年間最大のイベントで、戦略を大胆に変更
福利厚生エキスポは、人事や総務の担当者が多数集まる、私たちにとって1年で最も重要なイベントの1つです。
今回は思い切って、これまでの「ブランド認知重視」から「導入促進重視」へと戦略を大転換しました。単に会社を知ってもらうだけでなく、実際にサービスを導入したいと思ってもらえる商談を創出することに集中しました。
本物のお弁当約100個で、リアルな体験を提供
最もインパクトがあったのは、約30種類に渡るお弁当を3セット、合計約100個のお弁当を実際に展示したことです。サンプルではなく、実際に販売している本物のお弁当を使うことで、「実際に購入できるお弁当はこういうもの」というリアルな体験を提供しました。
これは、Appleストアのような体験型接客を参考にしたアプローチです。横長ブースの特性を活かし、通路を歩く人にも商品が見えるよう配置を工夫。外部からのディスプレイ効果と、内部での詳細説明の両方に対応できる設計にしました。
白と紺のTシャツで、チーム一丸となって挑戦
メンバー全員が参加し、白と紺の統一Tシャツで臨んだ3日間。普段は個別に営業活動をすることが多いため、チーム全体で一つの目標に向かって取り組める貴重な機会でした。
毎日終了後には10-15分の夕礼を実施し、その日の成果や課題を共有。翌日の改善策を話し合うこの短いサイクルが、チーム全体の急速な成長につながりました。
展示会の客層が営業スキル向上に最適だった
展示会に来る顧客は、営業トレーニングに最適な「中間的な関心度」を持っていました。
テレアポでは全く興味のない相手と話すことが多く、問い合わせでは逆に非常に前向きな相手がほとんど。でも展示会では「少し話を聞いてみよう」という適度な関心を持った人たちとフラットに対話できます。
3日間で多数の顧客と対話を繰り返すことで、数ヶ月分の経験を一気に積むことができました。メンバー全員が「営業力が向上した」と実感できる、貴重な成長機会となりました。
小さな改善の積み重ねで、最適解を見つける
お弁当のぬいぐるみを使った集客を試みましたが、想定していた効果は得られませんでした。
- 初日:入口の反対側に配置したが、人通りが多く邪魔になった
- 2日目:動線を考慮し中央に配置したが、お弁当の後ろで目立たなくなった
- 3日目:最終的に端の方に配置することに
効果がないと分かったときも、「明日はこう改善しよう」とすぐに次の手を考える。この柔軟性と改善マインドが、私たちの企業文化の特徴です。
出社回帰の流れを肌で実感
2-3年前は「フルリモートなので不要です」と断られることが多かった企業が、今回は明らかに違いました。
「最近出社を増やしている」「オフィスに人が戻ってきている」という声を多く聞き、市場の変化を肌で感じることができました。これは机上の資料では分からない、現場でしか得られない貴重な情報です。
想定以上の反響と新たな課題
想像以上に多くの人が「このサービスいいですね」と興味を示してくれたのは嬉しい誤算でした。一方で、「地方なんですが対応してもらえますか?」という質問に「申し訳ございません、まだ対応エリア外で...」と答えなければならない場面も多く、新たな課題も見えてきました。
ただ、この課題も「エリア拡大を本格的に検討しよう」という前向きな検討材料として捉えています。
疲れたけれど、全員が楽しめた3日間
体力的にはハードでしたが、メンバー全員が「楽しかった」と口にしていたのが印象的でした。
日頃から営業スキル向上のためのロールプレイなどに取り組んでいますが、展示会はその集大成のような位置づけです。
9-10月には幕張メッセで同様のイベントを予定しており、年2回こうした「チーム全体で成長できる機会」を設けています。
一緒に成長していける仲間を求めています
データを見て改善し、チーム全体で挑戦し、失敗しても「次はこうしよう」と前向きに考える。そんな環境で働きたい方がいらっしゃったら、ぜひ一緒に頑張りましょう。
3日間で数ヶ月分の成長を実感できる、そんな刺激的な営業チームで働いてみませんか?