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現代の内定式のあり方について思うこと

こんにちは。社会福祉法人あかねの淺井です。

最近は涼しく過ごしやすい気候が続いていますね。近年はあつーい夏がだらだら続いたかと思えば突然冬!のような気候が多かったような気がします…。久しぶりの秋らしい気候にとても嬉しい今日この頃です。


さて、秋といえば?

食欲、芸術、読書…いろんな秋がありますが、やはり新卒採用担当としては「内定式」の秋です!

10月1日は全国的に多くの企業が内定式を執り行うのが通例ですよね。あかねでは残念ながら(?)内定式は行いませんが(その代わり内定者パーティを年内企画できたらいいなと密かに計画中…)、最近は内定式のあり方も様々ですよね。

今日はいろんな内定式のあり方について考えていきたいと思います。

そもそも内定式とは。

以下Wikipedia先生によると、

内定式(ないていしき)とは、就職活動において企業が選考活動で内定を決めたことで内々定となった学生に対して、倫理憲章で定められた解禁日である10月1日以降に正式な内定通知を渡すことを目的として実施する式典。

とあります。倫理憲章…?と少し聞き慣れない言葉が出てきましたので調べてみると、2013年までは倫理憲章という名で新卒採用を行う全ての企業が対象となる取り決めが存在したようですね。現在では採用選考指針という名称になっているようです。

話を戻しますと正式な場で内定を出し、それに対して承諾の返答をすることが目的の式なわけですね。


学生も企業も一旦の採用・就職活動の目安が10月1日

新卒採用を行なっていると、一旦の目安を10月1日の内定式において採用活動を行う企業様が大半じゃないでしょうか。最近は通年採用を行なっている企業も増えてきましたが、まだまだ新卒の就活スケジュールに則って開催されているところが多いように感じます。

昔就活エージェント時代、当時面談した学生から聞いた話ですが「内内定を辞退しようと思い企業に電話したら、とりあえず内定式だけきて!そのあと辞退していいから!」と言われた(お願いされた)と聞いたことがあります。採用側には「内定式まで●名に学生を連れてくる!来なければ罰!」というノルマでもあったのでしょうか…。(結局その学生はその企業からフェードアウトし、内定式には行かなかったそうです。)

確かに採用・就活において一つの区切りとなりますし、企業としては内定式で入社人数の大まかな算段がつくのでその人事さんの気持ちが分からなくもないですが…いや、やはり分からん。こんな会社もあるんですね。。


現代の内定式とは?

今年4月の入社式では「オンライン入社式」という言葉がTVなどでも多く取り上げられていましたね。
このコロナ禍の中、どこまで対面で行うのか…これってすごく悩みますよね。

特に今年は説明会〜面接まで、果ては内定者懇親会も全てweb!という企業も少なくなかったはずです。内定式くらいはちゃんとやってあげたい、入社までに顔合わせしておきたい、といろいろ頭を悩まされたところもあるんではないでしょうか。

今年になって急激に私たちの生活に入り込んできた「オンライン〇〇」、最初こそ違和感がありましたが今ではそこまで驚くことでもなくなってきたような気がします。


話をコロナが存在する2020年以前に少し巻き戻します。

内定式といえば大手企業のように高級ホテルにモデルや芸能人を呼んで盛大に執り行うところもあれば、社内の会議室で簡易に行うところまで様々だと思いますが、冒頭に書きました「正式な内定通知を行う式」という目的から、「もちろんそれもやるけどどっちかというと内定式を通じて内定者に会社をもっと好きになってもらいたい」という目的に少しずつ変化しているように感じます。

社員との交流や、少しでも学生の方に親近感を抱いてもらうためのウェルカムムービーなど、売り手市場で採用難の現代では、内定式は式自体より内定者フォローの一環としてとても大事なイベントです。

オンラインやオフラインなど形はどうであれ、私は「内定式」という形に捉われず学生へのおもてなしの場だと考えています。数多くの企業の中からうちを選んでくれてありがとう、という気持ちを伝えることができる場でもあると思います。もちろん過度な演出は入社後のギャップにつながりますので考えものですが、内定式という機会を利用して入社前に学生側も企業側もお互いの理解を深めるきっかけになるといいですね。

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