社だったので、従業員数がかなり多かったんです。その分意思決定を行うレイヤーが高く、インターンは上から与えられた仕事をただこなすことが多くて自由度が高くないと感じました。もっと若手のうちから裁量を持ち、打席数多く成長機会がある企業で働きたいと思うようになりました。

ーその後エブリーでのインターンを開始されたのですね。実際にエブリーで働かれてどうでした?

高:インターン生のうちから新規事業の立ち上げを任せてもらいました。メンバーは私ともう1人のインターン生2人でやっていたのですが、事業計画書を書くのも初めてだったので他の事業部の事業計画書をとにかく漁って読むところから始めました。社長をはじめとした経営陣の前で、実際に私たちが作成した事業計画書についてプレゼンし、フィードバックを元に修正してまたプレゼンし、それを繰り返しながら事業計画書を作成していきました。このように自分の作成した事業計画書に対して社長から直接アドバイスをいただけることはなかなか他社では経験できないことだったと思います。どういったことをやりたくて、それを達成するためには何が必要なのか、その根拠となるデータは何かなどを考える論理的思考と、それらを筋道立てて説明するスキルが非常に養われたと感じています。

信じて任せてもらえるから強いオーナーシップが生まれる

ー今のフェーズのエブリーならではかもしれませんね。その後エブリーに入社されたのはインターンでの経験が大きかったのでしょうか。

高:そうですね。インターン時代にたくさん打席に立てたからこそ成長機会も多く、他社に比べて自分の成長スピードが早いことを実感できたことが、エブリーに新卒で入社する理由としては大きかったです。さらに、エブリーの育成方針が私にとても合っていたんですよね。新規事業の進め方や意思決定などのほとんどを、私たちインターン生2人を信じて任せてくれていました。もちろん、方向性が間違っていたり、先を見据えることができていなかった時は軌道修正してくれますが、きちんとしたデータに基づく根拠があれば、私たちが考える正解に向けて挑戦させてもらえました。その後、新規事業はクローズすることとなりましたが、インターン時代に事業の最前線に立てた経験はどれも今後の成長に繋がるいい機会だったと思っています。

ー現在は、DELISH KITCHENカンパニーのコンシューマ事業部に所属されていますが、新しい部署でも成長機会はたくさんあると感じますか?

高:もちろんあります!インターン時代、効果検証や方針決めの際にデータの重要性を痛感したので、異動してまずSQLを学び始めました。同じチームにエンジニアからPdMにキャリアチェンジされた方がいたので、その先輩からSQLやデータの分析の方法について教えていただきました。データを活用することで、より効果的なLPクリエイティブの企画を考えることができるようになりました。また、新規事業の際はインターン生2人で広告の運用やクリエイティブ作成など全ての領域のことをやっていたのですが、現在はデザイナーやエンジニアなど各分野の専門メンバーと連携しながら進められるので、施策を考えることによりコミットできて企画力の向上に繋がっていると実感しています。

ーエブリーの魅力はどんなところだと思いますか?

高:大きく2つあります。1つ目は先程から何度もお話ししているところですが、打席数が多く、若手でも裁量を持って働けるところです。

2つ目は優秀な方が多いところです。20代から新規事業を立ち上げて事業化してこられた方や執行役員や取締役として会社全体の経営に携わっている方、様々な企業で経験を積み幅広いビジネスモデルの知見をお持ちの先輩方が揃っています。また、メンバーひとりひとりもスピード感を持って業務を進められていて、施策を提案してから検証までの期間が本当に早いです。役員の方々に直接指導いただきながら働けたり、優秀なメンバーのみなさんと一緒に働けるのはとても貴重な体験で、自分自身の成長につながっていると感じますね。

エブリーにはサシマネ!制度や部活動制度があり、他事業部の優秀な先輩方とも関わることができる環境が整っています。他チームの動きなども含め常に情報をキャッチアップして、自分達のチームにも応用できるところはないか探していたりしますね。

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ーそういった他のチームの情報のキャッチアップができるのもエブリーが透明度の高い情報を共有する社風だからかもしれませんね。

高:そうですね。Slackは他カンパニーのチャンネルなどもオープンになっています。また他の新卒社員の方もおっしゃっていましたが、毎月第1金曜日に全社会議(通称「FEM(Friday Evening Meeting)」)も開催されていて、全社の業績や他事業部のフレッシュな情報をまとめて得られる機会があることもとてもありがたいです。エブリーでは成長フェーズが異なるサービスを複数運営していますが、それぞれのビジネスモデルを持っているので他事業部の動きはPdMとして施策を打ち出す際に非常に勉強になります。

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ーよくある1日のスケジュールを教えて下さい!

高:大体10時には始業し、朝会ではチームメンバーの予定と確認事項を共有します。午前中の作業時間で進行中の検証や施策のデータフォローを行い、新しい案件がある場合はエンジニアやデザイナーと仕様を確認し、他社事例や関連データを調査します。午後からは空いてる時間で必要なデータを抽出し、問題点を分析しておきます。15時半からの夕会ではプロジェクトの進捗を確認し、諸々必要事項の共有しています。その後デイリーデータを確認し、施策の調整と課題の整理を行い、19時頃には終業するというパターンが多いです。

終業後は飼っている猫と戯れたり、イラストを描いたりと自分の趣味に時間を使うことが多いですが、寝る前に必ずIT業界の動向をチェックする時間を設けています。また、コロナ禍になるまで休日は友人とホームパーティーをすることもありました。パーティーでは『DELISH KITCHEN』のレシピを作ったりしていて、特にチーズフォンデュのレシピは簡単な上に大勢でも楽しめて友人に大好評でした!自分たちのサービスが身近な人を笑顔にできたり、「料理を作る楽しさ」といった価値を提供できているんだと改めて実感できました。これからももっと「食」のIT化が進む中で友人がびっくりするような新しい価値を提供していきたいなと思います。


ユーザーに「使ってよかった」と思ってもらえる新しいサービスを企画し、育てたい

ー「食」という生活に密着したサービスである『DELISH KITCHEN』ならではの体験かもしれませんね!今後さらに挑戦していきたいことはありますか?

高:今後はPdMとしてサービス改善やUX改善を行うことで、ユーザーやクライアントへより多くの価値提供ができるよう施策をもっと打ち出していきたいです。そして、ゆくゆくは自分自身でも新しいサービスを企画して、今の『DELISH KITCHEN』のようにユーザーに「使ってみてよかった」と思えるサービスを育てることにも挑戦してみたいと思っています。

ーまた更なるステップアップを目指されているんですね!では最後に、IT企業で働きたいと思っている学生の方に向けてメッセージをお願いします!

高:IT業界全般の情報についていつも関心を持つことが大事かなと思います。特に話題になっているようなトレンドの技術はその用語の意味だけ調べて満足してしまいそうになりますが、大事なのはその技術が私たちの暮らしにどのように利用され、私たちの生活がどのように変化するのかということだと思います。

私が携わっている『DELISH KITCHEN』は「食」の領域で人々の生活を豊かにしていくことがミッションです。人々の生活に密着しているサービスは世の中の状況によってトレンドも移り変わったりするので情報のキャッチアップも大変です。しかし、誰しもが密接に関わっている「食」という領域だからこそ、身近な人を笑顔にできるというやりがいもあります。そういった社会の変化に柔軟にそしてスピーディに対応できる人、身近な人を笑顔にしたい人、そしてたくさんの打席に立って成長したい方はぜひ一緒に働きましょう!

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