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訪問介護事業をはじめとする様々な介護ビジネスを展開するユースタイルラボラトリー。今回は、エンジニアとして活躍する河瀨さんにお話を伺いました。
河瀨翔吾(2019年2月入社)
約15年ほど受託のウェブ系の会社でジャンルを問わず、ECサイトや大学受験の出願システムの業務を経験。現在は、エンジニアとしてシステム開発の業務に加えて、チームメンバーのサポートや他部署との連携に関する業務を担当しています。好きなアイドルはももクロ。
介護との出会いは偶然でした
ー-入社のきっかけを教えてください。
ユースタイルに入社したきっかけは、知人の紹介です。もともと携わるプロダクトの業界にあまりこだわりを持っていなかったこともあり、入社を決めた当初は介護に対して熱い思いはそこまでありませんでした。社会課題に貢献できていいな、くらいの温度感でした。
ー-新サービス開発へのやる気に火がついた出来事があると聞きました!
入社してから、介護現場を取りまとめる社員から現場の現状や課題を聞く機会がありました。介護現場では利用者様一人ひとりに向き合あいサービスを提供することに加え、日々の事務作業をしなければならずこのやり取りが煩雑であることを聞きました。
介護現場をとりまとめる役割の社員にとっては、シフトの管理や請求業務が重荷となっていることも知りました。
介護現場の社員の話を聞いて最初は全然イメージがわかなかったのですが、自分でも厚生労働省のウェブサイトでいろいろ調べたり、本社の管理部門とやり取りをするうちに、だんだん理解が深まりました。
そして、困っている目の前の仲間を少しでも支えるためには、もっと使いやすいシステムをつくらねば!と思うようになりました。
訪問介護の課題を解決したい
ー-どんなプロダクトを開発していますか?
介護は大きく分けて、施設で提供する介護サービスと利用者様のご自宅で提供する訪問介護サービスの2つに分かれます。そのうちユースタイルは、約10年間訪問介護事業で培ったノウハウを生かして、プロダクトを開発しています。
主なプロダクトを2つ紹介します。
1つ目は、既存のDXとは一線を画した介護事業支援システム「careid(カレイド)」です。訪問介護事業所における事務負担の多くは、請求業務とシフト作成が占めています。careidではこれらの手続きを、効率よく手続きをするためのシステムです。
今後は、他事業所との連携や人材の効率的な活用を促進するための機能を開発していきます。
2つ目は、訪問介護事業所とヘルパーをつなげるマッチングプラットフォーム「近所ワークス」です。訪問介護の現場では人手が不足している中、利用者様の都合によりヘルパーの仕事が突然なくなることがあります。訪問介護に従事するヘルパーの多くは、アルバイトのため、仕事がなくなると収入がなくなってしまうことを意味します。この現状を解決するためにできたサービスが、近所ワークスです。
介護現場の仲間と一緒に自社開発プロダクトをつくる
ー-自社プロダクト開発に取り組むやりがいを教えてください
社内にある介護現場のスタッフが自分たちがつくったシステムを使ってくれるので、お互いに意見を出し合う環境で仕事ができています。
「前のシステムで○○はできていたんだけど、今はできないの?」という意見もあれば「すごく便利になっていてありがたい」いう声を定期的にもらっています。これらは、同じ会社の仲間だからこそ得られるものだと思っています。
同じ会社の人が使ってくれる安心感から、思い切っていろいろなことを試すことができるのも強みですね。
このやり取りを通じて、現場のスタッフを含めチームで「自社のプロダクト」を作り、一緒に目標に向かって進んでいることを感じられています。
現場スタッフは、お客さまではあるけども仲間でもある、そんな存在です。お客さまに喜んでもらうのももちろんうれしいけど、社内の人に喜んでもらえることはまたちょっと違う嬉しさがあります。
なぜ作るのかをとことん理解する
ー-仕事をする上で大切にしていることはありますか?
事業責任者とコミュニケーションをとって、なぜそのプロダクトを作るのか、どんな課題を解決したくて、何を実現したいのかをとことん話して共通認識をもつことを心がけています。
ただ単に依頼された作業をこなすのではなく、ビジネスの仕組みを理解した上で一緒に作っていくことは大切だと思っています。
お互い共通認識をもっておくことで、別のより良い提案ができたり、行き違いも減らすことができるので、これはエンジニアチーム内でもよく話題にするようにしています。
アジャイル開発に挑戦中
ー-今後挑戦したいことを教えてください。
2021年に careid の開発チームでスクラムを導入し、アジャイル開発に取り組み始めました。XP のプラクティスなども積極的に取り入れつつ、アジャイルの哲学を学ぶことでチームが一丸となってユーザーにすばやく価値を届ける楽しさを味わうことができました。今後は他の開発チームにも広げていきたいと考えています。
また介護業界はデジタル化する余地がまだまだあり、作りたいものもたくさんあります。今はまだ十数名の小さなチームですが、どんどん仲間を増やして様々なサービス、プロダクトを世に送り出していけるようにしていきたいです。